ベトナムBigCの経営政策につ いて考察する 発表者:杜氏明水 M98E0225 ベトナムの小売市場 • 近代的小売市場の規模は約200億ドル、年率 8%レベルで拡大しており、好調なマクロ経済、 二大都市の所得上昇などに支えられて今後 拡大する有望市場と言える。 • ベトナムの小売市場の特徴として、伝統的小 売業市場が依然として主流であることがあげ られ、少なくても70~80%といわれる。 伝統的小売業は現在縮小する方向 • 消費者のライフスタイルの変化(一部中間属 旧市街から部外型のマンションも転居)と食 品を中心とした安全面への意識の高まり • 政府による市場近代化への強い意志 近代式小売業の拡大方向 • 拡大するベトナムの小売業においては、押し 並べて全ての業態で成長余地は大きく有望 であるが、特にHM,SMは近年急拡大してお り、各者の参入が続いている。特にHMは、 部外の開発地区に移住する中間属の拡大と いう追い風もあり、成長性は最も高いと思わ れる。 ハイパーマーケット (Hyper Market) • 1960年代にフランスで開発された大型セルフ サービス店のカルフールは、アメリカのディス カウントストアとスーパーマーケットの経営シ ステムをドッキングさせたもので、ワンフロア に食品と非食品を仕切りなしで置いたセルフ サービスで運営する。これがハイパーマー ケット(Hyper Market) といわれる、新業態で ある。 Big C Vietnam (ベトナムビッグC) • フランスに本拠地を置くカジノグループが経 営しており、現在、ハノイ、ホーチミンを中 心に10店舗を展開している。カジノグル― プは欧州最大級のグローバル流通企業で あり、アジアや南米市場へ参入には、極め て積極的である。 • 店舗の開店は1998年と、流通外資の中で は最も早くからベトナム市場に参入を果た している。 • 現在、Big Cも10店舗を 開店している。 • ハノイとホーチミン、二大都 市を中心に経営している。 • 主要ターゲットである「都市 中間取得属」は主として大 都市郊外に居住しており、 また店舗用地の取得も都 市中心部とり容易なことな ら、BigCの店舗は多く郊 外型の大規模を採用して いる。 ベトナムBigCの成功の理由 • 市場参入の第一目を果たしている。 • ターゲットを比較的年齢の若い都市中間所得属及 びハイエンド属に絞ったこと • 都市中間所得属及びハイエンド属が多く住む大都 市近郊に集中出店していること • マーチェンダイジング政策(消費者のニーズに適応 した品揃え政策)の徹低。例えば、ベーカリーショッ プ(焼き立てのフランスパン)、調理済惣菜(中食)、 輸入食肉、インスタント麺などの商品について、都 市中間所得属に絞り、パワーカテゴリであること明 確化している。 ご清聴を ありがとうございました!!!
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