資料3 市町村への旅券発給事務の移譲について 1 目的 ◇平成18年3月施行の旅券法の一部を改正する法律により、旅券発給事務の市町村への一部移譲が 可能となったことを受け、全国で市町村への事務移譲がすすんでいる。本府においても、府民アンケ ートの結果や市町村からの要望を踏まえ、住民に身近な市町村窓口において、ワンストップでの旅券 発給手続を可能とするため、大阪版地方分権推進制度に基づき、希望する市町村への事務移譲を 行う。 2 経過 【国及び他県の動き】 ◇平成12年4月 地方分権一括法による旅券法の改正 ⇒都道府県の法定受託事務とされる ◇平成18年3月 議員立法による旅券法の改正 ⇒市町村への一部事務移譲が可能に ◇平成24年1月現在 1道23県で、旅券発給事務を移譲 8市の旅券新規発給申請件数(平成22年度) 事務移譲予定年月日 大阪府全体 平成24年10月1日 平成25年1月7日 計 319,546 100.0% 堺市 28,954 9.1% 高槻市 13,887 4.3% 東大阪市 15,173 4.7% 枚方市 15,524 4.9% 富田林市 4,214 1.3% 寝屋川市 7,305 2.3% 河内長野市 4,532 1.4% 大阪狭山市 2,378 0.7% 91,967 28.8% 計 【大阪府における動き】 ◇平成21年3月 「大阪発“地方分権改革”ビジョン」を策定 ⇒市町村への権限移譲により分権をすすめる ◇平成21年12月 旅券事務について市町村へ意向調査を実施 ⇒市町村からヒアリング ◇平成22年6月 パスポートセンターに係る府民アンケートを実施 ⇒約70%が市町村窓口の開設を希望 ◇平成23年2月 市町村分権担当部長会議で制度説明 ◇平成23年7月 平成24年度事務移譲に係る市町村への意向確認 事務移譲の申出のあった8市 [堺市、高槻市、東大阪市、枚方市、富田林市、 寝屋川市、河内長野市、大阪狭山市] 3 移譲のしくみ ◇地方自治法に基づく事務処理特例制度による条例を制定し、旅券の申請受付・交付業務について、 市町村に事務移譲を行う。旅券作成業務は引き続き府のパスポートセンターで行う。 ◇市町村の事務処理に係る経費について、府から交付金を支給する。 申請から交付の流れ [条例による事務移譲] 申請者 [法定受託事務] 市町村 府パスポートセンター 外務省 申請の受理 審 査 確 認 確 認 旅券の作成 発給審査 “市町村でのワンストップ手続が可能” <旅券法が定める旅券発給の枠組み>
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