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邦銀のアジア融資
小柴摩耶 石塚理紗
90年代の邦銀によるアジア融資
97年をピークに金額・
シェア共に減少!!
最近のアジア投融資の現状
シェア
金額
邦銀の存在感大きく、アジア融資額急増
政府によるインフラ整備輸出の後押し
を背景に海外向けの貸し出しが増加
3メガの取引額拡大邦銀シェア倍増
インフラ関連融資による邦銀の存在が大きく
アジア融資急増の理由
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アジア向けの与信残高が増えているのは、
インフラ整備や資源開発に絡む資金需要が旺盛
ユーロ圏の銀行に比べて低利で安定的にドル資金を調達
できる
ユーロ圏の銀行が財務体質の悪化から資産削減を進め、
アジア融資から手を引き始めている
邦銀のアジア融資の優位性を生かし
存在感を高めている!
邦銀の国内の本業の現状
~成長活路を海外に求める邦銀~
~資産売却の受け皿になる邦銀~
国内融資はなお横ばい
外銀が手放すアジアなどの
一方海外融資は2割強増
貸出債権を相次ぎ買収
自己資本比率の積み増しを求められている欧州金融機関は
保有資産の売却を急いでおり邦銀に資産売却の打診が相次いでい
る!
3メガバンク各取り組み
三井住友銀行貸出残高
アジア地域への
貸出は年々増加!!
アジア投融資の問題点
債権管理が緩く、貸し倒れのリスクが高い
邦銀は公的な金融機関を活用することでそのリスクを回避
金融・資本市場が未発達・当局による規制が強
い
邦銀のアジアでの事業展開を促進し、
インフラ輸出を支援するため市場整備に向けた協力を進める
邦銀アジア融資の今後の戦略