9回目 Web情報検索課題の設定と 日本語キーワード検索 1. 2. 3. 4. Web情報検索課題の設定 課題の概要 提出項目の確認 日本語キーワード検索 1 Googleの検索オプション画面 • 検索式の入力 – 前回(8回目)の用紙返却 2 これまでの検索課題 • 新聞記事 • 断片的な新聞記事情報を時系列かつマクロに把握 する課題を設定 • 図書・雑誌記事 • 学問的な基礎意識や専門的な知識を得ることので きる課題を設定 • 複数の図書を読むことで偏りのない知識を取得 • Web情報検索 • 自分で信頼性を推定し利用する。 3 Web情報の特徴 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. パイパーリンクで原文を確認できる 1次情報と2次情報の混在 匿名の情報 書誌事項の欠如 断片的情報 審査を受けない情報 現時点の情報 全分野の情報 4 学習到達目標 1. 複数の検索エンジンを利用することにより異なった結 果が得られ、幅広い情報収集ができること。 – 検索エンジンによる偏りの排除 – 英語のWeb情報にも有用な情報が存在することの理解 2. AND, OR, NOTの論理式を使ったキーワード検索が可 能であること。 – Advanced Searchの理解 3. サイトの信頼性を付帯情報から推定できること。 – 不確かな情報が多数混在する断片的な情報の利用 4. Web情報の中でも一次情報が重要なことを認識でき ること。 5 具体的な検討内容 • • • • 複数の検索エンジン(3エンジン) 複数の情報源(5サイト) 付帯情報の利用(書誌事項相当項目) 一次情報の選択(原文) – 直接入手した情報 – 著者が自分で作成した情報 6 1.Web情報検索課題の設定 • 信頼性の定かでない情報が混在する、断片的な Web情報を、付帯情報を利用して信頼性を推定し、 自分で選択/整理/加工/評価する。 – 一次情報を見極める。 – 基礎知識がない場合ほど慎重に一次情報を見極める。 • 最後に情報源の異なる複数のWeb情報を関連付け 、目的目標の実現に役立つ情報や知識を自分で組 み立てる。 • 特定の地域や日本に限定されない、日本語でも英 語でも検索可能な課題を設定する。 – これまでの検索で設定した課題を使用しても良いが英語 検索が成立するよう修正する 7 2.Web情報検索の概要 • 3種類のWeb情報検索 – 同一課題について3種類の検索を実施する – アルゴリズムが異なる – GoogleとYahoo Japanは同じ(Yahooは異なる) – Google.co.jp とYahoo.co.jp (Yahoo.com) – 検索方法毎に5サイト以上の情報収集を行う 【検索1】Googleによる日本語キーワード検索 【検索2】Google以外の日本語キーワード検索 【検索3】 英語検索エンジンによる英語キーワ ード検索 8 使用する3種類の検索エンジン 論理式を使った検索機能&検索件数表示機能 日本語検索エンジン 1 英語検索エンジン 検索1 Google.co.jp 検索3 Google (○論理式・○件数表示) Google.com(不完全) https://www.google.com/webhp?gl= us&hl=en&gws_rd=cr&pws=0 検索2 Bing Bing 2 (×論理式・○件数表示) Yahoo.co.jp 3 (Googleと同じため対象外) (○論理式・○件数表示) Ask.com 4 (×検索表示・×論理式) ask.co.jp Baidu 6 ○論理式・○件数表示) ( 1 件 選 択 (×論理式・○件数表示) Bing.com in English Yahoo yahoo.com (○論理式・×件数表示) 1 件 選 択 ASK (×検索表示・×論理式) ask.com 9 検索1 日本語キーワード検索(その1 Google ) • Google を使ったキーワード検索 – 詳細検索/Advanced searchを理解する • 論理式を使った検索を理解する – AND, OR, NOT google soumu.go.jp .cas.go.jp .cas.go.jp .city.yonago.lg.jp pref.iwate.jp city.minamisoma.lg.jp city.fukuoka.lg.jp .nihombashi-sr.com city.yokohama.lg.jp 11 google 12 検索2 日本語キーワード検索(その2) • bing, ASKより1つ選択する • 複数の検索エンジンの利用により幅広いWeb情報 を収集できることを理解する。 • アルゴリズムの違い – 問題解決の手順 – コンピュータにプログラムでアルゴリズムを指示している。 