鉄筋コンクリート構造の材料(1) ・図解「建築の構造と構法」 91~93ページ ・必携「建築資料」 材料:78~79ページ コンクリートの構成 砂 砂利(砕石) セメントの水和反応式 • セメントは水と化学反応して凝結する性質 (水硬性)をもつ (珪酸カルシウム) 例: 2(3CaO SiO2) + 6H2O アルカリ性 → 3CaO 2SiO2 3H2O + 3Ca(OH)2 • セメントペースト:セメント+水 • モルタル:セメント+水+砂(細骨材) • コンクリート: セメント+水+砂+砂利(粗骨材) セメントの種類と特徴 セメントの種類と特徴 高炉セメントとフライアッシュ • 高炉セメント ←ゆっくりと硬化する : 高炉スラグ微粉末を混入したセメント • 高炉スラグ : 高炉から銑鉄を溶融状態で取り出す際の、 比重が小さなもの。石灰石が主成分。 • フライアッシュ : 石炭火力発電所で微粉炭を燃焼した際に 発生する石炭灰 普通ポルトランドセメントの製造 • 原料の調合 完成品 1000kg 当り 石灰石(1095kg), ケイ石(76kg)←鉱山から採掘 粘土(220kg), 鉱さい(鉱石溶融スラグ)(30kg) • 原料の粉砕工程:微粉砕して均一に混合 • 焼成工程:ロータリーキルンで 1400-1500℃ に 半溶解状態まで焼成 → クリンカー • 仕上げ工程:クリンカーに石膏(35kg)を入れて微粉砕 して均一に混合 細骨材と粗骨材 細骨材と粗骨材(建築資料) 粗骨材の最大寸法 鉄筋の間隙が小さくなると, コンクリートを充填しにくくなるので 粗骨材の最大寸法を小さくする コンクリートの水・混和材料 混和剤の種類と特徴 混和剤の種類(建築資料) コンクリートの用語 コンクリートの使用材料 砂利(砕石) 砂 コンクリートの調合表の例 細骨材の容積 細骨材率= 細骨材と粗骨材の容積 ×100(%) コンクリートの調合表の例 細骨材率= 275(ℓ) 275(ℓ)+ 385(ℓ) ×100(%) = 41.8 (%) コンクリートのスランプ試験 スランプ値は大きいほど流動性・施工性が良い コンクリートのスランプ試験 スランプ値は大きいほど流動性・施工性が良い コンクリート発注時の呼び強度 レディーミクストコンクリートの受入検査 コンクリートの関連用語 水セメント比は大きいほど強度が小さい アルカリ骨材反応の例 アルカリ骨材反応の例 アルカリ骨材反応の抑制対策 コンクリートの応力ー歪み関係 設計基準強度:Fc 長期許容圧縮応力度:fc Fc Fc/3 fc コンクリート試験体の破壊形状
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