ユーザインタフェース 第4回 ナビゲーション ナビゲーションの目的 • 手がかり を与える(先週「ナビゲーションの意義」) – 自分がどこにいるか、どこにいけばよいか • ここに 何があるか を示す • サイトの 使い方 を示す – 何から始めるべきか、どんな選択肢があるか – なんとなくわかる(どうせ説明を読まないので重要) • サイトを構築した人への 信頼感 を与える – ユーザは「こいつら本当に分ってるのかね」と値踏みし ながらアクセスしている – 再訪してもらえるサイト構築にはナビゲーションが有効 Webナビゲーションの慣例 • ナビゲーションには、誰もが想定する慣例 – 道路標識は、道の角 – 印刷物ではページ番号は余白 • Webナビゲーションの慣例は印刷の世界から – – – – – – サイトID: このサイトが何者かを示すロゴ セクションとサブセクション: サイトの構成を示す ユーティリティ: 検索ツール、買い物かごなどの道具 現在地の表示 ページ名 ローカルナビゲーション:現在の階層で選択できるもの • 最近はflashアニメーションを使うものが多い ページ名 サイトID 現在地表示 セクション ユーティリティ テキストによるローカルナビゲーション Flashによるローカルナビゲーション 同じ業種は 同じような 外観 慣例に 従っている 辞書サイト 機能は異なるが,外観は同じ 同じ外観にすると • 使い方を説明する必要がなくなる – 単語の意味 – 発音記号(ときには,発音を音声でデモ) – 例文とその訳 • 使い方で,ユーザを惑わせない,考えさせない 同じ外観では, 他のサイトに勝てない? • 慣例は守る – ユーザに考えさせないため • オリジナルの機能は,慣例を守りながら提供 グローバル・ナビゲーション (永続的ナビゲーション: persistent navigation) サイト内のあらゆるページに 首尾一貫 して 表示される一連のナビゲーション • ユーザはそのサイト にまだ滞在している ことを認識できる • ナビゲーションの使 い方の把握が一度 で済む グローバルナビ ゲーションの例 グローバルナビゲーションの要素 サイトID セクション 検索 グローバル ナビゲーションは すべてのページに [例外] • トップページ • 入力用フォーム トップ/ホーム ユーティリティ サイトID • サイトIDは、Webサイトの建物名 – ユーザに、このサイトにいる ことを認識させるべし • よく知られたロゴを使うべき – IDらしく見えること • 位置も慣例に従う – 最上部、通常は左上の隅 セクション:サイト内の主要なセクションへのリンク ユーティリティ:サイトを使用するのに役立つ要素 グローバルナビゲーションに含めてよいのは、 利用者が頻繁に使いそうな、せいぜい3つか4つ トップ/ホーム: トップページへのリセット・ボタン • 迷子になってもトップページに戻れる • サイトIDをトップページへのボタンにする – ただし、この慣例を知るユーザは、まだ少数 • 「Top」、「Home」というリンク 検索方法 : サイト内を検索する手段 • 検索の範囲を限定するような検索手段は用意しない – Amazonは、いかなる商品を検索ボックスに指定しても正し い結果を出す 優れたグローバルナビゲーション • 深い階層までナビゲーションを用意しておく – たいていのサイトは2層ぐらいまでしかナビゲーショ ンを用意していない • ページ名は道路標識 – – – – ページの中で最も大きい フォント を使う あるべきところに置く。人は 上 にあることを期待 どの ページ にもページ名を置く ページ名は 直前にクリックしたもの と一致させる • 現在地はここ – 2つ以上 の視覚効果で目立たせる • 色の反転、太字など このサイトで,サイトID,検索, セクション,ユーティリティは
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