スライド 1

G8インパクト投資タスクフォース
シンポジウム
『社会課題を解決する金融イノベーションのフロンティア』
2014年9月16日(火)
15:00~18:00
慶應義塾大学 北館ホール
G8インパクト投資タスクフォース
国内諮問委員会
はじめに
社会的インパクトと財務的リターンの両立を目指す「インパクト投資」が、今国境を超え、金融
分野・政策分野で注目を集めています。
このインパクト投資市場の成長を世界的に促進していくことを目的として、2013年6月のG8サ
ミットでインパクト投資タスクフォースが設立されました。英国キャメロン首相の呼び掛けで立ち
上がったこの取組は各国から政府代表1名、民間代表1名が登録される他、各国の専門家で構
成されるセクター横断の諮問委員会のメンバーも参画し、グローバルに広がりつつあるインパ
クト投資を促進する為に必要なアクションを議論してきました。
本シンポジウムは、同タスクフォースによるレポート発表に併せて参加各国が同時に開催す
るものです。本日はこれまでのタスクフォースの議論についてご報告するとともに、本日付けで
一斉公開されるタスクフォースレポートを発表させて頂きます。又、休眠預金の活用やソーシャ
ルインパクトボンド等、日本で具体化しつつある新しい取組みの最新情報もお伝えして参りま
す。
日本でも広がりつつあるインパクト投資の実践がこのタスクフォースの活動を機に更に発展
することを願っております。
プログラム
第一部 G8インパクト投資タスクフォースの活動と日本のインパクト投資最前線
1. オープニングリマーク(15:05~)
小宮山宏 (G8インパクト投資タスクフォース 国内諮問委員会委員長)
2. プレゼンテーション:G8インパクト投資タスクフォースの活動と世界の潮流
(15:20~)
伊藤健(慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科 特任助教)
3. インパクト投資ケーススタディ(15:40~) モデレーター:伊藤健
① コモンズ投信株式会社 会長 渋澤健
② ソーシャル・インベストメント・パートナーズ代表理事 白石智哉
③ 大和証券株式会社 債券営業部 募集・売出課 上席課長代理 上橋賢一
④ 日本政策金融公庫 国民生活事業本部 融資企画部 部長 宗友輝夫
⑤ 国際協力機構 民間連携室長 若林仁
4. 休憩(16:50~)
第二部 インパクト投資と公的セクターの役割
5. 社会的投資と休眠預金の活用(17:05~)
① 休眠預金活用推進議員連盟幹事 自民党 衆議院議員 坂井学
② 休眠口座国民会議
日本ファンドレイジング協会代表理事 鵜尾雅隆
NPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹
6. ソーシャルインパクトボンドの日本での実現に向けて(17:30~)
① 横須賀市 都市政策研究所 副所長 古谷久乃
② 尼崎市 顧問 船木成記
③ SROIネットワークジャパン 監事 鴨崎貴泰
④ 日本財団 経営支援グループ 社会的投資推進室 工藤七子
7. 閉会(18:00)
大野修一 G8インパクト投資タスクフォース民間代表、日本財団 常務理事
登壇者略歴
小宮山 宏
三菱総合研究所 理事長
1972年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了後、同大学工学部長等を経て、2005年総長に就任。2009年3
月に総長退任後、同年4月に総長顧問、三菱総合研究所理事長に就任。専門は地球環境工学、知識の構造化。著
書に「地球持続の技術(岩波新書)」、「『課題先進国』日本(中央公論新社)」、「日本『再創造』(東洋経済新報社)」
など多数。
伊藤 健
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任助教
米国Thunderbird Global School of Management にて経営学修士課程を修了後、GE Internationalに入社。シックス・
シグマ手法を使った業務改善や、コーポレート・ファイナンス部門で企業買収後の事業統合等を行う。2008年には
GE社を退職、NPO法人ISL 社会イノベーションセンターを経て2010年より現職。特定非営利活動法人SROIネット
