避難時の群集流動の解析 【例題】 最大歩行距離は各室とも,l=(8+6/2)=11m u=1.0m/secだから、 l/u=11(秒)で出口まで到達 (集結) 75人 75人 78人 流出能力はNB3=1.5×1.3=1.95人/sec だから、 1.95×11 =21.45(人)すでに廊 下に出ている。 そして、78-21.45=56.55(人) 滞留している。 よって滞留解消は、 56.45/1.95=29(秒)後 78+75+75=228 78+75+44×1.5=219 75人 78+34×1.5 +28×1.5=171 75人 78人 12×1.95 +6×1.5=32.4 6×1.95=11.7 全避難所要時間T • • • • • • • • • • T=P点に最初に集結するまでの時間(ks/u) +P点の滞留解消時間(Q/(B´×N´)) +最後尾者が階段を通過する時間 ((階段の水平長×2+踊場の半円)/u) +水平通路部分を歩行する時間(k4/u) として求められる. 例題の場合は,以下のようになる. T=6/1.0+228/(1.5×1.3)+{ (4+4)×2 +3.14×1.5/2}/1.0+20/1.0 ≒161 (s) 【問題】 • ①上述の[例題]の建物で,出口q1点(q2点) における集結、流出および滞留現象の状況 を方眼紙に示せ. • ②上述の[例題]の建物で,Q1=75人,Q2=0 人,Q3=78人の場合について,P点における 集結、流出および滞留現象の状況を方眼紙 に示せ. • ③前述②の場合の全避難所要時間Tを求め よ. • ①[例題]の建物で,出口q1点(q2点)における 集結、流出および滞留現象の状況を方眼紙 に示せ. • ②[例題]の建物で,Q1=75人,Q2=0人,Q3 =78人の場合について,P点における集結、 流出および滞留現象の状況を方眼紙に示せ. • ③前述②の場合の全避難所要時間Tを求め よ. 【問題】 群集の避難流動 室内の最大歩行距離 は 2F 8+6/2=11m だから11秒後にはQ1 =75人の 全在館者が出口に集まる。 75/11≒6.8人/s 流出能力はN1B1=1.5×1.0= 1.5人/s だから流出にQ1/(N1B1)= 75/1.5=50秒の時間がかかる。 N3B3=1.5×1.3=1.95 B3からN3B3=1.95人 /sの流出が6秒後 からP点に集結し てくる。そして、 40秒後に全員78人 が集まることにな る。 78/1.95=40 N1B1=1.5×1.0=1.5 B1からN1B1=1.5人/ sの流出が18秒後か らP点に集結してく る。そして、50秒 後に全員75人が集 まることになる。 75/1.5=50 2室からの避難者のP点での 集結は2つの直線を合成すれ ばよい。 直線の変わり目は18秒,46 秒,68秒である。そのときの 人数はそれぞれ23.4人, 120 人(78+42),153人(78+75) となる。 階段の流出能力は N′B′=1.95人/sだ から,18秒までは 滞留が起こらない ことがわかるが, それ以後,滞留が 生じる。 153/1.95+6= 84.46… 滞留は46秒のとき, 42人(120-78)で最大, 68秒のとき,32.1人 (153-120.9), 84.46秒のときに滞留 が解消する。 階段で1.95人/sの流出になるので,出口B4では渋滞 は生じない。(なぜなら、流出能力は3×1.5人/s) • 従って、全避難所要時間Tは、 6 153 (4 4) 2 3.14 1.5/ 2 20 1.0 1.5 1.3 1.0 1.0 6 78.46 18.355 20 122.815 • 約123秒となる。
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