ネットワーク社会の情報倫理

ネットワーク社会の
情報倫理
第3章
ネットワーク犯罪(後半)
[近代科学社刊]
3.6 電子メールを利用した犯罪
電子メール → 高い利用率
(コンピュータ・携帯電話)
スパムメール
 デマメール
 メールによるいじめ

3.6.1 スパムメール



広告メール
無差別に送信
アドレスを生成
・特定電子メール法
・改訂特定商取引法
・スパム配信の取締
・未承諾広告の明示義務
自己防衛
・フィルタリング機能の活用
・長めのアドレス設定
(記号も含める)
3.6.2 デマメール




事実無根の内容
いたずら
いやがらせ
脅迫
・チェーンメール
「このメールを10人に送信して・・・」
振り回されず、削除する
・脅迫メール
「明日、**学校を爆破する」
警察等へ届け出る
3.6.3 メールによるいじめ
いじめに利用
中学生が携帯を所持



クラスメートの悪口・中傷を書き込み送信
カメラ付の携帯で撮影した写真を添付
メールによるストーカー行為



情報はすぐに広まる
本人に大きなダメージ
不登校や自殺の原因にも
被害が広まる前に、早急に届け出る
3.7.1 誹謗中傷とは
誹謗:他人の悪口をいうこと、そしること
中傷:無根拠のことをいって、名誉を傷つけること

チャット・掲示板での被害
 顔が見えない
 ゲーム感覚で無責任に書き込む
 被害は一瞬で広まる
 情報が暴走し、2次的、3次的被害に
まず、相手の気持ちになって、思いやりを
3.7.2 誹謗中傷に発展するケース
起こりうるケース
互いの意見が衝突した
対処方法



個人情報を書き込まれた

感情的になり、口論に
時間をおいて冷静に!
掲載内容やメールを保存
管理者に削除を依頼!


企業や団体に対する中傷


プロバイダ責任法
企業の名誉毀損
業務妨害が目的
証拠を保存し警察へ
3.8.1 不正アクセスとは
本来アクセス権のないコンピュータへのアクセス
不正アクセスによる被害




本人に送信されたメールを盗み見る。
サーバを破壊する。
プロバイダのサービスを不正利用する。
サーバを踏み台にして、別の犯罪を犯す。
不正アクセス禁止法
他人のアカウントによるアクセスはすべて犯罪
いたずら目的でも処罰対象になる
3.8.2 アカウント盗用の防止


アカウントはユーザー自身が厳重に管理を!
1人の不注意から他人(システム全体)も危険に
ID・パスワードなどを故意に漏らす
不正アクセス禁止法で
アカウントを他人に貸し出す
処罰対象となる
管理者を装いパスワードを聞き出す
(ソーシャルエンジニアリング)
一切応じず、プロバイ
ダに届け出る
推測されにくい
パスワードを!



大文字と小文字に数字や記号を混ぜた長い文字列。
単語、地名、人名などをそのまま単独で使わない。
個人情報(誕生日など)と無関係なものにする。
3.9 公序良俗に反する情報公開・違
法販売




わいせつ画像の公開、CD販売
児童ポルノ
拳銃など所持禁止の物品
海賊版ソフト
外国のサーバを利用し
法律をかいくぐる
ユーザ自身の善悪の判断と見極めが肝心
怪しいサイト、公序良俗に反するサイトには近づかない。
3.10 自殺サイ ト
自殺方法を公開
 自殺仲間を募る
車で練炭を炊き中毒死
自殺ほう助?
言論・表現の自由?
集団自殺

自殺サイトを公開することの是非?
自殺者を装った殺人事件も発生
自分1人で悩まず、相談を