自動車リサイクル 1 2 3 4 5 6 自動車リサイクル法について リサイクル料金 リサイクル券 リサイクルされた自動車 日産自動車の取り組み リサイクル社会 1)自動車リサイクルについて 使用済自動車は引取業者に引 き取ってもらい、フロン類回収業 者でフロン類、解体業者でエア バック類、破砕業者でASR(シュ レッターダスト)が取り除かれる。 使用済自動車 資金管理法人 引取業者 フロン類、エアバック類、ASRは 自動車メーカー・輸入業者が引 き取って、リサイクルや破壊され 埋め立てられる。 フロン類回収業者 解体業者 破砕業者 2)リサイクル料金 リサイクル料金は自動車を所有している人が負担し、フロン 類、エアバック類、ASRの処理に使われる。 リサイクル料金は車の車種によって違い、フロン類の充てん 量、エアバッグ類の個数、シュレッダーダストの発生見込量、 取り外しやすさなどによって決まる。また、料金は2004年7 月以降に自動車メーカーや輸入業者が公表している。 3)リサイクル券 リサイクル券とはリサイク ル料金を支払ったときに、 ディーラーもしくは整備事 業者から発行される券で支 払ったかどうかを証明する ための券である。 2005年2月1日以降は車 検・登録する際に国土交通 省(運輸支局)によって、リ サイクル料金が支払われ ているか確認されるのであ る。 4)リサイクルされた自動車 廃車になった自動車は解体業者や破砕業者を通じ て、鉄などの金属類は取り外される。取り外された 金属類の部品はリサイクルされ、中古部品などに活 用される。 自動車の総重量の約80%がリサイクルされ、残り の約20%がASRとして埋め立てられる。 2005年以降ではASRのリサイクルにも取り組んで いる。2015年以降は自動車全体の約95%がリサ イクルされるように目指している。 5)日産自動車の取り組み 日産マーチはリサイクル・リユースのために 工夫されている。 リサイクルしやすい構造や材料を使い、マー チのリサイクル可能率は95%以上を達成し たのである。 6)リサイクル社会 現在、シュレッダーダストなどのリサイクルは難しいけれど も、自動車メーカー・輸入業者がシュレッダーダストなどのリ サイクルに力を入れ、リサイクル技術が向上すれば他の分 野でも活用されるようになる。 自動車の修理のときに、中古部品をできる限り使えば廃車と なる自動車が減る。 将来、リサイクル技術が今以上に向上すれば、社 会全体がいろいろな分野でリサイクルに取り組むよ うになる。
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