2004年8月10日 ビジネスプロデューサー育成プログラム開発・実証プロジェクト 教育プログラム開発方針 ■ プログラム開発方針 ビジネスプロデューサー=起業ができる力を持つ人材、という定義のもと、「2年間学んだら開業できる」という実践的プログラムを目指すわけ であるから、現実的に「起業するために必要な要素」を開発方針として掲げる。 1)「覚える能力」より、「考える能力」を伸ばす 起業できる人(=社長)は、常に考えている。社長に、ON OFFの区別がないというのは、常に実務についているからではなく、頭の中の「仕事に結びつける回路」 のスイッチが、入りっぱなし状態であることを指すのだ。常に、深く、考えられる力を伸ばすことを目的とする。 2)「実務の知識」ではなく、「事業運営の知識」を身につける 起業するのは、実務の延長線上にある起業(個人事業主的起業)と、事業という入口からの起業がある(商社的起業)。しかし、いずれにせよ必要になるのは、 「人、モノ(サービス)、金」のキーワードに代表される、事業運営の知識である。このプログラムでの「知識パーツ」は、ここに集約される。 3)「ビジネス・アイディア」を湧かせる能力を身につける 起業すること=商売を始めることである。そのためには、ビジネス・アイディアが必要になる。アイディアには、商品(サービス)そのものに対するものもあれば、 売り方、お客様への接し方に対するものなど、様々なカテゴリーがある。どのカテゴリーでもかまわないが、何か一つは(起業にあたって)不可欠な要素である。 4)ビジネスプロデューサーの「マインド」を身につける 知識だけはもとより、アイディアがあったとしても、ビジネスプロデューサーになれるかどうか、起業できるかどうかは「マインド」にかかっている。 5)「理論」ではなく「現実」を理解し、対処する能力を身につける ビジネスをプロデュースするには、理論的整合性も大事であるが、人の感情を含めた様々な要素が絡み合って、「現実」は動いていくことを知る必要がある。 BPC(ビジネスプロデュースコンペティション)の参加、その準備によって、それを知り、身につける。 Policy of Program-Development 20040810 Copyright Cprod Inc, all rights reserved. ■ プログラム構成と各役割 BPC(Business Produce Competition)を核(コア)とし、プロデューサーマインド、ケーススタディ、プロデューサーナレッジの3つの要素で プログラムは構成される。 【BPC(ビジネスプロデュースコンペ)】 【ビジネスプロデューサー・マインド】 ビジネスプロデューサーとしての(起業家 としての)基本的な考え方。 このプロジェクトにおいて、 「ビジネスプロデューサー(起業家)育成」に 最も有効なプログラムであり、すべては、 ここでの発表、評価のための準備である。 Business Producer’s Mind BPC (Business Produce Competition) 【ビジネスプロデューサー・ナレッジ】 実務ではなく、事業運営に最低限必要な 知識集。このプログラムの中では、唯一 「覚える」パーツ。 【ケーススタディ】 Case Study 考える能力の開発、ビジネス・アイディア を湧き出す力を育むプログラム Business Producer’s Knowledge Policy of Program-Development 20040810 Copyright Cprod Inc, all rights reserved. ■ 具体的な内容案① ビジネスプロデューサー・マインド ビジネスプロデューサー・マインドは、eBPのマインド編を踏襲した内容を考えている。 【Introduction】 1)マインドとは何か? 2)ビジネスとは何か? 3)プロデューサーとは何か? …….etc 【Core Mind】 1)ポジティブ&パワフル 2)豊富なコミュニケーション運動量 3)新しい仕組みづくりの仕掛け人 4)サバイバル能力にも似た「なんとかするマインド」 …….etc 左記は、eBPの際にまとめたeBPマインドの中から、 特にITが関係なくとも、プロデューサーとして、必要な マインドを抜粋したものである。 今回の「ビジネスプロデューサー・マインド」用に 多少のリライト、ページの付加を考えているが、 非常に基本的なものだけに、大きく変わるとは考えにくい。 【Planning Mind】 1)コネクトforビジネス 2)企画を科学する 3)企画の発見はぜんたいずから 4)本質を見抜く力が企画力の基礎 5)似たもの、隣人からヒントを得る 6)プロダクトアウト、マーケットイン 7)現状の20%の変革 ……etc Policy of Program-Development 20040810 Copyright Cprod Inc, all rights reserved. ■ 具体的な内容案② ビジネスプロデューサー・ナレッジ ビジネスプロデューサー・ナレッジは、極めてリアル、かつ、リスクコンシャスな内容を考えている。 ●会社の作り方と、個人事業主、有限会社、株式会社の違い ●取締役と従業員の違い ●株式会社の最大の特徴「株式」 ●IPO(株式公開)とは 左記は、(まだ洗練されていないが)内容例。 ●「投資」と「融資」の違い 事務的、アカデミック的な内容も盛り込むが、 実際に起業した人しかわかりえない、それでいて、非常に 重要な内容も、盛り込もうと考えている。 ●ベンチャーキャピタルとは ●三人の侍(弁護士、税理士、労務士)を確保せよ ●人材は、なかなか採用できない(高給だけじゃダメ) ●オフィスを借りるための障壁「保証金」 先輩の「知恵袋」的なイメージ。 見た目のボリュームは多くはないが、本当に起業する人には 非常に役に立つ資料となると思われる。 なぜなら、私自身が、左記のような内容は、誰かに教えて もらいたかったことだからである。 ●FAXや電話のリースは個人補償 ●取締役3人以上の、良いところ悪いところ ●営業の難しさと面白さ ●内政の難しさと面白さ ●個人の仕事と、組織の仕事 …….etc Policy of Program-Development 20040810 Copyright Cprod Inc, all rights reserved. ■ 具体的な内容案③ ケーススタディ ケーススタディも、eBPのケーススタディ編を踏襲することを考えている。 1)新卒求人ビジネスにおける、eビジネス構築 左記は、eBPのケーススタディ編。 2)居酒屋における、eビジネス構築 今回の、ビジネスプロデューサー用に関しては、 ITの利用を必須とはしないものの、基本的に、 「ビジネスの仕組みを作る」という意味では、同じテイストの ケーススタディにしたいと、考えている。 3)シティホテルにおける、eビジネス構築 各テーマ(お題)は、もちろん変える。 4)新築マンションにおける、eビジネス構築 Policy of Program-Development 20040810 また、(構成上まだ煮詰めていないが)「収支予測」など、 勘定的な要素を盛り込むことも考えている。 Copyright Cprod Inc, all rights reserved.
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