地域におけるICT展開の課題と展望―ICTを用いた安心と

3.自然災害とICT:課題と教訓
そして3.11(2011年)東日本大震災
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3.自然災害とICT:課題と教訓(まとめ)
発生直後は 多(被災地)→一(首長)の情報集約
次いで
多(指揮命令)→多(被災地現場部隊)
復興時は
一(公的機関)→多(被災者)の情報提供
と時期により、情報伝達の形態が異なる。
また、情報伝達の形態により、最適な通信システムも異なる
映像情報(特に現場からのもの)の有用性と、
複数機関/組織(警察・消防・防衛・県庁)での情報共有の重要性
しかし、緊急時に実際に使える通信システムは少ない。
通信インフラの重要性の再認識:被害の局限化に必須。
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復旧の加速にも寄与。
途切れない通信網への期待
国際貢献としてのソフト(人)も含めたシステムの提供
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4.重大事件・犯罪防止とICT :課題と教訓
• 1995年:地下鉄サリン事件
• 1999年:京都市立日野小学校児童刺殺事件
• 2001年:大阪教育大学附属池田小学校事件
• 2008年:秋葉原通り魔事件
教訓:映像監視の大切さ(プライバシー保護のバランスの学習)
対策
• 不審者情報の提供(HP/メール)
• 監視カメラの設置
(目的は監視のみならず、威嚇による犯罪抑制効果も)
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