ガイダンス

経済成長のメカニズム
経済学B
第4回
畑農鋭矢
1
経済成長率とは?
Yt 1  Yt (Yは所得、tは時点)
g
Yt
Yt 1
 1 だから Yt 1  1  g Yt
• 所得の増え方 g 
Yt
• 成長率
• 2年後の所得 Yt 2  1  g Yt 1  1  g  Yt
2
• s年後の所得 Yt s  1  g  Yt
s
何故、経済成長は重要か
2倍豊かになるのに必要な年数⇒約70/成長率(%)
経済成長率と豊かさ
(単位:倍)
経過年数
0
1
2
5
10
20
50
100
1%
1.00
1.01
1.02
1.05
1.10
1.22
1.64
2.70
経済成長率
3%
5%
1.00
1.00
1.03
1.05
1.06
1.10
1.16
1.28
1.34
1.63
1.81
2.65
4.38
11.47
19.22 131.50
10%
1.00
1.10
1.21
1.61
2.59
6.73
117.39
13780.61
所得(生産)の要因分解
総生産量=労働者1人当たり生産量×労働者数
人口1人当たり生産量=総生産量/人口
=労働者1人あたり生産量×(労働者数/人口)
①
②
①労働者1人当たり生産量
=時間当たり生産量×労働時間
時間当たり生産量の増加←資本設備、効率アップ
②労働者数/人口
=(労働者数/生産年齢人口)×(生産年齢人口/人口)
生産性の上昇
時間当たり生産量を増やすためには?
①資本設備の増加=投資による蓄積
⇒貯蓄の役割
②労働者の質を上げる
⇒教育=人的資本投資
③経営効率を上げる
技術進歩=全要素生産性
①投資による資本蓄積
個人・家計
預貯金
株式投資
金融機関
貯蓄
証券会社
金融(資本)市場
貸付
投資
企業
投資
②人的資本投資
• 人的資本:労働者の質(生産性を表す指標)
• 教育投資⇒人的資本蓄積
• 人的資本の種類
1)一般的人的資本:どの産業・企業でも有効
2)特殊的人的資本:特定に企業で有効
• 教育投資との関係
1)学校教育、一般的な企業内教育
2)企業特殊的な企業内教育
③技術進歩(経営効率)
低
労働力
100
高
資本
100
生産
100
労働力
100
資本
100
生産
200