快眠、安眠関連ビジネスのあり方とは 塚田ゼミナールAチーム 3年 岡村 悠史 桑名 宏美 田島 智裕 2015/9/30 1 はじめに 私たちは睡眠を欠かすことができない。 仕事の妨げ 疲労やストレス 不眠(ストレス社会・生活の24時間化) 需要がある!! 2015/9/30 2 社会環境の変化 睡眠による経済損失 快 眠 ビジネス 国レベルの問題!! 睡眠に関わるビジネスは 今後大きなものになる 現在の睡眠ビジネスの問題点を整理し, 将来どうあるべきかを提案していく。 2015/9/30 3 章立て 一章 1-1 1-2 1-3 二章 2-1 2-2 三章 2015/9/30 睡眠とは 睡眠の定義 脳科学からみる睡眠 現代の睡眠問題 睡眠の必要性 睡眠の社会問題化 深刻な社会影響 快眠ビジネスの問題点 4 第一章 睡眠とは 2015/9/30 5 1-1睡眠の定義 睡眠とは脳と身体の疲れをとり、 心身の機能を回復するために不可欠なもの。 睡眠の目的は身体の休息や治癒、 エネルギーの蓄積などだけでなく、 高度な情報処理能力をもつ大脳に深く関わっている。 その効果や影響は 生命活動を維持するために大きいものと考えられる! 2015/9/30 6 1-2 脳科学からみる睡眠 生物時計 正しいサイクル 質の良い睡眠 脳のための管理技術 ノンレム睡眠: 大脳を休ませ回復させるために沈静化をはかる深い眠り レム睡眠: 大脳をノンレム睡眠から目覚めさせるための活性化を行う眠り →この2種類とも『脳のための眠り』であり、相互補完的に約 1.5時間の単位サイクルをつくり、睡眠を構成している。 2015/9/30 7 1-3 現代の睡眠問題 不眠による影響 身体面への影響 体力低下。自律神経・ホルモン調整の乱れによる免疫 力の低下。 精神面への影響 暗い気持ちや消極的になりがちになるほか、場合によ っては片頭痛や吐き気がして食欲がなくなるということ もある。 心的・行動的な影響 注意力・判断力・作業能力の低下。不眠により事故の発 生率が高まる。 2015/9/30 8 不眠の主な4つのタイプ 入眠障害…寝ようと思って布団に入っても 寝つきが悪く、なかなか眠れない。 熟眠障害…睡眠時間をたっぷりとったつもりでも ぐっすり眠った感じがしない。 中途覚醒…夜中に何度も目が覚めてしまい、 そのあと再び寝付くのが難しい。 早朝覚醒…朝早く目が覚めてしまい、 まだ眠りたいのに眠れなくなってしまう。 2015/9/30 9 ゆえに睡眠をとらないと!! 体力低下 注意力低下 判断力低下 作業効率の低下 2015/9/30 10 「寝すぎ」による睡眠の問題 (体力と年齢にみる睡眠の個人差) また体力という点から見 ると・・・寝すぎるのも悪 い 個人によって必要な睡 眠時間が違う 年齢によって必要な睡 眠違う 睡眠による影響は 年齢&男女など、個人 によって異なってくる 2015/9/30 11 第二章 睡眠の必要性 2015/9/30 12 2-1 睡眠の社会問題化 現代の日本では、 5人に1人以上の 人が不眠に悩ん でいる。 不眠経験者も7割 を占めている。 2015/9/30 13 睡眠不足の理由として 仕事 通勤 悩み ストレス 騒音 ストレス社会と呼ばれる 24時間型社会の時代 を映している 2015/9/30 14 2-2 疲労&ストレスと睡眠の関係 疲労と睡眠の関係 疲れたときの回復方法の約6割が睡眠 (出所:HMSの調査) 有効なストレス解消法に入浴と睡眠 (日本成人病予防協会) 睡眠は、私たちにとって 様々な回復手段ともいえる!! 2015/9/30 15 2-3 減少していく睡眠時間 1960年~2000年の間に 平均睡眠時間が一時間程度減少!!! 睡眠時間が7時間以下という人は8割! 全国的規模になっている! 2015/9/30 16 2-1 24時間化社会と睡眠 正常な生活こそ正常な睡眠をとることができ る! しかし、 “2003年2月JR山陽新幹線の居眠り運転” 交通・運輸業界 にて見直しが始まる。 平成12年 「健康日本21」(厚生労働省) 平成15年 「健康づくりのための睡眠指針検討会報告書」 2015/9/30 17 一要因として24時間型社会の影響 24時間型営業店の増加 運輸、流通業界にも影響 関わる人々の睡眠時間が変化 社会環境は便利である一方、体内時計 を狂わせ、質の良い睡眠を奪う一因とな っている。 