ワークジャパン代表理事、一般社団法人ソーシャル・インベストメント・パートナーズ理事、Asian Venture
Philanthropy Network 地域統括(東アジア)。
渋澤 健
コモンズ投信 会長、渋沢栄一記念財団 理事、経済同友会 幹事
1983年テキサス大学 BS Chemical Engineering 卒業。1984年(財)日本国際交流センター入社。1987年UCLA大学
MBA経営大学院卒業。1987年ファースト・ボストン証券会社(NY)入社、外国債券を担当。1988年JPモルガン銀行(東
京)を経て、1992年JPモルガン証券会社(東京)入社、国債を担当。1994年ゴールドマン・サックス証券会社(東京)入
社、国内株式・デリバティブを担当。1996年ムーア・キャピタル・マネジメント(NY)入社、アジア時間帯トレーディング
を担当、1997年東京駐在員事務所設立。2001年シブサワ・アンド・カンパニー株式会社を創業し、2007年コモンズ株
式会社を設立(2008年コモンズ投信へ改名し、会長に就任)。2012年日本国際交流センター理事長に就任、2014年3
月に退任。
白石 智哉
ソーシャル・インベストメント・パートナーズ 代表理事
1986年一橋大学法学部卒業後(株)ジャフコ入社。米国・アジアでベンチャー・キャピタル投資を経験した後、1998年
事業投資本部長として総額800億円の企業買収ファンドを運営。2005年に欧州系プライベート・エクイティ会社ペルミ
ラの日本代表を務めた後、東日本大震災以降は被災地域の経済活性化や社会事業支援を行う。一般社団法人
ソーシャル・インベストメント・パートナーズ代表理事。フロネシス・パートナーズ(株)共同代表取締役。
上橋 賢一
大和証券株式会社 債券営業部 募集・売上課 上席課長代理
2005年大和証券SMBC(現、大和証券)入社。投資銀行部門にて資金調達手法の開発・提案に従事。米国留学後、
2012年より現職。債券のマーケティング戦略立案を担当すると共に、インパクト・インベストメント商品の企画に携わ
る。
登壇者略歴
宗友 輝夫
日本政策金融公庫 国民生活事業本部 融資企画部 部長
昭和57年、日本公庫に入庫。平成25年4月に融資企画部長に就任。ソーシャルビジネス支援担当部長として、融資
制度の企画や支援施策の実行を推進。政策金融機関としての立場から、内閣府主催の「共助社会づくり懇談会
WG」専門委員、中小企業庁主催の「NPOなど新たな事業・顧客の担い手に関する研究会」委員等を歴任。
若林 仁
国際協力機構 民間連携事業部 連携推進課 課長
旧海外経済協力基金(OECF)採用以来、国際協力銀行(JBIC)、現JICAを通じ、南アジア地域(インド・ネパール)の
インフラ事業(電力、運輸、上下水道等の各分野)や円借款制度の企画・戦略・業務調整、民間セクターによる途上
国開発事業(海外投融資業務)等を担当。フィリピン駐在を経験。現在、PPPインフラ事業やBOP/インクルーシブ・
ビジネスの推進、我が国民間企業等の製品・技術、ノウハウ、システムの新興・途上国関係者への普及促進を目的
とする民間提案型事業の企画・運営を担当。民間企業(大・中堅・中小・ベンチャー)、経済団体、地方自治体、NGO、
大学、コンサルタント、ドナー等、開発パートナーの拡大を通じた官民連携の推進を担う。
坂井 学
自由民主党 衆議院議員 休眠預金活用推進議員連盟 幹事
東京大学法学部卒業後、松下政経塾に入塾し、アメリカのスタンフォード研究所、熊本県などで塾の研修として地
域づくり活動を行う。その後鳩山邦夫氏の秘書を経て2005年に初当選。前国土交通大臣政務官兼復興大臣政務
官。年金記録・医療問題、公務員制度改革、災害・防災対策、環境問題に特に注力。休眠預金活用推進議連幹事
として、休眠預金の効果的な活用のため、奔走している。
鵜尾 雅隆
日本ファンドレイジング協会 代表理事
国際協力機構、米国Community Sharesを経て、ファンドレイジング戦略コンサルティング会社(株)ファンドレックス
創業。日本ファンドレイジング協会の創設に携わる。米国ケースウエスタンリザーブ大学非営利組織経営管理学修
士、インディアナ大学The Fundraising School修了。寄付10兆円時代の実現に向けて、NPO・公益法人のコンサル
