Intelligent Systems Design Laboratory 光ファイバを代表とする 家庭・街中での常時接続 ~一般家庭への常時接続環境の広まり~ ○谷口 義樹 上浦 二郎 The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory はじめに 常時接続の広まり (常時接続:定額でネットにいつでも接続可能) *選択肢の増加 *コストの低下 *街中でも可能に 解決すべき問題点もいくつかある 常時接続環境の現状と問題点 The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory ネットワークインフラの現状 基線はすでに整備されている 超高速 「最後の1マイル問題」 低速 The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory 常時接続環境の種類 advantage 有 線 disadvantage ADSL 既存の回線を 使用可能 CATV ADSLより安定 料金が高め 光ファイバより安価 信号減衰により 速度低下 高速で減衰が Fiber Optics 起きにくい コストがかかる 大都市中心 場所を選ばず 利用可能 セキュリティが 甘い Wireless The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory 常時接続環境の広まり 万世帯 2000 1800 1600 1400 加 1200 入 世 1000 帯 800 数 600 400 200 0 80 65 無線 CATV 41 xDSL 388 光ファイバ 429 417 695 16 722 323 97 29 2001年6月末 2 205 164 7 2001年度末 The Monthly Lecture Meeting 749 481 97 2002年度末 335 593 773 2003年度末 2004年度末 2005年度末 第7回IT戦略本部資料4(2001.7)より Intelligent Systems Design Laboratory 街中での常時接続 街中では各ユーザを有線環境にできない 現在のサービス ・DDI Pocket社の「Air H"」 ・K-Opti.com社の「eo」 速度が遅く,不安定,コストがかかる 新しいサービス ホットスポット(Hot Spot) 未来のインターネットの形 The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory ホットスポット ・「Wireless Internet Café」 ・IEEE802.11b規格(無線LAN) ・いつでもどこでもネット接続が可能 ・現在,東京中心に実験段階 特徴 Hi-Speed Internet(最大11Mbps) Low Cost(月額1600円(実験段階)) The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory 常時接続の問題点 セキュリティ問題 Attack ネットワーク容量の不足問題 The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory セキュリティ問題 攻撃対象 不正アクセス 不正アクセス 踏み台 攻撃者 踏み台PC 常時接続PC The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory 具体的な対策例(1) OCNでの対策 パケットフィルタリングサービス 外部からのパケットをOCN側ルータで防ぐ セキュリティチェックサービス ユーザが情報をOCNに伝え, それを元にOCN側が結果を伝える The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory 具体的な対策例(2) K-OPTI.comでの対策 回線の自動切断 一定時間で回線をサーバー側で切断 一定時間後,再接続 一定時間がたてば,回線を一度切断し, IPアドレスを変動させる The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory ネットワーク容量不足の問題 大量の人がインターネットに常時接続 扱うデータの情報量が多くなる ネットワーク容量が不足し速度が落ちる The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory 具体的な対策例(光ファイバ) WDM伝送技術 (波長多重通信) NEC社 10.9Tbpsの伝送に成功 The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory まとめ 常時接続環境は今後さらに整備 ・ADSLから光ファイバへ移行 ・街中では,ホットスポットの普及 問題点の解決 ・新技術・対策により解消されつつある 各プロバイダの対策,WDM技術 今後,ますます普及していくこととなる The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory 光ファイバ(Fiber Optics) 光信号を用いた超高速常時接続回線 信号の減衰が格段に少ない コストがかかる 大都市中心のサービス 低コストのプラスチック光ファイバケーブルの開発 The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory 光ファイバの種類 The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory ホットスポットの問題点 電源問題 ・PCのバッテリー稼動時間は短い ・電源も含めて利用できる場所はまだ少ない コンテンツ問題 ・いつでもどこでもネット接続できても, それを活かすコンテンツがまだ少ない セキュリティ問題 ・無線接続なのでセキュリティが有線に比べて低い The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory ADSL普及の背景 ADSL(8Mbps) 必要な機器が非常に高価 *ADSLモデム *スプリッター ユニバーサルADSL(1.5Mbps) *扱う帯域を分ける→スプリッター不要 *モデムが比較的安価 The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory プラスチック光ファイバ コアにプラスチックを利用 コスト低下 銅線との比較 石英光ファイバと比較 ・ノイズの影響を受けにくい ・伝送能力が高い ・軽量 ・コストがかからない ・短絡事故がない ・柔軟性をもつ The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory パケットフィルタリングサービス The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory セキュリティチェックサービス The Monthly Lecture Meeting Intelligent Systems Design Laboratory xDSL ADSL 上り/下りが非対称,電話との共存可 SDSL 上り/下りが対称,電話との共存不可 HDSL 昔からの技術で銅線を2本使用 VDSL 52Mbpsの超高速回線で利用距離が短い 実装はされていない The Monthly Lecture Meeting
© Copyright 2024 ExpyDoc