認知の状況依存性・文脈効果 • 記憶と再生の状況依存 – 覚えた場所と思い出す場所の影響 • 知覚の文脈効果 – 錯視図形の生じるワケ • 認知判断の状況依存 – 価値、経験、意味が認知的判断を左右する 記憶の実験(手続き) • 課題 単語の組合せを記憶 (記銘) 一定時間後に思い出す(再生) • 条件 1.陸上で記銘 → 陸上で再生 2.陸上で記銘 → 水中で再生 実験の場所 陸上と水中 3.水中で記銘 → 陸上で再生 4.水中で記銘 → 水中で再生 実験の結果 思 い 出 し た 単 語 数 陸 上 で 再 生 水 中 で 再 生 陸 上 で 再 生 水 中 で 再 生 陸 上 水 中 記銘した場所 実験で証明されたこと • 憶えようとした場所と 思い出すときの場所が 同じだと → たくさん思い出す 違 う と → 思い出しにくい • 場所だけではありません ・・感情の状態、雰囲気、天候 ストループ効果 何色ですか? 白 赤 黄 赤 紫 青 ストループ効果 • 見る対象 ・・・色々な属性がある – 形、色、意味 赤赤赤 • 全てを統合して「知覚・認知」が成立 • その場にある属性全てを「統合」 これは何ですか? これは何ですか? これは何ですか? 錯視図形、図版 • ある対象を認知するときに 周囲にある「もの」が影響を及ぼして 本来の物理的な性質・状態とは 異なる性質・状態のものとして 知覚・認知してしまう状態 長さは同じかな 長さは同じかな 長さは同じかな 長さは同じかな 長さは同じかな 長さは同じかな 大きさは同じかな 大きさは同じかな 錯視図形、図版 • ある対象を認知するときに 周囲にある「もの」が影響を及ぼして 本来の物理的な性質・状態とは 異なる性質・状態のものとして 知覚・認知してしまう状態
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