Excelの基礎 - ホーム | 東京大学 大学院情報学

2001.1.7(Mon) Naoya Sekiya
帝京大学総合基礎科目・情報科学II
第II部Ms-office入門編
EXCEL入門
簡単な表計算とプレゼンテーションとしての表
関谷直也
[email protected]
帝京大学実習講師
名称
ファイル(ブック)の名前
列番号
セル(アクティブセル)
番地: E2
ワークシート(表)
16,384行×256列
行番号
見える部分の移動
ワークシート
(アクティブシート)の名前
EXCELの使用法
①表計算(貸借対照表、出納帳、成績表)
②グラフをつくる
③きれいな表をつくる(Word)
④データベースの作成(ACCESS)
③だけならWordでもよいが、計算した後にき
れいな表を作る場合はExcelの方が便利。
住所録など簡単なデータベースで、特に(1)量
が少なく、(2)きれいに表現することが重要
な場合には、 Excelでつくる
セル操作
• キーボードとマウスで移動する(必ず両方覚える
こと)。
– マウスカーソルをセルポインタという.
機能によって形状が異なる:
– キーボードを用いたアクティブセルの移動
上下左右1セルずつ移動
Ctrl +
PageUp PageDown
Tab
ワークシートの端のセルへ移動
ウィンドウ1画面の上下
右のセルへ移動
表の作成
表の作成
• データの入力と編集
– 日本語以外は,直接入力か半角英字で入力
• 数値は右寄せ、文字は左寄せで表示
• 数字を文字として入力するには, ‘ の後に数字を入力
– 修正は,①セルをダブルクリックし、セルに直接入力
するか,②画面上の入力領域で修正する.
入力領域(数字か式の入力)
取消し
演習データの入手
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~naoya/Excel/data1.xls
をInternet Explorerで入力。
・それをAドライブ上に保存。
・ExcelでAドライブのdata1.xlsを再度開く。
表計算①計算式の立て方
表計算とは
• 表計算とは、同時に縦・横、もしくは、縦数
個・横数個並ぶ統計データを同時に計算す
ることをいう(電卓は単純計算)。
①大規模で、手計算が難しい場合
②複雑な計算をする場合(平均・照合・引き算
足し算を同時に行う場合、計算式が複雑な
場合)
に有効な計算。このような、単純・大規模な
データ処理は、コンピュータを使うことが有
表計算(足し算)
• 式(足し算)
– E1をクリック →「マスメディア接触量全体」 と入力
=
+
– E2をクリック①「=」を入力②B2をクリック③「+」を入
力④C2をクリック⑤ Enter キーを押す
(以上をすべて文字でキー入力してもよい)
– =B2+C2
表計算(引き算)
• 式(足し算)
– E1をクリック →「ドラマ・バラエティなど」 と入力
=
- 」を
– F2をクリック①「=」を入力②C2をクリック③「
入力④D2をクリック⑤ Enter キーを押す
(以上をすべて文字でキー入力してもよい)
– =C2-D2
表内の細かい移動
表内の細かい移動
• 範囲指定
– セルポインタをドラッグして範囲指定
– Shift キーを押しながら上下左右キーで範囲
指定
• 移動
– 範囲指定後に上下左
右の枠をドラッグ
• コピー
– 範囲指定後にコピー、
貼りつけ
• 元に戻す
Ctrl
+Z
コピー・貼りつけ(カット&ペース
ト)
• コピーの方法
①範囲を指定
②右クリック&コピー
②‘ Ctrl + C
• 貼りつけ
①右クリック&貼
りつけ
①‘ Ctrl + V
コピー・貼りつけ(カット&ペース
ト)
• 延々貼りつけて
いく。Ctrl + V
を繰り返す
• 全て同じものな
ので、ある程度
貼りつけをした
ら、さらにそれを
まとめてコピー
貼りつけをした
方が楽
コピー・貼りつけ(カット&ペース
ト)
E3=B3+C3 F3=C3-D3
E4=B4+C4 F4=C4-D4
・
・
E60=B60+C60 F60=C60-D60
と、順じ、そのセルにあったよ
うに計算されていく(これを、
手計算していたら大変!)。
表計算②関数
関数の使い方
• 合計 =SUM(□: □ )
• 平均 =Average (□: □ )
• 最大値 = MAX( □: □ )
関数は、単純な計算から、文字列を検索して、
同じ文字列を探すもの(LOOKUP)、もし同じ文
字列があったら、別のセルに何かを表示するも
