スライド 1

歌舞伎の歴史・舞台・様式
担当教員
大島 久雄
1DS04173G 勝田 恒士郎
1DS04177K
岸田 久美
1DS04196W 平山 さくら
歌舞伎の歴史
1DS04196W 平山 さくら
歌舞伎とは
江戸時代にもっとも興隆した日本特有の
演劇で、伝統芸能のひとつ
音楽・舞台装置の補助によって演じる技
芸
舞踊の要素も含む
1965年に重要無形文化財に指定される
2005年に世界無形遺産に登録される
現在活躍されている役者さん
十一代目 市川海老蔵
七代目 市川 染五郎
十八代目 中村 勘三郎
二代目 中村 勘太郎
歌舞伎の発祥
1603年
京都で興行した出雲阿国が発祥とされる
遊女が演じる遊女歌舞伎
少年俳優が演じる若衆歌舞伎
1629年
遊女歌舞伎の禁止
1652年
若衆歌舞伎の禁止
野郎歌舞伎へ
江戸歌舞伎①
町人との結びつき
歌舞伎は最高の娯楽
役者の立ち居振る舞いが、ファッションや
人々の言動、考え方に影響を与えた
商人との結びつき
観客相手の食べ物を扱う商店
歌舞伎本を扱う本屋、貸本屋
劇中CM
江戸歌舞伎②
幕府との関わり
民衆を鼓舞し、扇動する力を持つ歌舞伎を
弾圧
町民たちの不平不満やストレスが解消され
るので幕府にとっても利用価値はある
役者の立場
スター役者は英雄
士農工商に入らず卑しめられる
新歌舞伎
明治以降、知識人などから文明国にふ
さわしい内容でないという批判も受ける
ようになった
西欧近代の文芸思想を注入する演劇改
良運動
現代の作家
宇野信夫、北条秀司、舟橋聖一、大仏次
郎、三島由紀夫
スーパー歌舞伎
三代目市川猿之助が、昭和61年オペ
ラ、京劇、小劇場など他の演劇スタイル
を積極的に取り入れた独自の舞台を創
出し、自ら「スーパー歌舞伎」と命名
具体的な演目
ヤマトタケル、リュウオー、オグ
リ、八犬伝、カグヤ、オオクニヌ
シ、三国志(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)
歌舞伎の舞台
1DS04173G 勝田 恒士郎
歌舞伎の舞台
①回り舞台(まわりぶたい)
②大ゼリ(おおぜり)
③セリ
④下座(げざ)
⑤床(ゆか)
⑥花道(はなみち)
⑦すっぽん
⑧鳥屋(とや)
⑨仮花道(かりはなみち)
④下座(げざ)
⑤床(ゆか)
歌舞伎の
オーケストラボックス
⑧鳥屋(とや)
役者の控え室
花道で舞台とつながって
いる
⑨仮花道(かりはなみち)
仮の花道
現在常設で使われている
所は無い
①回り舞台
場面転換などに使用
前半分で芝居をしているとき
は、背中合わせの後ろ半分で
大道具の準備をする
江戸時代では人力で回転
②大ゼリ
③セリ
舞台が上下する
大ゼリは建物用
セリは人物用
⑥花道
舞台と⑧鳥屋を結ぶ道
舞台とは違う場面を
演じる
⑦すっぽん
花道に設けられたセリ
ここを使って出入りする
のは人間ではない
その他装置
宙乗り
(ワイヤーアクション)
三代目市川猿之助
2000年には
5000回達成
ギネス更新中
歌舞伎の様式
1DS04177K 岸田 久美
歌舞伎の演目
時代物・・・江戸時代以前の時代が舞台
世話物・・・江戸時代当時を舞台
所作事・・・ここでは舞踊のこと
歌舞伎興行の上演構成
1.時代物
現在は
一幕物も多い
2.世話物
歌舞伎の「事」①
「事」・・・演技・演出の類型
荒事・・・神仏や豪傑の超人的な力強さ
を誇張し、表現する演劇様式
荒々しさを誇張
和事・・・色男の写実的で柔らか味の
ある演劇様式
色恋沙汰
歌舞伎の「事」②
荒事
和事
歌舞伎の「型」①
「型」・・・演出と演技の基本
見得・・・静止して、身体の形を美化しな
がら、映画のクローズアップと
同じ効果を出す
ケレン・・・見せ物的要素の強い演出
ex.早替わり、宙乗り
歌舞伎の「型」②
見得
歌舞伎の「型」③
早
替
り
歌舞伎の役柄(一覧)
歌舞伎の役柄(立役)
立役(たちやく)
隈取(くまどり)
・・・火焔隈
衣装
・・・四天(よてん)
歌舞伎の役柄(敵役)
敵役(かたきやく)
実悪(じつあく)
・・・主役級
色悪(いろあく)
・・・二枚目
端敵(はがたき)
・・・下っ端
歌舞伎の役柄(その他立役)
その他立役
若衆(わかしゅ)
・・・若者の役
老役(ふけやく)
・・・老人の役
歌舞伎の役柄(女形)
女形(おんながた)
赤姫・・・深窓の令嬢的
身分の高い姫の役柄
(娘役のひとつ)
年増・・・20代以上
婆・・・老女の役
歌舞伎を観てみよう!
博多座・・・毎年2月と6月に公演予定。
松竹大歌舞伎
十八代目中村勘三郎襲名披露
・・・7/25、26(八千代座)
・・・9/2、3(嘉穂劇場)
・・・9/4(北九州芸術劇場)
参考文献
江戸人と歌舞伎ー何故人々は夢中になったのか
・・・田口章子監修(2002)
江戸歌舞伎研究・・・西山松之助著(1987)
歌舞伎の歴史ⅠⅡ
・・・鳥越文蔵、内山美樹子、渡辺保編(1997)
歌舞伎の歴史・・・今尾哲也著(2000)
歌舞伎ー昇華された芸の世界ー
・・・河竹登志夫著(1985)
歌舞伎再見・・・野口達二著(1983)
歌舞伎にアクセス・・・伊達なつめ著(2003)
能・文楽・歌舞伎・・・ドナルド・キーン著(2001)
参考URL
NAO【歌舞伎】CHANNEL
http://www.mars.dti.ne.jp/~nao-chan/
文化デジタルライブラリー
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
附け打ち委員会
http://www13.plala.or.jp/tukeuchi/index.html