トークンリングについて 保坂幸佑 トークンリングとは・・・ トークンリング。Token Ring。 媒体アクセス制御方式として、 トークンパッシング方式を使うLAN。 IBM社が開発し、米国 で普及したもの。 その後、IEEE802.5として標準化されてい る。 トークンリングの物理的なトポロジはハブを中心としたスター 型で、 伝送ケーブルにはツイストペアケーブル(STP)を使用 する。 しかし、論理的なトポロジはトークンが周回するリング 型である。 伝送速度は、4Mbpsまたは16Mbps。 16Mbpsの仕様で は、伝送速度を改善するため アーリートークンリリースを採 用した。アクセス制御にはトークンパッシング方式を用いてお り、有効転送能力が最高速度の95%程度と、CSMA/CDを 用いるEthernet(有効転送能力は50%程度といわれる)よ りも転送効率が高い。 トークンパッシング方式? LANにおける媒体アクセス制御方式の一種。 トーク ンパッシング方式では、 トークン(Token)と呼ぶ特 定のビット列を定義し、常に伝送路を周回させておく。 データを送信したいネットワークデバイスは、 この トークンを伝送路から取り込み、代わりに自分の送 信したいデータを送出する。 ここでトークンは送信 権を得ている。 データが一方的に流れているため、衝突するという ことが発生しません。 LAN? 同じ建物の中にあるコンピュータやプリンタなどを接 続し、データをやり取りするネットワーク。 接続形態によってスター型LAN、リング型LAN、バ ス型LANなどの種類があり、また通信制御方式に よってEthernet、FDDI、Token Ringなどいくつか の種類がある。 最も普及しているのはEthernet規格で、中でも、 ツイストペアケーブルを使ったスター型LANである 10BASE-Tや100BASE-TXが主流。 過去問題 平成6年度 問40 トークンリング型LANの特徴として,正しいものはどれか。 ア LAN上でデータの衝突が生じた場合には,適当な時間の後に再送す る。 イ CSMA/CDと比較すると,伝送速度が低速である。 ウ データを送信するノードは,まず送信権を獲得しなければならない。 エ ノード間のケーブル長が500m以上になると通信に失敗する原因と なる。 オ リングの中心にファイルサーバを設置する必要がある。 答え、ウ
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