Assessment of Sustainable Usage

地球サミット2012Japan
からの国連へのINPUT(概略)
2011年11月1日
自然資本利用のルール整備
長期の価値を維持するために
「利用者回復の原則(URP)」
長期資本財版の「汚染者負担の原則(PPP)」
 図書館、レンタカーと同じで、使ったら元の状態に戻す。
 再生可能な自然資本の多くは、共有財的性質をもつ
⇒“コモンズの悲劇”がおきやすい
“自然の回復速度を超えて利用した場合、
原状回復と機会費用負担の責任を有する”
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自然資本の価値を測る3つの視点
ここに注目
かけがえのなさ
(時間)
経済的価値
(お金)
自然の豊かさ
(生態学的指標)
Natural Capital: The goods and services from nature which are essential for human life.
劣化分を可視化する(回復時間)
持続可能性指標への“回復速度”概念の導入
既存の指標にはない
既存の指標に含まれている
回復速度
自然
生態系の回復能力
生
産
資源生産性
自然資本の
ストック
変
換
財・サービ
ス、
産業資本な
ど
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利用者回復の原則(URP)
自然資本の利用者が、環境負債を解消する責務を追う
減価償却(Gross) / Year
環境赤字
(外部性)
環境サービス
への支払い
ストック
自然の
回復力
商品に、「回復待ち時間」を
Time Foot Printとして表示
負債
交換
査定
環境負債
(Waiting Time
for Recovery)
相殺
Time Credit
Ecological Debt
Trading Place
補償
Ex) Invest
Natural Capital
環境報告書
Account(政府,ビジネス, プロジェクト,…)
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Green Economy~シフトへ向けてのイニシアチブ~
• 【新たなるものづくり】 Design Eco-Wealth
– 回復待ち時間最小化原理に基づく豊かさの再設計
• 健康で充実した人生を送るための回復待ち時間を最短にする社
会基盤への投資
• サステナブル・デザイン、有限設計研究に係る関係機関の連携、
共通プロトコルの策定
• 【情報社会基盤】 Standardise Green Info Structure
– グリーンエコノミーに関わる情報環境の整備
• 「Eco-Wealth」を管理、運用するための基礎的な情報構造の標準
の規定
• 自然資本の賦存量等についての国際的なデータベースの構築、
各主体による情報提供等
• 社会的責任購買を可能とする、商品表示の標準化と義務化の推
進
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RIO+20の成果への期待
• 90億人が「健康で充実した人生」を送ることができる
プラットフォームの確立
• 愛知目標を達成するグリーンエコノミー
– グリーン経済の基礎としての国連生物多様性の10年の推進
– 愛知ターゲットを達成するための生命流域圏づくりの推進
• 新たな持続可能性指標の確立
• 新たな発展パターンの模索
– Post MDGsへ向けた新たな発展パターンの検討
– グリーン経済を支える個人のエンパワーメント
• 自分の行動が社会の行動の変化をおこすことができる人づくりとその仕組み作り
• 文化資本の充実と伝承:愛の眼差しのある近傍のコミュニティ
• グリーン復興; 東日本大震災の経験を踏まえたレジリアンスのある持続可能な地域
づくり
– Utilize ISO26000: グリーン経営を支える枠組みの整備
• グリーン経営を支えるマネジメントツールとしてのISO26000の活用
• グリーン経済を支える資本市場の形成
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