23.3.11 東日本大震災における 奉仕団活動 ~後方支援における女性の役割~ 日時:平成24年11月15日(木) 場所: 遠野健康福祉の里 遠野市赤十字奉仕団 1 1 遠野市赤十字奉仕団の概要 昭和63年3月30日 (25年目) ※地域婦人団体協議会と表裏一体 団員 平成24年4月1日現在 94名 活動 ・災害救援活動 結成 (炊き出し訓練、募金活動、救助法研修) ・献血推進活動 (毎月、市内事業所等) ・地域福祉活動 (施設訪問、海外たすけあい募金、 バザー、地域との連携事業参画) 2 NHK海外たすけあい募金活動 H23.12.26贈呈式 3 H24.7.30 岩手県知事・日赤岩手県支部長表彰式 4 H23.3.11 午後2:46 どこで・何をしていたか? その時 奉仕団員はどうしたか? 奉仕団は… 9:30~ ニュージーランド 地震における災害救援募金活動 募金箱の回収…菊池前委員長・大洞副会長・壽代会計 団員それぞれが、夕食の買い物・自宅で家族介護・地域活動 ・職場・趣味等 通常の金曜日の午後だった 15:28避難勧告と同時に活動が始まった 5 2 炊き出し活動 期間 場所 動員 成果 課題 平成23年3月11日~3月18日 その後「遠野まごころネット」に引き継ぐ 松崎地区センター、市民センター、 各地区センター等 延べ団員150名 沿岸被災地支援 4月8日まで おにぎり142,400個 避難所閉鎖 4月15日まで 避難者 8,175人 停電による電話(携帯)不通、 ガソリン不足、3日間流通なし 6 H23.3.16 ボランティアの皆さんと一緒に 炊き出し 7 3 救援募金活動 平成23年3月15日~5月31日 市内12団体の実行委員、 19ケ所に募金箱設置、市役所前街頭募金活動 動員 団員13名 成果 日赤遠野市地区長(市長)を通じて日本 赤十字社へ送金 期間 場所 第1回送金 第2回送金 4月11日 1,030,000円 6月1日 846,000円 合計 1,876,000円 課題 いち早く募金箱を設置したので、市民皆様から 温かい支援が寄せられた。炊き出し活動と並行したた め、日程的に厳しかった。 8 募金活動の様子 9 4 「まけないゾウ」タオル作成支援 期間 平成23年5月15日~5月27日 ※5月18・20・27日の3日間避難所訪問 場所 講習会:遠野市福祉センター ・遠野市仮設住宅 ・沿岸被災地避難所 (釜石市・陸前高田市) 動員 団員8名 成果 遠野まごころネット主催の「まけないゾ ウタオル」作成指導者講習会に参加し、指導者 としての技術を習得した。被災者の方々の収入 の一助となり、また、傾聴ボランティアとして の活動となった。 10 5 被災者とボランティアとの交流会 日時 平成23年6月19日 場所 遠野市福祉センター 動員 団員13名 成果 遠野まごころネット主催の「被 災者とボランティアとの交流会」にお ける炊き出し活動に従事した。 ※ハイゼックスによるご飯300食 屋外でのイベントだったため、遠野 名物ジンギスカンにハイゼックス入りの ご飯は好評であった。 11 H23.6.21 岩手日報より 12 6 被災地高校生への食事支援 期間 平成23年7月8日~10日 場所 花巻市東和町田瀬湖畔 東和B&G海洋セン ター 動員 団員12名 成果 被災地山田高校ボート部が、高総体 に向けての合宿の際、栄養士の指導により3 日間6食分を支援した。被災された生徒さん がほとんどで、ご両親を亡くされた生徒さ んもおり、食事で支援できたことは感慨深 い。 課題 真夏日の食材管理には十分配慮した。 13 メニュー H23.7.9朝食の筑前煮他 14 7 縁(えにし)が結ぶ炊き出し事業 期間・場所 ☆現地調査 平成24年5月15日~10月31日(169日間) 7月5日 釜石市へ 役員4名 水(蛇口)、トイレ、場所、雨天等の確認必須 ① 8/ 1 釜石市鵜住居地区仮設住宅 158世帯 ② 9/29 大槌町小鎚地区仮設住宅 103世帯 ③10/17 陸前高田市上長部地区仮設住宅 103世帯 ※各前日は食材準備 内容 ひっつみ・炊き込みご飯・漬物 各250食 動員 団員64名 予算 日赤岩手県支部復興支援事業費 経費 初回100,000円 次回からは1回当たり70,000円 成果 どこの仮設住宅でも「ありがたい」と感謝して下さった。 皆さんの笑顔が不安と緊張から救ってくれた。 課題 今年度は、一旦終了するが、平成25年度も継続して活動 する予定である。 15 H24.9.29大槌町赤十字奉仕団と一緒に活動 16 H24.9.29 大槌町にて ひっつみ担当:海老委員長 味見担当:福祉課長 17 8 これからの支援 「今更炊き出し」? 震災から1年8ケ月経過したので、も う炊き出しは必要ない? 「やっぱり炊き出し」 炊き出しという方法により人と人と のつながり・寄り添い・語らい・そし て「生きていく力」に結びたい。 ☆25年度も継続で活動し、更に交流し ていきたい 18 H24.10.17陸前高田市炊き出しの様子 地域の方々とH24.11月広報遠野より 19 9 後方支援における女性の役割 被災地に近いからこそ ①避難者への炊き出し→市民・被災地 ②支援者への支援→全国からの警察、消防、 日赤、救護、医療、ボランティア等の宿泊 女性だからこそ 「食」の大切さ→最初はまず「米」 3日経つと大抵は流通する 「笑顔」の大切さ→「声」をかけて ~「縁」が結ぶ復興への「絆」~ 20
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