低温懸架装置ミーティング 山元 一広 東京大学 宇宙線研究所 重力波推進室 2011/8/31 @東京大学宇宙線研究所、柏、千葉 1 Agenda (1)熱解析 Parameterについて(山元) 小池さんのANSYSによる解析(山元) 初期冷却時間(榊原) (2)DLCの反射率測定(榊原) (3)サファイアファイバーと鏡の連結(山元) 接合の現状(鈴木) テーパー(内山) 2 熱解析 (Parameterについて) 山元 3 Parameterはまとめました。 Document http://gwdoc.icrr.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/private/DocDB/ShowDocument?docid=570 Data http://gwdoc.icrr.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/private/DocDB/ShowDocument?docid=569 4 主な点 (1)サファイアファイバーの熱伝導率はサイズ効果を考慮。 (2)鏡以外のマス:とりあえず銅。しかし純度が高いと 低温で電気抵抗が小さくなる(RRRが大きい)ので RRRは20程度のものとした。 (3)アルミの熱伝導率は榊原レポートの値を採用 (RRRは4000くらい?) (4)Platformはとりあえずボルファで吊ることにした(直径 1.5mm)。熱伝導率はstainlessを代用(G10はその 1/10)。KEKにボルファ輸送済み。RRR(と熱伝導率?) 測定の予定。 (5)当初冷凍機のパワーを(大体)温度に比例するとして いたが測定結果が出たのでそれに差し替え。 (6)機械振動解析のためのデータを早急に。 5 熱解析 (小池さんのANSYSによる解析) トラペは小池さんが作成されたものを山元が少し修正 6 主な点 (1)ローマ大学のシミュレーション(冷却後レーザー光を 当てたときの)と(平衡温度が)一致しない。 ローマに問合わせ中。 (2)初期冷却のシミュレーションは時間がかかる(結果自 体は桁違いに間違っていることはない)。Meshを減らす ことで対応。またローマは初期冷却のシミュレーションは していないので、LCGTにとりかかる。 (3)8/30に山元がKEKに出向き、小池さんと打ち合わせ。 Cryogenic payloadの概念を説明。山元の図をもとに 小池さんがとりあえずの図面を起こすことに(小池さんに 大体の感じをつかんでいただくため) 7 熱解析 (初期冷却時間) 榊原 8 DLCの反射率の測定 榊原 9 サファイアファイバーと鏡の連結 山元 10 ファイバーと鏡の連結 Cryogenic payload(というよりLCGT?)の最重要課題の 一つ Monolithic suspension自体は珍しくない。 材質がfused silicaでなくsapphireということが 最大の差異。 11 Virgo+ 12 破損などを考えるとファイバーと鏡をとりはずせないように はできない。 ファイバーは太いのでU字型を製作しないのであれば、 鏡(中間マスにも)とファイバーの両端に”ひっかける部分” をつくる必要がある。 鏡:機械工作 もしくは 部品の接合 ファイバー:テーパー もしくはそれに類するもの 接合(鈴木) テーパー(内山) 13 8/30に山元がKEKに出向き鈴木さんと打ち合わせ。 ひっかける部品の構造解析:応力によって破壊されること はないか?有限要素法で解析できるはず。 劈開性(鈴木さん調査中、誰か(宝石職人?) 知っているはず…) 接合強度試験:せん断だけでなく引っ張りもKEKで (低温下で)可能 14 ムサシノエンジニアリング(常温接合) 小サンプルを接合してもらって試験 どういう組み合わせを依頼するか? サファイア-サファイア (a軸同士、c軸同士) ただしc軸同士の可能性は小さい。 M軸同士が可能性が高い(サンプル発注)。 サファイア-シリコン (サファイアはa軸、シリコンは[100]と[111]) サファイアはm軸の可能性もあり。 シリコンを使うとしたら鏡とファイバーの間のひっかける部 分か? 15 16 接合の現状 鈴木 17 テーパー 内山 18 次回 9月下旬? 10月上旬イタリアとのworkshopが柏であり。 19
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