第11章 成長戦略 ケース/花王 この章で学ぶこと: ①増収・増益とは? ②よい経営とは? ③企業の総合力とは? 1.花王の増収増益 1)決算の4つのパターン 増収減益(成長途上期) 増収増益(絶好調期) 減収増益(成熟期) 減収減益(リストラ期) 2)資本→売上→利益の好循環がカギ 資本:R&D、設備投資 売上:営業・販売政策 利益:価格政策、コスト管理 2.商品力・製品開発力 1)垂直統合を基礎とする新製品の開発と改良 つぎつぎにヒットが生まれる→売上up! 2)シーズとニーズのすり合わせ 大部屋方式 朝まで ぐっすりだ マトリクス方式 よ! 3)R&D重視の企業文化 R&D5原則 R&D会議・ R&D戦略会議 3.システム力 ~製販技の一体化による効率と創造のマネジメント 1)販社制度:小売サイドとのWin-Winの構築 原価 80 販売価格 120 原価 120 メーカー A 80 110 メーカー B 販売価格 150 小売 110 130 卸 130 150 小売 2)エコーシステム:消費者の声を製品開発に活用 4.合理化努力(TCR&TVC) ~連続17期増収2.5倍&増益5倍 億円 億円 8000 1200 売上高 7000 経常利益 6617 花王 983 1000 6000 800 5000 花王 600 資生堂 4000 2946 ライオン 3000 2741 265 2083 200 2168 89 1000 80 資生堂 237 2524 2000 400 90 02 年度 0 ライオン 68 50 80 (出所)各社有価証券報告書(単独データ)より作成。 90 02 年度 5.よい経営=総合力 商品力・製品開発力 システム力 合理化努力 売上up + コストdown 利益率up 企業の総合力:資本→売上→利益の好循環 高い資本利益率(ROI)
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