要求プロセスのメトリックス 要求工学ワーキンググループ・宇和島 2001年9月6,7日 東京工業大学 情報理工学研究科 佐伯元司 課題 • 要求の定量化? – 要求仕様の定量化 • 内容(業務) • 記述自身 – 要求プロセスの定量化 • 獲得プロセスの定量化 • 記述プロセスの定量化 • ... 前回のメトリックス ただしこれは要求仕様書用 • • • • • • • • 妥当性 非曖昧性 完全性 無矛盾性 重要度と安定性のランク付け 検証可能性 変更可能性 追跡可能性 どうやって から測る? プロセスへの 対応は? 測定対象 • 使用した方法論 – 方法論の複雑さ • 実作業 – 要した時間 – 後戻りや繰り返しの多さ • 成果物(中間も含む) – 妥当性(顧客の満足度),完全性,変更可能性,追跡 可能性などがプロセスと大きな関連? • 開発環境 – 作業者,ツール,組織など – CMM 要求獲得・記述プロセス 要求獲得 要求記述 現状調査 対策立案 ゴール指向分析 モデル化 文書化 ユースケース図+記述 ゴール指向分析 要求(顧客の) A 抽象的 ゴールをサブゴールに分解 AND-OR木(ネットワーク) で表現 5 B C -3 要求を達成する ためのサブゴール OR D 具体的 (機能や業務内容) E 採択 枝(or ノード)に正負の数値を振る 正 : 達成に貢献 負 : 反する 振り方? ペア同士相対的につけて正規化? ゴール指向+ユースケースの方法論 1. 2. 3. 4. 初期ゴールの設定 ゴールの詳細化 ゴールの採択 ゴールからオブジェクトの抽出 ユースケースが扱うデータや関連するアクタになる 5. ゴール達成の責任を追うエージェントの抽出 システムやアクタになる 6. 7. ゴール中のオペレーションの識別 ゴールのオペレーション化 ゴールを達成するための手続き ユースケースの抽出,記述 8. ゴールのコンフリクトの取り扱い 初期ゴールの抽出 参加者を 多数集める 高品質の論文を 集める 委員長業務の 簡素化 ゴールの詳細化 高品質の論文を 集める 参加者を 多数集める 8 10 査読を 行う -5 多数の発表・ 企画を行う 招待講演 を行う 招待後援者 を決める 委員長業務の 簡素化 10 5 プログラム 委員会を編成 OR -10 5 10 委員長が 選別 プログラム 委員の選別 プログラム 委員名簿作成 管理 インターネット による論文投稿, 処理を行う ゴールの採択 高品質の論文を 集める 参加者を 多数集める 8 10 査読を 行う -5 多数の発表・ 企画を行う 招待講演 を行う 招待講演者 を決める 委員長業務の 簡素化 10 5 プログラム 委員会を編成 OR -10 5 10 委員長が 選別 プログラム 委員の選別 プログラム 委員名簿作成 管理 インターネット による論文投稿, 処理を行う 採択した業務 数値を参考にする オブジェクトの抽出 論文 参加者 8 多数の発表・ 企画を行う 招待講演 を行う 招待講演者 を決める 招待講演者 委員長業務の 簡素化 高品質の論文を 集める 参加者を 多数集める 発表・企画 プログラム委員長 10 査読を 行う -5 10 5 プログラム 委員会を編成 プログラム 委員の選別 プログラム委員 OR -10 5 10 委員長が 選別 委員名簿 プログラム 委員名簿作成 管理 インターネット による論文投稿, 処理を行う エージェントの抽出 高品質の論文を 集める 参加者を 多数集める 8 10 査読を 行う -5 多数の発表・ 企画を行う 10 5 プログラム 委員会を編成 招待講演 を行う 招待講演者 を決める 委員長業務の 簡素化 OR -10 5 10 委員長が 選別 インターネット による論文投稿, 処理を行う プログラム 委員の選別 プログラム委員会 プログラム委員長 プログラム 名簿管理システム 委員名簿作成 管理 論文管理システム オペレーションの抽出・オペレーション化 名簿管理システム プログラム委員名簿作成管理 オペレーション (委員名簿オブジェクトに対する) 委員の情報を入力 専門分野による検索 担当論文の入力 担当論文件数の計算 情報の更新 情報の削除 入力する プログラム委員長 担当論文の入力 1.委員の要望,専門分野によって 担当論文を決める 2.担当論文情報を入力する 3.その委員の担当論文合計数を計算 し,妥当な数かどうかを判断する 方法論のメトリックス BrinkkemperらのMethod Metrics : メタモデルでの計算 概念(クラス)数:11 関連数:15 概念あたりの関連数:15×2÷11 成果物のメトリックス ゴール指向分析のAND-ORグラフの形状の測定 網羅度→妥当性度 正の枝で採択した葉と つながった初期ゴール の数 初期ゴールの数 「2.ゴールの詳細化作業」によって決まる 作業の質の目安 成果物のメトリックスである作業の質を測定 関連部分を作成した作業の質 測定対象(Revisited) • 使用した方法論 – 方法論の複雑さ:Method Metrics • 実作業 – 要した時間 – 後戻りや繰り返しの多さ • 成果物(中間も含む) – 成果物中の関連する部分を作成した作業の質 • 開発環境 – 作業者,ツール,組織など – CMM 課題 • プロセスの効果的なメトリックスは? – 作業を終えた後での測定になってしまう • メトリックスの信憑性,現実との差異は? – 現実の尺度との対応は? • 要求獲得,記述プロセスの中でどのように 活用する? – 随時リアルタイムでメトリックスを表示,作業の ガイドへ
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