情報技術基礎 論理素子による進歩 計算機の歴史 1649 パスカル 1839 バベッジ 1890 ホレリス 歯車式加減算機 階差機関 パンチカードシステム ※歯車式の計算機は1960年(昭和30年)代まで 便利な計算機として実際に使われていた 歯車式の計算機 電子回路素子の大きさ 真空管 トランジスタ IC LSI VLSI コンピュータの歴史 第 1 世代コンピュータ 第 2 世代コンピュータ 第 3 世代コンピュータ 第3.5世代コンピュータ 第 4 世代コンピュータ 第 5 世代コンピュータ 真空管 トランジスタ IC LSI VLSI 開発中 真空管を論理素子とした時代 第1世代コンピュータ 1946~ ABCマシン Z3 ENIAC EDSAC 真空管 ガラス管内を真空状態にして電子を放出する カソード、電子を吸引するプレート、電流を制 御するグリッドなどの電極を封入し、増幅、発 振、変調などの働きをする ABCマシン 1939年 (欧で第2次世界大戦開戦) アメリカ アイオワ州立大学 アナタソフ と ベリー ABCマシンの特徴 真空管を約300本使用, 装置全体の大きさは大きめの机程 完成せず実用化しなかった 現代のコンピュータに使われている基本原理 をもった最初の電子計算機 2進数による演算,論理回路,記憶装置など が,後のコンピューターに大きな影響を与え ている Z3 1941年 ドイツ 論理回路は電気機械式 ENIAC 1946年 アメリカ ペンシルバニア大学 エッカート と モークリ ENIACの特徴 真空管18800本,リレー1500個, 消費電力150kW,重さ30トン 大規模な電子計算機としては世界初 計算式を変えるには端子盤上の配線を変 更 汎用性を確保する設計技術が,後のコン ピューターに大きな影響を与えている EDSAC 1949年 イギリス ケンブリッジ大学 ウィルクス EDSACの特徴 3000本の真空管 ノイマンの提唱したプログラム内蔵方式 で作動した最初の実用的コンピュータ UNIVAC 1951年 アメリカ 大学 モークリー 真空管5000本,重量7.2トン 最初の事務用コンピュータ アメリカ大統領選挙の結果を予想 トランジスタを論理素子とした時代 第2世代コンピュータ 1958~ 発熱量が少ない 小型で高信頼性 1958年のIBM7070等 トランジスタ 1949年にベル研究所で発明された 半導体を接合し、増幅やスイッチングなどの働 きをする。アナログ信号の場合入力信号の波形 を変えずに、電圧や電流の大きさを拡大する増 幅作用を利用する。コンピュータなどで使用され るデジタル信号では、トランジスタは0と1を切り 換えるスイッチの役割を果たす。 ICを論理素子とした時代 第3世代コンピュータ 1964~ 1964年にIBM360が世界的にヒット 小型化 記憶容量の増加 処理速度が高速化 I C(集積回路) は半導体のチップ上にトランジスタ、 ダイオード、抵抗、コンデンサ類などの 素子を高密度で実装してあるもの IC LSI,VLSIを論理素子とした時代 第3.5世代コンピュータ(LSI)1970~ 第4世代コンピュータ(VLSI) 1980~ 小型化,低価格化,周辺装置が進歩 様々な製品の中で利用 コンピュータの多様化 パーソナルコンピュータが登場 L S I (大規模集積回路) 1000 ~ 10万個程度の素子を集積したもの V L S I(超大規模集積回路) 数十万以上の素子を集積したもの パーソナルコンピュータの登場 1977年 1981年 1982年 1984年 1984年 1993年 AppleⅡ IBM PC NEC PC-98 IBM PC/AT AppleMacintosh IBM PC/V 8ビット機 16ビット機 16ビット機 16ビット機 16ビット機 32ビット機 コンピュータの歴史 第 1 世代コンピュータ 第 2 世代コンピュータ 第 3 世代コンピュータ 第3.5世代コンピュータ 第 4 世代コンピュータ 第 5 世代コンピュータ 1946~ 真空管 1958~ トランジスタ 1964~ IC 1970~ LSI 1980~ VLSI 開発中 コンピュータの名称と歴史上の人物 ABCマシン アナタソフ と ベリー ENIAC エッカート と モークリ EDSAC ウィルクス と ノイマン
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