鋳造(Casting)

鋳造(Casting)
今日のテーマ
• 鋳造法=金属を溶かして成形する方法
(大仏,銅像,鉄砲(もののけ姫) ≠刀鍛冶,)
• 型
(奈良の大仏が本当は2体?)
• 金属の収縮について
金属を融点まで加熱し,室温まで下げて製品に
なる→温度差1000度,収縮1mmは大きくない
鋳造(Casting)
鋳造(casting)とは溶融した金属をあらかじめ用意し
た鋳型(mold)の中空部に流し込み,凝固させて所望
形状の製品を得る方法(鋳物(castings))
鋳物の作り方
1.鋳造方案
2.模型製作
3.鋳物砂の調整(調合)
4.金属の溶解
5.鋳型製作
6.鋳込作業
7.型ばらし
8.鋳仕上げ
9.検査
10.完成
鋳物の分類
模型の種類(用途別)
• 現型(かたちそのものを使う)
• ひき型(回し型:回転体の場合使う)
• かき型(同一断面の細長い形)
模型の製作(材料別)
• 木型
姫小松,檜(ひのき),ほう,杉
(安価,軽量,加工性)
• 金型
鋳鉄,銅合金,軽合金(高価,耐久性,精度)
• 石膏型
美術工芸用鋳物に使用
• プラスチック型
速硬化性フェノール,ポリスチレン(木型同様)
模型の種類(用途別)
• 現型
○単体
○割り型,分割型
○部分型
○骨組型
○中子型
模型の種類(用途別)
• 板型
○ひき型
○かき型
砂型鋳造法
砂型の製作法(手込め法)
• 流し吹き法は開放型ともいい、鋳物場の土間の砂
を水平にかきならし、それに直接木型を埋め込む
が、型を押し当てて取り出し、鋳型として注湯する。
上型がなく、開け放しであるので鋳型造りは簡単で
あるが、芯金、金枠等の粗雑なものを造る以外は
利用されない。
• 枠込め法は一般に用いられる方法で、鋳型は枠
(金枠、木枠)によって砂をくずさず、鋳型の持ち運
びができるし、注湯の際の圧力に対して丈夫であり、
上枠、下枠の締付金具を用いれば、重錘を置く必
要をなくすことができる。
• 土間込め法は床込め法ともいい、下型の込めつけ
の比較的容易なもので、かつ大物,中物の鋳物を
作るに用いる。下枠を用いず鋳物場の土間を利用
して下型を造りその上に枠込めの上型をのせる。