お客様(施主)視点での 現場環境と安全について 安全大会 開催日の記入欄 ○○株式会社 ■ 基礎補強筋は、しっかりされているか? 配筋検査は規定通りに配筋されているかを確認しま す。不合格の場合は、コンクリートを打設することは 不可です。早めの社内検査を行い工程を管理しま しょう。開口部やT型・L型などのコーナー部箇所に は補強鉄筋が必要です。 ○○株式会社 安全大会 基礎立ち上がり部に開口部があります。構造上の弱 点になるため、斜め筋で補強されています。このよう な補強鉄筋が、規定通りに配筋されている必要があ ります。補強鉄筋は現場施工になるため、作業者の 精度にバラつきが生じる可能性が高いので、注意が 必要です。 ■ バルコニーの防水は完璧か? 一昔前のドレン周りは、金属製の排水ドレン部材を 取り助けていましたが、防水層と一体化しないため、 将来的に水漏れの心配がありました。 ○○株式会社 安全大会 バルコニーの横引き排水ドレンが、防水層と一体化 された部材が使われています。その上の小さな穴は、 オーバーフロー管です。万一、排水ドレンが落ち葉な どにより詰まった時のための安全対策です。お客様 に説明して、定期的な点検をしていただくよう、引渡 し時に説明しておきましょう。 ■ 着工後の変更で、現場が混乱していないか? ○○株式会社 安全大会 着工後、お客様の気 持ちが変わって変更 する場合があります。 もっとも多い変更が 電気関係です。コン セントの追加やスイッ チの移動などです。 着工前の図面段階で 入居後の家具の配 置なども考慮して途 中での変更が無いよ うに、充分打ち合わ せを行いましょう。 現場がうまく進行す ることは、建築主・建 築会社・職人さんの すべてが望むところ です。 造作完了時の写真です。ボードを張ってからの電気配線の移動は大変な作業です。打ち合 わせのレベルが低いと現場での変更が生じる可能氏が残ります。昔から「段取り八分に仕事 二分」と言われています。十分な打ち合わせを行い、仕事をスムーズに進行させましょう。 ■ 白華対策はできているか? ○○株式会社 安全大会 階段に出た白華現象 門柱に出た白華現象 コンクリート・モルタルなどの材料に含まれる水酸化 カルシウム(アルカリ性)が、水と炭酸ガスと反応し、 炭酸カルシウム(中性)という白い粉になったもので す。この白い粉をエフロレッセンスと呼んでいます。 御影石が張ってあります。白華現象は全くありませ ん。偶然ではなく、その対策が充分に行われていた 証明です。現場の水はけや土質を考慮して正しい施 工が行われています。 タイル・石材の裏側からの水の浸入を防ぐ施工が大 切です。 ■ 受水槽の水はどうして止まる? 受水槽の場合、入水側が小口径(20~25mm)の場 合はボールタップとなり、それより大きい管径の場合 に定水位弁(FMバルブ)を使います。 ただし、定水位弁は単独ではなく、ボールタップを副 弁として使うことがほとんどです。 水位が下がると、ボールタップのボールが下がり、 副弁が開いてパーロット管を通じて水が流れます。 すると、定水位弁の中央上部の水圧が下がり、中の ピストンが上がり、弁が開きます。そして、メインの給 水管内に水が流れます 水位が指定位置まで上がると、ボールタップも上が り、副弁が閉じてパーロット管からの流入が止まりま す。すると、定水位弁内の水圧が上がって、シリン ダーが下がり、弁が閉まります。 定水位弁を設置すれば水槽内でのウオーターハン マーの発生を抑えることにも有効です。 ○○株式会社 安全大会 おしまい
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