第9章 独占 1 9.1 独占企業の行動 (売り手)独占 市場である財を供給している企業がひとつ しかない状態 独占企業は自らの利潤を最大にするように価 格と生産量の両方を決定する。 独占企業は価格支配力をもっている プライス・メイカーである。 売り手が一人 2 独占企業の特徴 独占企業の利潤 (1) py c( y) p:独占企業の生産する財の価格 y:生産水準 c(y):費用関数 3 逆需要関数 通常の需要関数 逆需要関数 逆需要関数 4 独占企業の利潤最大化問題 独占企業の利潤 (1)' p( y) y c( y) 独占企業の利潤最大化条件 限界収入=限界費用 5 6 総収入、平均収入、限界 生産量 価格(平均収入) 総収入 限界収入 0 1 14 14 2 12 24 3 10 30 4 8 32 5 6 30 6 4 24 7 2 14 7 需要曲線と限界収入 8 9 表9.2 逆需要関数 p=100-y 費用関数 c=10y 10 11 演習問題 A社はX財市場における独占的供給者であり、 この企業が直面している需要曲線は y=1300ー130p である。またこの企業の費用関数は C=y+500 である。このとき、利潤最大化を実現する生産 量、及び利潤を求めよ。 12 9.2 独占と市場 独占の弊害 独占企業主体的均衡点 独占利潤 消費者余剰 社会的余剰 独占の超過負担 死加重 厚生損失 13 価格差別 映画料金 14
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