ティング、研修、講演などに全国各地を奔走中。著書に「ファンドレイジングが社会を変える」など。
駒崎 弘樹
フローレンス 代表理事
日本初の「共済型・訪問型」の病児保育サービスを展開するNPO法人フローレンスを設立。また、待機児童問題を
解決するため、空き住戸を使った「おうち保育園」を展開している。「休眠口座国民会議」呼びかけ人、厚生労働省
「イクメンプロジェクト」座長、内閣府「子ども・子育て会議」委員などを務めている。
登壇者略歴
古谷 久乃
横須賀市 都市政策研究所 副所長
北海道大学法学部卒業後、民間企業勤務を経て、1993年横須賀市役所入庁。文化行政、総合計画、行政評価、学
校再編などに従事したのち、自治基本条例担当課長を経て、現在、横須賀市都市政策研究所副所長。
船木 成記
尼崎市 顧問、高知大学 客員教授
社会課題の解決を目的とするソーシャルマーケティングが専門分野。所属は(株)博報堂。2007年より二年間、内閣
府政策企画調査官として男女共同参画局勤務経験あり。2012年4月より現職。尼崎市の都市の体質転換を目指し、
アプローチ中。また、長期実践型インターンシップや、ソーシャルビジネスの支援等も積極的に行っている。
鴨崎 貴泰
SROIネットワークジャパン 監事
グロービス経営大学院卒業(MBA)。 環境コンサルティング会社を経て、2009年(公財)信頼資本財団にて事務局長
を務め、社会起業家に対する非営利融資事業やNPOのファンドレイジング支援事業を行う。 2014年より、NPO法人
日本ファンドレイジング協会へ入職し、現在に至る。 SROI評価やSIB(Social Impact Bond)の日本導入などに携わる。
工藤 七子
日本財団 経営支援グループ 社会的投資推進室 室長
大学卒業後、商社勤務を経て米国Clark大学大学院で国際開発学修士号を取得。在学中にアキュメンファンドでイ
ンターンを経験。帰国後、2011年に日本財団に入団し、企業との連携事業を担当する他、日本ベンチャー・フィラン
ソロピー基金の立上げ、運営を担当。
大野 修一
日本財団 常務理事
京都大学経済学部卒業。丸紅株式会社在籍中に日本経済研究センター、OECD、世界銀行へ出向。1991年に帰任、
国際業務部企画室、業務部副部長、海外市場チーム長、リスクマネジメント部副部長を務めた後、2001年(財)日本
船舶振興会(現日本財団)に国際部長として入会。2004年より同財団常務理事。
主催団体
主催
G8インパクト投資タスクフォース国内諮問委員会
慶應義塾大学
日本財団
後援
外務省
経済産業省
協力
日本フィランソロピー協会
SROIネットワークジャパン
【G8インパクト投資タスクフォースについて】
G8インパクト投資タスクフォース(The Social Impact Investment Taskforce)は2013年6月のG8サミットのサ
イドイベント・社会的投資フォーラムで、キャメロン英首相の呼びかけで発足された。G8諸国の政府・金融・ビ
ジネス及び慈善事業など各業界のリーダーが集まり、社会的投資市場の発展を促進する施策を議論するこ
とを目的としている。メンバーはG8各国からの政府代表、民間代表の各1名ずつから成り、日本からは外務
省経済局経済協力開発機構室長が政府代表、日本財団常務理事が民間代表としてメンバーに登録している。
2014年9月15日に、社会的投資市場の発展のための施策や制度をまとめたレポートを英国首相からG8首脳
に提出予定。タスクフォースのサブ組織として各国が国内諮問委員会を組成しており、日本でも2014年7月よ
り活動を開始している。
【G8インパクト投資タスクフォース 国内諮問委員会メンバー】
委員長:小宮山宏 株式会社三菱総合研究所 理事長
副委員長:鵜尾雅隆 特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会 代表理事
大野修一 日本財団 常務理事
渋澤健 コモンズ投信株式会社 取締役会長、公益財団法人渋澤栄一記念財団 理事、
公益社団法人経済同友会 幹事
白石智哉 一般社団法人ソーシャル・インベストメント・パートナーズ 代表理事
野島嘉之 三菱商事株式会社 環境・CSR推進部 部長
山田順一 独立行政法人国際協力機構(JICA) 上級審議役
G8インパクト投資タスクフォース国内諮問委員会
http://impactinvestment.jp