の(IF、AND)など様々なものがある。これらは、
必要に応じて、参考書を見つつその場で使え
るようになればよい。全て覚える必要もない。
関数の使い方
• 直接入力する。
• 「 =AVERAGE( 」まで入力した後に範囲を
選択し、「 ) 」で閉じる
•
を押すか、[挿入]→[関数]を使う
表計算(関数の使い方と平均
値)
B602に、
=AVERAGE(B2:B601)
と入力
表計算(関数の使い方と平均
値)
B602の計算式を、C602~F602
にコピーする。
それぞれ、
C602=ABERAGE(C2:
C601)
D602=ABERAGE(D2:
D601)
E602=ABERAGE(E2:E601)
F602=ABERAGE(F2:F601)
となる
プレゼンテーションとしての表
プレゼンテーションとしての表
• EXCELの表は二つあると考えよう
– ①計算するための表(自分で必要な部分を計
算するために作成する)
– ②人に見せるための表
◆大事なことは、この二つを混同しないこと。①
で計算した後に、②できるだけきれいな表を作
る。
◆それを印刷したり、PowerPointに貼りつけた後
にWordに貼りつけて使用する(こうしないと形
が崩れる)
◆ ②だけなら、Wordで作ればよい(課題2)。
シートの使い方
• シートは、いくつか表を作りたいとき、だがファイルを分けるほど
全く関係がないわけではないとき別シートで表・図をつくる(元
データを消さないで、別シートで清書したり、必要部分のみ表化・
グラフ化するような場合に使う) 。
–
–
–
–
シート名の変更(ダブルクリックで変更してもよい)
シートの挿入
移動(自分で整理しやすいように並べ替え)
不要なシートの削除
Shiftとクリックで削除し
たいシート選択(とびとび
の選択は,Ctrl+クリック)
→右クリック後 [削除]
右クリック
文字・数字の貼りつけ
コピーをして新たに作ったシートに貼りつける
•コピー ①右ボタンを押してコピ- or ②Ctrl+C
•貼りつけ①右ボタンを押して貼りつけor ②Ctrl+V
計算後の値の貼りつけ
計算された値をコピーしているようにみえても、
「式」をコピーしただけで、「値」はコピーされて
いない。これはコピーの形式を指定する必要
がある。
(次ページ)
①右ボタンを押す
②形式を指定して貼りつけ
③「値(V)」を指定して「 OK 」
を押す
④値だけ貼りつけされる
行・列の挿入・削除
①挿入したい分・削除した
い分だけ,行番号あるい
は列名を選択(黒くする)
②右クリック
③[挿入] [削除]を選択をク
リック
(行挿入の場合は、選択
範囲の上、列挿入の場
合は選択範囲の右に挿
入される)
表の整形
– 列幅の調整
• 文字がセル幅より長いと切れる
• 数字がセル幅より長いと######となる
•セル幅を変更したい列名をドラッグして選択
•範囲の右端で,
のセルポインタでダブルクリック
•
でドラッグしてもよい.
セルの中の文字の位置の調整
配置
(セル範囲を選択→右クリック[セルの書式設定] )
[書式(O)]→[セル(E)]でもよい
表の線の書き方
①ボタン
を押す
範囲を指定(黒くする)→右
クリック→[セルの書式設
定]
編集と印刷
印刷プレビュー[ファイル] →[印刷プレビュー ]
①余白ボタンを押し
②線をドラッグして調整
課題3-1:表の作成
表1:首都圏住民のマスメディア接触量
調査項目
新聞購読量
テレビ視聴量
テレビニュース視聴量
マスメディア接触量全体
ドラマ・バラエティ番組など
視聴・接触(時間分)
●
●時間 ●
●
●時間 ●
●時間 ●
分
分
分
分
分
本演習でのデータから、平均値を計算して、最終的に上記
5つの項目の値を計算して、できるだけきれいな表をつくる。
(自分らしい、見やすい表をつくること。)
確認:課題(成績評価)
• 課題1 Word1地図の作成
20点
• 課題2 Word2表の作成(履歴書の作成) 20点
• 課題3-1 Excelを利用した表の作成
10点
3-2 Excelを利用したグラフの作成 10点
• アンケート調査第1回(出席点)
20点
• アンケート調査第2回(補講時出席点)
20点
※補講時に実施
計100点
補講と課題
1限 グラフ作成の演習
2限 アンケート作成
3・4限 ・質問・課題の作成・課題の提出
• 課題は、できるだけ補講期間内(1日目で
無理なら2日目)に提出すること。
• 課題は、関谷のチェックを受けること。
• 課題を期間内に提出できないものは関谷
に相談すること