石川の医療を守る集いに寄せて 平成21年10月12日 公立能登総合病院 事業管理者:川口光平 公立能登総合病院 当院を取り巻く診療圏 珠洲市総合病院 一般 146床 療養 49床 結核 4 床 一般 160床 療養 32床 結核 7床 公立宇出津総合病院 一般 88床 市立輪島病院 公立穴水総合病院 一般 160床 療養 32床 結核 7床 町公富来病院 一般160床 療養 40床 社会医療法人財団 恵寿総合病院 一般 454床 能登総合病院 一般 330床 精神 100床 感染 4床 公立羽咋病院 一般 190床 国民健康保険志雄病院 一般 60床 療養 40床 公立能登総合病院 ようやくトンネルを抜けた 赤字額の推移 20000 0 -20000 -40000 -60000 (万円) -80000 -100000 -120000 -140000 -160000 H15年度 H16年度 平成16年累積赤字46億円 平成17年度決算14億の赤字 H17年度 H18年度 H19年度 公立能登総合病院 H20年度 前途の光明 坂の上の雲:(司馬遼太郎) 作戦の前途に光明がなければ、その軍隊の士気は 必ず病的なものになる 常勤麻酔科医引き上げの絶体絶命の事態で、医師 確保専任相談役を配置し、光明が見えたことが重要 成功要因だった 公立能登総合病院 能登北部の医療状況 医療連携推進の懇談会(当病院にて) 副院長 総看護師長 連携室スタッフ 北部4病院の医師不足・看護師不足 熱意をもった医師が戦っている 公立能登総合病院 蘭学者・緒方洪庵の言葉 「医療とは人のために生 活し、己のために生活せ ざるを本態とす」 公立能登総合病院 能登北部の医療実態 * 脳血管障害、心筋梗塞などで医師が同乗して 救急車で送ることになると困るので、ドクター ズ・カーなどで迎えに来てほしい * バックアップしてくれる医師がいないため、 ストレスの大きな宿日直をこなしている * 通常診療でも専門医がいない科があり、パート 派遣でも来ていただき,コンサルトできる体制 にしていただきたい 公立能登総合病院 負の連鎖を断ち切るには 涙なしでは聞けないような医療実態 どんなに箱物や医療器械を整備しても解決しない 医師確保・看護師確保に尽きる 公立能登総合病院 医師確保の問題 能登北部の個々の病院での医師確保が理想 しかし、極めて厳しい状況がある 能登中部医療圏からの診療支援 (現在は、眼科、皮膚科、精神科のパート派遣) 能登中部医療圏からの診療支援を始めて、徐々に 能登北部への医師定着を目指すはどうだろうか 公立能登総合病院 公立能登総合病院の目指す方向性 基本理念 最新最高の医療を、安全に提供する公的医療機 関として能登全域の住民の健康を守ります 経営的に許す限り、医師確保・看護師確保に努め、 自らの行う医療の質的向上と共に、能登北部に も積極的な支援を行って行きたい 公立能登総合病院 能登北部への支援 大学からの医師派遣にはまだ時間がかかりそう 能登中部から支援できる体制の構築 能登北部病院にとっての前途の光明 公立能登総合病院 当病院3代目の院長の言葉 東京の命も能登の命も同じ人の命では ありませんか 能登で一緒に頑張ってみませんか 公立能登総合病院
© Copyright 2024 ExpyDoc