情報システム企画設計の事例研究 シャボン玉石けん (株) 情報システム企画・設計特論 2004年5月27日(木) 2312004024 高橋 充 企業概要 【企業名】 【設 立】 【事業内容】 【資本金】 【売上高】 【従業員数】 シャボン玉石けん(株) 1949年5月 無添加石けん製造・販売 3億円 57億円 121人 システム導入の背景(1) 合成洗剤の製造販売をしていたが,無添 加石けんの製造販売に切り替えた所,17 年間赤字に苦しんできた ユーザが増加していく中で,「限られた人 員での効率的な事務処理」・「受注機会の 損失,顧客不満足の回避」を経営課題とし た システム導入の背景(2) 民生用の浴用石けんの需要が圧倒的で,顧 客は主に個人を対象としている。 売上高の約半分を通信販売が占め,その受 注をコールセンターが支えている 受注作業に対してコンピュータを利用してい たが,それでも処理が追いつかない状況 システム導入の目的 前年度比2ケタ台の受注の伸びに対し,顧 客からの受注への対応や業務煩雑化が問 題となった 電話を受け取った際に,各オペレータが顧 客に対する情報を瞬時に取得し,速やか な対応の実施 導入したシステムについて 導入システム ‐CTI(コンピュータテレフォニーインテグレーション) →電話やFAXをコンピュータシステムに統合する技術 ‐インターネット販売(BtoC) システムの特徴(1) 全社員参加の手作り型によるシステム -大手ベンダーと社員による検討の繰り返し -CTI導入の決定までに5年 -準備期間を1年かけた “情報化=機器・システム導入”という短絡 的な発想で留まらない,「経営と情報化の 連動」を強く意識している システムの特徴(2) NTTのナンバーディスプレイを組み込んだ CTIの導入 20台のPCをLANで繋ぎ,情報の共有化 システム導入による効果 受発注業務の効率向上 -人件費の削減 -伝票と値札の発行が同時に オペレータ間の情報共有化により,受注が 的確になった インターネット販売における受注は1日50 ~60件 今後の課題 得られた情報の多面的な活用 -電子メールによる情報提供 販売部門以外の部門との緊密な連帯 -SCMを取り入れる
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