4-3.基本的なPHPスクリプト

4-3.基本的なPHPスクリプト
2004年6月24日(木)
大北高広
01T6010F
◆文字列データの表示(出力)
演算子や文字列は、そのままPHPファイルに記述して
もWebブラウザには表示されません。文字や数値を表示
させるには、「print」「echo」を使用し、文字列を“”で囲み
ます。
print “こんにちは!”;
もしくは、
echo “こんにちは!”;
printもechoも、各行の行末に;をつけます。
行をまたがる場合は、
echo “こんにちは”,
“お元気ですか?”;
記述を<? ?>で囲んでPHPに埋め込みます。
<?
echo “こんにちは”,
“お元気ですか?”;
?>
Webブラウザで表示できるようにHTMLタグを挿入し、ファ
イル名をつけます。
[test_t.php]
<html>
<body>
<?
echo “こんにちは”
“お元気ですか?”;
?>
</body>
</html>
WebサーバーのURLに
http://nlp.dse.ibaraki.ac.jp/~ohkita/test_t.phpと入力します。
実行結果
Webブラウザ上で「こんにちは」のあとに改行する場合に
は、<br> タグを出力するようにPHPで記述します。
[test2.php]
<html>
<body>
<?
echo “こんにちは”
“<br>”,
“お元気ですか?”;
?>
</body>
</html>
実行結果
ページのソースをWebブラウザの「表示」→「ページのソー
ス」で見ると、
ソース: http://nlp.dse.ibaraki.ac.jp/~ohkita/test2.php
<html>
<body>
こんにちは<br>お元気ですか?</body>
</html>
本文が増えて長いページになると横へ横へとタグと本文
が伸びていく、非常に見づらいHTMLソースとなります。
「ページのソース」上で改行されるように、改行の意味をな
す\nを入れます。
[p001.php]
<html>
<body>
<?
echo “こんにちは\n”
“<br>\n”,
“お元気ですか?\n”;
?>
</body>
</html>
実行結果
HTMLソースをWebブラウザの「表示」→「ページのソー
ス」で表示すると、
ソース: http://nlp.dse.ibaraki.ac.jp/~ohkita/p001.php
<html>
<body>
こんにちは
<br>
お元気ですか?
</body>
</html>
◆変数を含むデータの表示(出力)
表示するデータに変数が含まれていても、printやecho
を使って、代入後や計算後の数値、文字列を表示させる
ことができます。
[p001b.php]
<html>
<body>
<?
$a = 3;
$b = $a + 7;
echo $b;
?>
</body>
</html>
実行結果
数値を代入した変数を表示させるのと同じ方法で、文字
列を含む変数を表示させることもできます。
[p001c.php]
<html>
<body>
<?
#変数$cと$dに文字列の値を代入します。
$c = “こんにちは”;
$d = “お元気ですか?”;
#変数$cと$dを出力します。
echo $c,
$d;
?>
</body>
</html>
実行結果
変数は<? ?>を一度閉じても、次の<? ?>に処理が引き継
がれます。
[p001d.php]
<html>
<body>
<?
$c = “こんにちは”;
$d = “お元気ですか?”;
?>
「<? Echo $c; ?>」<br>
と言ったら、<p>
「
<?
echo $c,
$d;
?>
」<br>
と尋ねられました。
</body>
</html>
実行結果
変数$cは2回使われており、$cを「こんばんは」にすると、
表示も「こんばんは」に置き換えられます。