為替レートはどのように決ま るのか •為替レートの動き •為替レート決定の基本的考え方 •購買力平価 •金利平価 為替レートの動き • 為替レート:異なる国の通貨間の交換レートを為替レートと呼ぶ • 二カ国為替レート:例、日本の円とアメリカのドルとの間の為替 レートを二カ国為替レートと呼ぶ • 実効為替レート:円の価値が世界全体の通貨の中で増加しているの か、あるいは、減価しているのかを示す指標 • 名目為替レート:ある国の通貨と他の国の通貨の交換レート • 名目実効為替レート:名目為替レートにおいて、貿易相手国の通貨 との加重平均値を計算したもの • 実質為替レート:ある国の商品の価値と他の国の商品の価値と野交 換レート • 実質実効為替レート:実質為替レートにおいて、実効為替レートを 計算したもの 為替レート決定の基本的考え方 国際収支:経常収 支と資本の国際取 引 経常収支が黒字の時に、 外国為替取引では、外 国通貨売り自国通貨買 いの取引額が自国通貨 売り外国通貨買いの取 引額を超過する 資本収支が黒字の時に、 外国為替取引では、外 国通貨売り自国通貨買 いの取引額が自国通貨 売り外国通貨買いの取 引額を超過する 国際収支が黒字の時、 外国為替取引では、外 国通貨売り自国通貨買 いの取引額が自国通貨 売り外国通貨買いの取 引額を超過する • 経常取引:基本的に商品裁定取引に基づいて行われる • 資本収支:金利裁定取引に基づいて行われる • 商品裁定取引:ある商品を価格の安い市場で買い、価格 の高い市場で売る、価格差から利鞘を得ること • 金利裁定取引:金利の低い市場で資金を調達して、金利 の高い市場で運用する、金利差から利鞘を得ること • 購買力平価:商品裁定取引によって決定される為替レー ト • 金利平価:金利裁定取引によって決定される為替レート 購買力平価 • 一物一価法則:取引費用がない状況において、商品裁定 取引が行われると、どこで商品を買っても、価格が同じ ということ • 為替レート=(1/外国の一般物価水準)/(1/自国の一 般物価水準) • 両国の通貨の購買力が等しくする為替レートを意味する ことから、購買力と呼ばれる(絶対的購買力) • 相対的購買力平価:購買力変化率=自国のインフレ率ー 外国のインフレ率 金利平価 • 直物取引:外国為替取引の契約と受け渡しと同 時に行われる取引 • 先物取引:外国為替取引の前に契約が行われる 取引 • カバー付き金利平価:「円建て金利」-「ドル建て 金利」={「先物レート」-「直物レート」}/「直物 レート」 • カバーなし金利平価:「円建て金利」-「ドル建て 金利」={「予想将来直物レート」-「直物レー ト」}/「直物レート」
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