第4章 リレーショナルデータベース言語SQL 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 背景と基本概念 データ定義 アクセス権限 問合せ データ更新 アプリケーションからのデータ操作 4.1 背景と基本概念 歴史 ① 1970年代IBMサンノゼ研究所でSystem R開発。 当初はSEQUELと呼ばれたが、後SQL(発音は Sequel)と改称。 ②1986年、ISOで標準化。 ③現在使われているのは1992年改訂のSQL2 (SQL92ともいう) ④日本語機能を追加してJIS X 3005-1995制定。 ⑤現在、SQL3が最新規格。 【用語】SQL:Structured English Query Language 正式には Database Language SQL 概要 ①関係代数を理論的基盤とする。 ②現実的なデータベース利用のための機能追加。 【②の例】 データ更新 スキーマ定義 算術演算 ソーティング 【用語】SQL:Structured English Query Language 正式には Database Language SQL データ構造の違い ①重複したタプルの存在を許容するマルチ集合の導入。 ②属性やタプルの順序の扱い。 データ構造の違いを考慮し、 一般利用者にも分かりやすい用語を導入 (リレーショナルモデルと用語が異なる) 関係 → 表 属性 → 列 タプル → 行 利用形態 ①直接起動方式 利用者が対話的に操作して利用 ②ホスト言語方式(埋込みSQLとモジュール言語) アプリケーションプログラムの中で使用。 社員 社員ID 氏名 年収 課ID 1001 浅田克郎 800 D 1002 佐藤史郎 600 D 1003 田中吉彦 900 1004 中原圭吾 1005 1006 説明における例題 プロジェクト構成員 プロジェクトID 構成員 S 東 1001 800 S 東 1002 羽田康子 700 S 東 1003 山田悦子 500 NULL 東 1004 西 1002 プロジェクト プロジェクトID 課名 リーダ 西 1003 東 東プロジェクト 1002 西 1005 西 西プロジェクト 1005 東プロジェクト構成員 西プロジェクト構成員 組織 構成員 構成員 1001 1002 課ID 課名 課長 P 社長室 NULL 1002 1003 D 設計 1001 1003 1005 S 営業 1003 1004
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