2015/9/30 18 2-2 深刻な社会影響 疲労と睡眠の関係 疲れたときの回復方法の約6割が睡眠 (出所:HMSの調査) 有効なストレス解消法に入浴と睡眠 (日本成人病予防協会) しかしながら、普段の睡眠時間が7時間以下と いう人は8割を越えており、不眠経験者も7割 を占めている。(日経産業消費研究所より) 2015/9/30 19 不眠や睡眠障害における経済損 失額は・・ 不眠や睡眠障害における経済損失額は・・ 米国 1989年 450億~560億ドル 1998年 700億ドル 日本 2006年6月 作業効率の低下 3兆665億円 欠勤 731億円 遅刻 810億円 交通事故 2413億円 計 3兆4693億8756億円 となっている! 2015/9/30 20 仕事における睡眠の重要性が浮き彫りに! 特に眠らない国においてトップをほこ る日本にとって重要!! 2015/9/30 21 第三章 快眠ビジネスの問題点 2015/9/30 22 快眠ビジネス業界の現状 睡眠関連製品・サービスの現状 1)医薬品(睡眠薬) 2)食品(サプリメント、健康食品) 3)診断・治療機器 4)快眠グッズ 5)照明器具・快眠機器 6)アロマテラピー 7)その他の睡眠サービス (出所:矢野経済研究所) 日経調査での市場規模は1兆2000億円 2015/9/30 23 参入企業等 平成16年度経済産業省新連携対策委託事業 クロイ電気 ケーティーシー・サービス 自動睡眠記録システム 日本電気化学 ニューリー メテック北村 東芝・・・・睡眠検知センサー JTB・・・・睡眠検診付のホテル宿泊プラン 寝具業界等へ 近年、多くの企業が参入しているため 「快眠」の市場規模などは依然として明 確になっていない!(日経産業消費研究所) 2015/9/30 24 快眠コンソーシアム (2003年12月設立) (株)イワタ エスエス製薬(株) グンゼ(株) 太陽化学(株) パラマウントベッド(株) 松下電工(株) ロフテー(株) 上記7社からなる企業の連合が創設される等、 新たな快眠ビジネスが本格化!! 2015/9/30 25 睡眠改善薬 最も市場が伸びている分野:医薬品業界 エスエス製薬(株) 「ドリエル」 一般用医薬品で初の睡眠改善剤 累計売上は800万個、75億6000万円に達した。 図 催眠鎮静剤市場規模の推移 2倍 2015/9/30 26 睡眠改善薬 エスエス製薬による独自調査の結果 大都市圏を中心に販売好調 ストレス社会、生活の24時間化 不眠 需 要 2015/9/30 27 そこで 私たちは… 睡眠に関して、個人差がある現状で、 どのようにとりくんでいるのか? 快眠コンソーシアムへ質問! 2015/9/30 28 快眠コンソーシアムの返答より 技術の高度化、多様化 照明 ベッド 睡眠の質 枕 2015/9/30 空調 29 仕事 照明 通学、通勤 枕 2015/9/30 ベッド 睡眠の質 騒音 ストレス 空調 30 ニーズがあるから色々なサービス(事業) が生まれる ニーズごとに高度化された製品だけでは・・ 5人に1人は不眠の現状が無視できない 需要喚起につながっているのか!? 2015/9/30 31 高度化だけでは、これらのニーズを満た すことには限界 生活等に準じた セグメンテーション・マーケティング 知覚させる!!! エクイティを高める!! 2015/9/30 32 松下電工の快眠システム 睡眠状態を自動検知 ベッドや照明などの動きを制御 人の動きや心拍信号を検知 快適に眠りに就き目覚めよく起きる ことが可能となるような室内環境が 目的 suimin‘ROOM の設置(睡眠体験) 快眠ルーム・プラン (宿泊プラン) 2015/9/30 33 ターゲットが多忙なビジネスマンの場 合 睡眠ビジネスの問題が発生 !! ①実際に体験してみないことではわ からない !! ②寝る間もないほど忙しいビジネス マン等が体験のために足を運ぶの か!! 2015/9/30 34 サービスにおける満足 知覚してみないとわからない 一時的な体験 効果なし サービスそのものは非常に効果的 マーケティングで、対象を考察し顧客へ働き かけることが重要 2015/9/30 35 ターゲットとなるビジネスマンなどに 体験してもらう には。 宿泊特化型ホテル(=モジュールホテル) 知覚体験の場の創造 裾野を徐々に広げていくべき 2015/9/30 36 おわりに 数ある睡眠の問題をなくすために企 業が行えることは 、常に社会環境を 察知し、 顧客動態を考えたうえでの マーケティングを行うことが重要! 成長ビジネス 2015/9/30 37
© Copyright 2025 ExpyDoc