JTBとH.I.Sの競争戦略

JTBとH.I.Sの競争戦略
発表者 2班
大東文化大学
山本 佳弘
佐々木 絵里子
日本大学
松谷 惇史
和田 華菜子
目次
1.はじめに
2.旅行業界の取扱状況
3.両社企業概要
4.両社の歴史
5.両社の戦略
①JTBの戦略
②H.I.Sの戦略
6.両社の今後の取り組み
①JTBの今後の取り組み
②H.I.Sの今後の取り組み
7. まとめ
8.参考文献
1.はじめに
■「ケースに学ぶ経営学」第六章の競争戦略を
もとに研究を始めた
■春休みを利用し、旅行に行く班員がいたのを
きっかけに、旅行業界を調べることにした
2.旅行業界の取扱状況
海外旅行
外国人旅行
国内旅行
合計
会社名
取扱額 前年比 取扱額 前年比 取扱額 前年比 取扱額 前年比
(百万円) (%) (百万円) (%) (百万円) (%) (百万円) (%)
(株)ジェイティービー
14,098 83,0
8 121,9 790,678 96,4 804,785 96,1
近畿日本ツーリスト(株) 162,274 93,1 7,752 84,9 287,102 93,6 457,130 93,2
(株)日本旅行
131,235 83,9 8,455 114,7 284,079 94,7 423,770 91,4
(株)阪急交通社
214,696 86,0 1,388 92,9 135,430 98,4 351,513 90,4
(株)エイチ・アイ・エス
305,790 100,4
0
‐ 17,125 110,8 322,915 100,9
3.両社企業概要
企業名
株式会社
ジェイティービー
本社所在
地
東京都品川区東品川二丁目3番 東京都新宿区西新宿6-8-1 新宿オー
11号
クタワー29階
設立
1963年11月12日(創業年月日
1912年3月12日)
1980年12月19日
売上高
1兆,6602億8700万(連結)
3254億2800万
代表取締
役会長
佐々木 隆
澤田 秀雄
従業員数
28,777名(グループ全体 2009
年9月30日現在)
4,142名(2009年10月31日現在)
株式会社
エイチ・アイ・エス
4.両社の歴史
JTB
H.I.S
1912年
ジャパン・ツーリスト・ビュロー設立。訪日
外国人の取り扱いを行う。
1980年
インターナショナル・ツアーズ設立
1948年
国際航空運輸協会(IATA)から公認代理店
としての認可を受ける
1985年
会社初の海外支店を香港にオープン
1963年
株式会社日本交通公社設立
1990年
「株式会社エイチ・アイ・エス」に社名変更
1968年
海外旅行パッケージツアー「ルック」販売
1991年
国際航空運輸協会(IATA)から公認代理
店としての認可を受ける
1998年
国内営業所100店舗突破、スカイマーク
エアラインズの就航
2009年
海外拠点100店舗突破
1971年
国内旅行パッケージツアー「エース」販売
2001年
「株式会社ジェイティービー」に社名変更
5.両社の戦略①JTBの戦略
国内航空チケットの販売
法人向けのツアー販売
企業・団体関係者をターゲットにしたこ
とにより、一度にたくさんの収益が得ら
れることで急成長した
消費者の要望を取り入れる
地域別・専門分野別に分割
ツアー商品の質・顧客満足の向上
につながり、さらに業績を伸ばすこ
とに成功
5.両社の戦略②HISの戦略
海外旅行に視点を向ける
格安航空券の販売
個人旅行向けパッケージツアー販売
大手に対抗できる力をつけるためニッチ分野に特化した
業界不振の中で業績を伸ばす
6.両社の今後の取り組み
JTBの場合・・・
ネット事業の強化
店舗販売を縮小、コストの低いネット販売に本格的に取り組む
2011年度末までに約200店舗を閉鎖する
グローバル展開
海外でのマーケット拡大を図る
中国を中心としたアジアで収益を拡大する「アジア戦略」を掲げる
欧米
仲介
アジア
6.両社の今後の取り組み
H.I.Sの場合・・・
60代以上
新規顧客開拓
50代
JTB
H.I.S
認知度が低いシニア層へのプラン拡大
40代
近畿日本ツーリスト
30代
日本旅行
JALパック
20代
阪急交通社
高年層の集客アップ効果、現在の若年
層のHISの生涯利用につながる
0%
20%
40%
60%
80%
100%
全体
その他
6.両社の今後の取り組み
H.I.Sの場合・・・
旅行カウンターの設置
大型エアコンの搭載
自動ドアの取りつけ
移動型店舗
日常生活と海外旅行のかけ橋にし、
海外旅行需要を喚起する
7.まとめ
JTB
国内旅行、団体旅行を広めた
H.I.S
海外旅行、個人旅行を広めた
両社の新しい取組みが
業界全体を引っ張っていく
8.参考文献
「ケースに学ぶ経営学」東北大学経営学グループ
有斐閣ブックス
株式会社ジェイティービーHP
(http://www.jtb.co.jp/)
株式会社エイチ・アイ・エスHP
(http://www.his-j.com/index.html)
TREKEARTH
(http://www.trekearth.com/gallery/)
観光庁HP
(http://www.mlit.go.jp/kankocho/)