調査の企画(1): 質問紙の作成プロセス

調査の企画(1):質問紙の作成プロセス
1.質問紙の構成 2.質問紙の作成手順
3.質問紙を作成する際に注意する点 4.課題
1.質問紙の構成
協力依頼
• 挨拶・依頼文
質問本体
• 質問文+回答カテゴリーなど
フェイスシート、御礼
• フェイスシート(性別、年齢、職業など)
• 御礼
2.質問紙の作成手順
(1)質問紙に必要な質問項目を決める
←調査目的および仮説から
※質問項目=変数
e.g.裁判員制度に対する態度
マス・メディア接触頻度
裁判員制度についての情報収集方法
価値観
(2)変数間の関連を予測する(図示するとよい)
←主に仮説から
(3)質問項目の下位項目・尺度の候補を列挙する
e.g.裁判員制度に対する態度
→先輩たちの社会調査法実習質問紙?
→新聞各社の世論調査?
→尺度集?(基本、修正などの変更不可)
(4)質問項目の下位項目・尺度を取捨選択する
(5)各質問の質問方法と回答方法を決める
回答尺度のタイプ(選択肢or自由回答)
選択肢タイプの時は選択する数も決める
質問文作成
※分析のことも考慮し、回答尺度のタイプを決める
(6)質問順を決める
答えやすい質問→答えにくい質問
質問間のつながりも考慮する
(7)体裁を整える
わかりやすく、見やすい質問紙に仕上げる
3.質問紙を作成する際に注意する点
• ひとつの質問で複数のことを尋ねない。
×あなたが裁判員制度に賛成し、参加したいと思う理由を
教えてください。
• 誘導尋問にならないようにする。
×あなたが裁判員として参加する際には、検察の主張や証
拠を十分に考慮しますか。
• 選択肢不足に注意。
• 回答方法を難しくしない。
• フェイスシートで尋ねる項目は必要最小限にとどめ
る。
4.課題
<課題3>質問項目の列挙
「2.質問紙の作成手順」の(1)~(3)を行い、
(3)について提出。
※箇条書き(尺度の出典は控えておくこと)
※尺度・項目の出典の明記方法
例:テレビ視聴時間(萩原, 2000)←提出用の書式
萩原滋 (2000) 大学生のテレビ視聴調査 メ
ディア・コミュニケーション, 50, 34-52.←控え
用の書式
※実際の質問文・回答選択肢(案)まで考えた
場合は、質問紙作成の段階までグループ内で
保管。
提出先:有馬([email protected])
ハーゲンダッツはバニラ
([email protected])
提出期限:2014年6月5日(木)16:00まで
提出ルール:いつもどおり。
ヘッダー、ファイル名、メール本
文にグループ名を入れること。
担当グループに一覧にしてもらい、取捨選択の作
業に入ります。