発表者 井上 小野山 榊原 貸借対照表(B/S) =ストックでみた資金の収支 流動資産 69605 (34. 6%) 固定資産 131751 (65. 4%) 流動負債 92727 (46. 1%) 固定負債 6834 (3.4%) 自己資本 101764 (50.5%) 資産合計:201356 負債資本合計:201356 (単位:百万円) フローでみた資金の収支 営業支出 849389 営業収入 898399 営業外支出 656 有形固定資産 取得等支出 20875 決算支出等 12001 営業外収入 708 有形固定資産売 却等支出 14597 計:882921 計:913704 事業活動に伴う収支:30783 売上高 294370 売上総利益 76581 売上原価 217788 販管費 73866 営業利益 2714 経常利益 2003 営業外損益 711 (単位:百万円) 収益性 1.資本利益率 収益性 2. 売上高利益率 経常利益(2003) 経常利益(200 ×100 3) 売上高(294370) =売上高経常利益率 総資本(15416 6) =総資本経常利益率 (1.30%) ×100 (0.6 • 会社の支払能力を見 200.00% 150.00% るもの(2:1の原則) ライフ 100.00% セブン • 一年以内に資金化で 50.00% ファミマ 0.00% きる流動資産と返済 8年度 9年度 10年度 しなければならない流 動負債との比率で、 支払能力を見る指標 大事なのは今お金を払えといわれ たら、すぐ払えるかどうかの力です です よって資金化できる流動資産に注 目します • 短期的な支払能力を 見る指標 • 流動資産の中でもす ぐに負債の支払いに 当てられる資金に注 目 • 『1:1の原則』 150.00% 100.00% ライフ セブン ファミマ 50.00% 0.00% 8年度 9年度 10年度 ライフ セブン ファミマ 8年度 28.92% 60.69% 45.93% 9年度 21.09% 34.79% 38.02% 10年度 29.32% 115.38% 58.90% • 固定資産投資の安全 性を見る指標 • 固定資産と自己資本 の比率で、100%以下 なら資金繰りの面で 安全である 400.00% ライフ セブン ファミマ 200.00% 0.00% 8年度 8年度 9年度 10年度 9年度 10年度 ライフ 245.56% 276.41% 326.96% 固定負債に長期借入金など安定したものが 多ければとりあえず安心!!なぜなら… セブン 74.96% 70.77% 71.23% ファミマ 128.59% 129.80% 129.47% • 固定比率で安全性が 確かめられないとき、 この指標を使って判 断する • 固定資産投資と資金 調達の関係分析をす ることで、固定資産に 対する過大な投資が ないか判断する 200.00% 150.00% ライフ セブン ファミマ 100.00% 50.00% 0.00% 8年度 9年度 10年度 返済期間が長期にわたるから 安定した資金として資本と同じ ように考えてよい!! • 調達資金の安全性を 見ます • 自己資本は返済義務 のない資本だから、 比率が高いほ ど資金 の安全性は高い 80.00% 60.00% ライフ セブン ファミマ 40.00% 20.00% 0.00% 8年度 9年度 10年度 8年度 9年度 ライフ 29.53% 26.80% 20.72% 10年度 セブン 72.85% 72.75% 72.83% ファミマ 60.78% 61.59% 50.54% • 資金調達コストのこと • 会社が調達した有利 子負債と支払利息割 引料との比率 3.00% 2.00% ライフ セブン ファミマ 1.00% 0.00% 8年度 9年度 セブンイレブン、ファミリーマートに借入金はありません • 自己資本の調達コスト • 配当金=自己資本調 達コスト • (実行税率は50%と 推測) 80.00% 60.00% ライフ セブン ファミマ 40.00% 20.00% 0.00% 8年度 9年度 10年度 8年度 9年度 ライフ 7.15% 7.15% 7.15% 10年度 セブン 60.58% 66.62% 78.76% ファミマ 12.64% 14.97% 17.64% • 資金収支の状況を見 る基本的な指標 • 3期連続で100% 以下 • だと危険=倒産 150.00% 100.00% ライフ セブン ファミマ 50.00% 0.00% 8年度 9年度 10年度 セブンイレブン、ファミリーマートは売上の概念が違う グラフの数値は純粋な売上だけ 加盟店からの売上が営業 収益として計上されている 24 手元流動性比率 手持ち資金の安全性をみる 当座比率がよければこの比率もよくなる。 手元流動性比率は高ければ良いものではない。 手元流動性比率 現預金 流動資産の有価証券 売上高( 月換算) 手元流動性比率の過去三年間の 推移 • • • • • • 8年 9年 10年 セブンイレブン 0.61 0.34 1.2 ファミリーマート 0.35 0.26 0.76 ライフコーポ 0.86 0.66 1.18 全業種平均は1.54ヶ月です。 製造業で2.39ヶ月、非製造業で1.14ヶ 月です。 25 キャッシュフロー 会社が一年間に稼いだ資金です キャッシュフローは、資金の増加額を見る指標です が必ずしも現預金の増加を意味しません。 