Bing(ビング) soumu.go.jp .cas.go.jp mext.go.jp fukuoka.lg.jp wikipedia.org .cas.go.jp .caa.go.jp yokohama.lg.jp pref.mie.lg.jp .chukyo-u.ac.jp 14 Googleと異なる 15 Ask metro.tokyo.jp metro.tokyo.jp .dir.co.jp .one.jp city.shinagawa.tokyo.jp cao.go.jp 内閣府 city.sakado.lg.jp .applic.or.jp .miyauchi-law.com .city.shizuoka.jp 16 Google, bingと異なる 17 検索3 英語検索エンジン • Google.com, Bing, Yahoo, ASKから1つ選択 • 英語のWeb情報に有用な情報が存在することを理 解する • Google.comへの接続 – https://www.google.com/webhp?gl=us&hl=en&gws_rd=cr &pws=0 – http://www.google.com/webhp?gl=us&hl=en&gws_rd=cr – Gl=us 国アメリカ, hl=en 言語英語, gws_rd=cr リダイレクト 禁止 3.提出項目の確認 • • • • 【検索の準備】 3)情報検索対象分野 4)情報検索課題(題名) 5) 情報検索内容 – 200-400字程度の文章で具体的に記述 • 6) 情報収集の目的 – 収集した情報を使って最終的に実現したい内容を記述 – 情報の選択・結果のまとめかたに大きく影響する • 7) 情報収集の目標 – 実現可能な到達レベルや情報の利用方法を記述 【検索1】Googleによる日本語キーワード検索 • 8)検索前に想定した日本語5キーワード • 9)検索前に想定した5キーワードによるGoogle絞り 込み検索件数 20 • 10) 実際の検索結果 – 試行錯誤を繰り返して、事前に想定したKWと検 索式を修正して得られた、最適の検索式を記述 する。 – 最初に想定した5KWを全て使用する必要はない – より適切なキーワードが見つかれば変更する – ORやNOTの使用も考慮して検索式を組み立てる – 件数を減らすためにキーワードを追加しない。 21 – 10-1実際に使用したキーワード:検索前に想定し たキーワードを修正した場合はその理由も記述 する。 – 10-2実際に使用した検索式:試行錯誤を繰り返し て得られた検索式を記述する。 – 10-3検索式の修正:最初に想定したキーワードと 検索式をどのように修正して検索式を作成したか 記述する。 – 10-4検索件数:実際に使用した検索式による検 索件数を記述する。 22 • 11) Googleを使った日本語キーワード方式による情 報収集結果のまとめ – 11-1) 5サイト以上の情報を、各サイト毎に100~400字で 記述する(5サイトで500~2000字)。サイトのURLと信頼度 を忘れないように記入すること。 – 11-2) 5サイト以上の情報全体から得られた内容を要約す る。内容を順に記述するのではなく、自分の文章でまとめ る。 – 11-3) 検索課題の設定で想定した目的と目標に合致する 内容をまとめる。 – 11-4)まとめた内容が目標の達成にどのように役立つか、 あるいはなぜ役に立つか、他人が理解できるよう記述す る。 – 11-5)可能なら、検索課題に関する現状理解、問題点、将 来展望なども記述する。 23 【検索2】Google以外の日本語検索エンジンに よるキーワード検索 • • • • Bing, ASKから選択した1検索エンジンを使用する。 12)使用した日本語検索エンジンの名称 13)検索前に想定した日本語5キーワード 14)検索前に想定した5キーワードによるGoogle絞り 込み検索件数 • 15) 実際の検索結果 – – – – *10)項参照 10-1実際に使用したキーワード: 10-2実際に使用した検索式 10-3検索式の修正 10-4検索件数 24 • 16) 日本語キーワード方式による情報収集結果のま とめ – 16-1) サイト毎の内容、各100~400字で記述すること。サ イトのURLと信頼度を忘れないように記入する。 – 16-2) 情報全体から得られた内容を要約する。 – 16-3) 検索課題の設定で想定した目的と目標に合致する 内容をまとめる。 – 16-4)まとめた内容が目標の達成にどのように役立つか、 あるいはなぜ役に立つか記述する。 – 16-5) 検索課題に関する現状理解、問題点、将来展望な ども記述する。 25 【検索3】 英語検索エンジンによる英語キー ワード検索 • Google, Bing, Yahoo, ASKから選択した1つの検索エ ンジンを使用した英語キーワード検索 • 17)使用した英語検索エンジンの名称 • 18)検索前に想定した日本語5キーワード • 19)検索前に想定した5キーワードによるGoogle絞り 込み検索件数 • 20) 実際の検索結果 – – – – *10)参照 20-1実際に使用したキーワード: 20-2実際に使用した検索式 20-3検索式の修正 20-4検索件数 • 21)英語キーワード方式による情報収集結果のまと め – 21-1) 5サイト以上の情報を、各サイト毎に100~400字で 記述する(5サイトで500~2000字)。サイトのURLと信頼度 を忘れないように記入すること。 – 21-2) 5サイト以上の情報全体から得られた内容を要約す る。内容を順に記述するのではなく、自分の文章でまとめ る。 – 21-3) 検索課題の設定で想定した目的と目標に合致する 内容をまとめる。 – 21-4)まとめた内容が目標の達成にどのように役立つか、 あるいはなぜ役に立つか、他人が理解できるよう記述す る。 – 21-5)可能なら、検索課題に関する現状理解、問題点、将 来展望なども記述する。 27 【Web情報検索のまとめ】 • 22.収集した情報の分析 – 目的と目標に対して必要な情報収集ができたか を3回の検索毎に総括する • 23.検索エンジンの特徴 – 23-1)【検索1】Google 23-2)【検索2】Bing, ASKから選択 – 23-3)【検索3】英語検索エンジン 検索エンジンの検索内容を比較し、 それぞれ の特徴を 各100~400字で記述する • 24. 理解できた内容 – 24-1)Web情報の特徴 – 24-2)Web情報検索に関して新しく理解できたこと 24-3)Web情報利用の注意事項 4.日本語キーワード検索 • 検索式の利用 • キーワードの数 – 概念を組み合わせる場合は、最低3キーワードが必要 • キーワードの選定 2-4-1 – 検索内容を200~400 字程度の文章で表現しその文章から3 ~5語のキーワードを抽出する • 検索内容の整理 – 思いつきのキーワードで情報検索を実行すると、必要な情報 がどの程度収集できたが不明 – 検索内容の文章を作成できない原因は基礎知識の不足 • Googleの検索オプションの紹介 29 検索式と論理演算子 •キーワードの選定と検索式の作成(p10) •検索式 •論理演算子とキーワードの組み合わせ •論理式 •AND •OR •NOT かつ いずれか 除く 「全てのキーワードを含む」 「いずれかのキーワードを含む」 「キーワードを含めない」 •初期画面の入力欄に複数のキーワードをス ペースで区切って入れるとAND検索となる 30 検索式の作成 • 想定される検索エンジンの使用方法 – キーワードや文章を思いつく順に追加 – スペースでAND検索 – 検索式を意識せずに検索を実行 – 単純な事実や簡単な意味を知りたい場合には、検索式を 作らなくてもほとんどの場合必要な情報を入手できる • 検索式を使った情報検索が必要な場合 – 有料データベース – 必要な情報を漏れなく収集する – 原文の入手が必要 • 検索式の修正 – 試行錯誤を繰り返し修正することは重要 31 • サービス開始当時のウエート付け – ①リンクが張られている数(バックリンクの数,link juice) – ②リンクが張られているときの説明文(アンカーテキスト) – ③Webページ内のキーワード – ④ドメインの信頼性 • 現在 – ④のウエートを高くし、④、②、③、①の順でWebページが ウエート付けされている – 当初重視された①バックリンクのウエートは低くなる – ④ドメインの信頼性が最も重要視されるようになっている 32 検索オプション • Google検索を1度実行する。 • 表示されるオプションボタンをクリックし、検索オプ ションを選択する。 • 検索オプション画面が表示される。 33 検索オプション画面 • ブール演算子によるAND検索、フレーズ検索、OR検 索、NOT検索が可能となる • 環境汚染または環境破壊に関する情報の検索 – 環境 破壊 OR 汚染 Googleの詳細検索例 2015/4/20 件数は正確ではないが参考となる • 地球温暖化 and 二酸化炭素 ORの場合はスペース – 地球温暖化 二酸化炭素 • 地球温暖化 and (二酸化炭素 or CO2) – 地球温暖化 二酸化炭素 OR CO2 • 地球温暖化 and 温室効果ガス not 二酸化炭素 – 地球温暖化 温室効果ガス -二酸化炭素 - の場合はスペースなし • 地球温暖化 and 温室効果ガス not (二酸化炭素 or CO2) – 地球温暖化 温室効果ガス -二酸化炭素 -CO2 • 地球温暖化 and (二酸化炭素 or CO2) not 温室効果ガス – 地球温暖化 二酸化炭素 OR CO2 -温室効果ガス 地球温暖化 and 二酸化炭素 • 地球温暖化 二酸化炭素 • 約 673,000 件 地球温暖化 and (二酸化炭素 or CO2) ORの場合はスペース • 地球温暖化 二酸化炭素 OR CO2 • 約 767,000 件 (0.25 秒) 地球温暖化 and 温室効果ガス not 二酸化炭素 - の場合はスペースなし • 地球温暖化 温室効果ガス -二酸化炭素 • 約 416,000 件 (0.29 秒) 地球温暖化 and 温室効果ガス not (二酸化炭素 or CO2) - の場合はスペースなし • 地球温暖化 温室効果ガス -二酸化炭素 -CO2 • 約 284,000 件 (0.27 秒) • 詳細検索のページから実行すると、 googleの検索式が表示される。 • 検索エンジンの説明& 論理式の説明は10回目に再度 9回.今回のまとめ 課題3の概要の理解 3種類の検索エンジンを使用 Google検索式の理解 41 10回 次回の準備 • 課題3の検索課題作成 – 図8を用いて作成する。 • 2種類の日本キーワード検索に着手 – 検索エンジンの決定 – キーワード決定のための予備検索 – 最適検索式はエンジン毎に異なる 42
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