御案内: この作品の製作コンセプト ●一般歯科医の現実問題として、パノラマ写真を見る 時、歯牙周辺のみに注意が集中している現実があり、 特に上顎周辺部は微細な構造が複雑に重なり合って おり、しかも原理や像の成り立ちに対する理解が不十 分なこととあいまって、ほとんど正確に読影されていな いという問題意識から作成。 ●普通の人に分かりやすいものは、万人にわかりやす いというコンセプトで、この作品も、できるだけ歯科以外 の素人でもある程度理解できる程の明快さを目標とし ました。もちろん、なおかつ十分な専門性もあります。 御案内: この作品の主な内容(1) ●パノラマ断層撮影の原理や像の成り立ちをビジュア ルに、アニメーションを使って説明 ●その上で、頭蓋骨標本の写真とパノラマX線写真を 比較しながら解剖学的構造を明示 ●骨以外の軟組織や障害陰影についてもわかりやす く紹介 ●新潟大学医学部・歯学部、北海道大学歯学部の上 顎洞癌・上咽頭癌などの症例のパノラマ写真を解析し、 どこを注意すべきか、歯科の臨床的観点からあらため て整理。従来の教科書とは一味違った問題提起。 御案内: この作品の主な内容(2) ●重要な所見がなぜ見逃されるのか、どうすれば所見 を拾うことができるか、研修医を対象にした「読影実 験」で証明、実践的な対策を提言 ●実際の開業医の場で上顎洞癌・上咽頭癌に遭遇す ることはきわめて稀ですが、大学病院を受診するそれ らの患者は、ほぼ間違いなく、開業歯科・医科などの 一次医療施設を複数転々とし、所見が見逃されている のもまた現実です。機会は稀でも、こうした破壊的所見 の可能性に留意した観察は、正常例のバリエーション の把握にもつながり、他の疾患の検出や、パノラマの より深い理解にもつながるはずだと思います。 では、サンプルスライドを 御覧下さい パノラマX線写真は、 なぜ、そしてどのようにして 誤診されるか? -特に上顎部周辺- 比較的単純な構造で周囲との重なりが少ない下顎部に 比較し、上顎およびその周辺はさまざまな構造が重なり、 また、投影方向や像の成り立ちに対する理解が充分で はなく、一般歯科医にとって把握が容易ではない現実が ある こんなの示されてもわ けがわからない、とい うのが多くの歯科医 にとって正直なところ 断層撮影の原理その1(平面) フィルムと管球を 同期させて運動、 ●だけが常に同 じ位置に明瞭に 焼き付けられ、他 の部分はボケ像 となる。 被写体 ③ ③ ① ① ② ② 断層撮影の原理その2(曲面) 2つのターンテーブルが同 じ速度で回転している X線 被写体 その曲断面に合う ように顎骨を置け α ば、顎骨の総覧を フィルムに焼き付 けられる スリット α フィルムを置く フィルム円筒と同一半径 を持つ曲断面のみがフィ ルムと同一の角速度と なって同期、この曲面の 断層像が得られる 患者さんをテーブルに 乗せて回転させるわけ には行かないし、歯列 断面も完全な円形では ないので、被写体との 相対的位置関係を計 算して管球とフィルム の軌道を工夫したのが 実際の装置 ●他にも豊富な図解・写真・症例報 告・実験データをもとに、わかりやす く理解可能な構成となっています。 ●各地で大絶賛の「おもしろパノラ マ理解図」も含まれています。 ●製品版に乞御期待!
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