キャッシュフローの算出 キャッシュフロー=当期純利益+減価償却実施額 -配当金-役員賞与 80000 60000 40000 セブンイレブン ファミリーマート ライフコーポ 20000 0 (百万円) 8年 9年 10年 全業種平均は85億円です。 26 借入金依存度 総資本のうち金利負担のある資本の割合を見ます 借入金依存度の算出 長、 短借入金 社債、 転換社債 受取手形割引高 資産合計 受取手形割引高 受け取り 手形裏書譲渡高 自己資本比率が上がれば借入金依存度は 下る と いう 相関関係がある 27 自己金融比率 設備資金をどの程度自己資金でまかなっ たかを示します 自己金融比率= 自己金融額 ×100% 有形固定資産純増額 +減価償却実施額 10年 ライフコーポ ファミリーマート セブンイレブン 9年 8年 0 100 200 300 (%) 28 インタレストカバレッジ 支払利息割引料の負担度がわかります インタレストカバレッジ=営業利益+受取利息 (倍) 支払利息割引料 ライフコーポ ファミリーマート 8年 9年 10年 2.41 2.68 2.28 329.6 507.5 518.7 全業種平均は3.21倍です。 高ければ高いほど良い 29 有形固定資産償却累計率 減価償却の進み具合を見ます 有形固定資産の減価償却累計額と、その取得 価額との比率で進み具合をみます。 (%) 有形固定資産= 有形固定資産減価償却累計額×100% 償却累計率 (有形固定資産減価償却累計額) +(償却対象資産簿価 60 50 40 30 20 10 0 セブンイレブン ファミリーマー ト ライフコーポ 8年 9年 10年 全業種平均は62.74%です 30 使用総資本回転率 総資本の運用効率を見る 総資本は会社が経営に投下してい る資本総額のことです。 総資本の運用効率すなわち経営効 率みようとするものです。 使用総資本回転率= 売上高 (回) 資産合計(当・前年度末の平均値) 8年 9年 10年 セブンイレブン 3.17 3.11 3.03 ファミリーマート 3.67 4.14 3.92 ライフコーポ 2.20 2.23 2.10 全業種平均は0.90回です。 商業では高く電力では低い。 31 固定資産回転率 固定資産が効率的に使用されてい るかがわかります 固定資産回転率= 売上高 (回) 固定資産合計(当・前年度末の平 均値) 8年 セブンイレブン ファミリーマート ライフコーポ 化学 1.56 商業 8.57 機械 2.01 不動産 0.5 9年 9.09 18.4 5.09 電機 2.27 電力 0.41 10年 8.97 9.09 18.1 17 5.46 5.59 (回) 自動車 2.23 ガス 0.78 公式 (支払手形+買掛金)の当・前年度末 の平均値×365日 買い入れ債務回転日数 売上高 40 •早ければ早いほど仕入先か らの信用・信頼も大きくなる。 30 セブンイレブンジャパン ファミリーマート ライフ 20 10 0 客観的に企業の良し悪しを はかるバロメーターの1つ 平成8年 平成9年 平成10年 売上高 公式: 棚卸資産合計(当・前年 度末の合計 棚卸資産回転期間(単位:*カ月) セブンイレブンジャパン ファミリーマート ライフ 平成8年 平成9年 平成10年 0.0051 0.0055 0.0060 0.0122 0.0132 0.0216 0.4566 0.4964 0.5359 •在庫を残さず、一般管理費 を押さえる。 棚卸資産回転率 2500 2000 1500 セブンイレブン・ジャパン ファミリーマート ライフ 1000 500 0 平成8年 平成9年 平成10年 →ライフコーポレーションの遅れが目に付く。 一人当たり売上高 600.00 400.00 セブンイレブンジャパン ファミリーマート ライフ 200.00 0.00 平成8年 平成9年 平成10年 パート人数 平成8年 平成9年 平成10年 セブンイレブンジャパン 1086 1277 1361 ファミリーマート 667 713 842 ライフ 5633 7024 8474 売上高 従業員 •この業界はアルバイトやパートの雇用人数が多いため安易 に比較することはできない。 •ライフコーポレーションの従業員数、パートの人数が他社 よりかなり多い。→人員効率が悪い 一人当たり当期純利益(単位:百万円) •全体的に減少傾向 •通常、経常利益:当期純利 益=2:1になる。 25 20 セブンイレブン ファミリーマート ライフ 15 そこで・・・ 10 経常利益/当期純利益 平成8年 平成9年 平成10年 セブンイレブン 1.87 1.90 1.92 ファミリーマート 1.82 1.91 4.17 ライフ 2.08 1.93 2.99 5 0 平成8年 平成9年 平成10年 平成10年のファミリーマートやライフコーポ レーションのように、数値が2.0を大きく 超える場合は特別損益のチェックが必要。 公式: 人件費 従業員 一人当たり人件費 (万円) •人件費と給与・賞与は、必ずし も相関性はない。 •一人当たり指標は会社規模 に関係なく利用できるというメ リットがある。 しかし・・ あくまで数字(データ)なの で客観的に 10 9.5 9 8.5 8 7.5 7 セブンイレブン ファミリーマート ライフ 平成8年 平成9年 平成10年 従業員の平均年齢 セブンイレブン ファミリーマート ライフ 平成8年 平成9年 平成10年 32.0 31.9 31.8 33.3 33.4 33.6 31.7 32.0 31.7
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