建築構法の変遷 p.10~11 天然コンクリート造建築の歴史 • BC7000頃 イスラエル・ガリラセ地方でコンクリートを床や壁に使 用 ← 石灰+砂+石灰石+水 • BC5000頃 エジプトのピラミッドの石の隙間に焼石膏を詰める • BC 300頃 ローマ時代にローマンコンクリートで巨大建物を建設 ← ナポリ近郊の火山灰+砂+石や砂利+水 コンクリートの構成 構法上の歴史的建造物 (1)BC.5世紀~1世紀 その地域で取れる自然の材料を使用 木材,石,レンガ,セメント(火山灰)など ローマのコロッセオ(1C) ローマのパンテオン(118-128) パンテオン 内部の 直径43.8m のドーム ↓ 建築空間 が芸術に 人工セメントの発明 • 1756年 スミートン(英) 水硬性セメントの発明 ~ 初の人工セメント 石灰の中に粘土を加えて焼成して粉砕する • 1824年 アスピディン(英) ポルトランドセメントの発明 ← 島の名前 石灰石を焼成して粉砕し,粘土を加えて, さらに焼成して粉砕 → 1848年 フランス → 1850年 ドイツ → 1871年 アメリカ → 1872年 日本 鉄筋コンクリートの発明 • 1867年 モニエ(仏) 鉄筋コンクリートの発明 植木鉢を針金で補強,後に橋梁を作る • 1903年 オーギュスト・ペレ(仏) 鉄筋コンクリート造の6階建アパート • 1929-31年 ル・コルビュジエ(仏) 鉄筋コンクリート造の住宅(サヴォア邸) 近代建築の5原則を作品に体現 パリの フランクリン街 6階建アパート (1903) RC造の規範 パリ郊外のサヴォア邸(1931年) 近代建築の5原則 • ピロティ • 屋上庭園 • 自由な平面 • 連続(横長)窓 • 自由なファサード ル・コルビュジエ 三井物産横浜支店(1911)RC造 お と 遠藤於菟 古典主義的なファサードから脱却 三井本館 (1929) SRC造 古典主義的な柱・ファサード 森五ビル(1931) 現在:近三ビル RC造 村野籐吾 古典主義的な ファサード から脱却 東京中央郵便局(1931) RC造 白木屋 (1931) 最初の百貨店 服部時計店 (1932) 銀座の ランドマーク
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