第13回 「那須ティーチイン」 -小児のアレルギー性疾患-

<アレルギー性の診断>
問診,鼻鏡検査,鼻汁中好酸球検査,血中好酸球数,RIST
X線検査,鼻腔通気度検査 等
<原因抗原の検索><重症度の評価>
問診,皮膚テスト(皮内テスト,スクラッチテスト,プリックテスト)
抗原特異的IgE検査,誘発テスト 等
治療法,治療薬の選択
図1.アレルギー性鼻炎の検査の流れ
(cm3/s)
600
(23歳 男性)
500
鼻
腔
気
流
量
400
300
:両側
:右側
:左側
200
100
0
0
1
2
3
4
5
図2.Nasal cycle の実測例
6
7 (時間)
表.急速免疫療法
奥田式 急速免疫療法
濃度・量
100万倍
10万
1万
1,000
100
0.05,0.1,(0.3),0.5
0.1,(0.3),0.5
0.1,(0.3),0.5
0.1,(0.3),0.5
0.05,0.1,(0.3),0.5
0.1,(0.3),0.5
0.1,(0.3),0.5
0.1,(0.3),0.5
0.1,(0.3),0.5
0.05,0.1,(0.3),0.5
0.1,(0.3),0.5
0.1
閾値
1,000倍
1万
10万
100万
1,000万
0.05,0.1,(0.3),0.5
0.05,0.1,(0.3),0.5
0.05,0.1,(0.3),0.5
0.1,(0.3),0.5
0.1,(0.3),0.5
・喘息非合併患者では閾値濃度 0.05mlから開始
・反応の強い場合には0.1mlと0.5mlの間に0.3mlを入れる
(奥田:モダンクリニカルポイント,金原出版,1991より改変)
鳥取大学式 急速免疫療法
・HDによる通年性アレルギー性鼻炎患者を対象
・入院治療 (下鼻甲介手術や鼻中隔矯正術を併施することが多い)
・閾値濃度又は閾値の10倍の濃度から開始
・1日4回注射 (8,11,14,17時)
・増量:1000倍までは100%増量,100倍,10倍は50%増量