環境経営における地域密着の重要性

環境経営における地域密着の重要性
～モクモクファーム成功の秘訣～
近畿大学経営学部足立ゼミA
高野尚樹・勝山正也・石飛浩二・有倉緑
木澤徹・中本彩香・外山久美子・岡田貴裕
～目次～
第１章
企業経営と地域社会の共生
・地球環境問題の原因とは？
・CSRとは？
第2章
モクモクファームの成功の秘訣
・モクモクファームにおける地域共生
・モクモクファームの取り組み
・モクモクファームの課題とこれから
第3章
よりよい社会につながる企業経営活動
◆地球環境問題の発生原因は人類の経済活動に起因し、以下の
キーワードが重要になる
経済主体
• 政府・企業・家計
3R
• リデュース・リユース・リサイクル
地域社会
• 地域・NPO・消費者
CSR( Corporate Social Responsibility )とは？
◆企業の社会的責任・・・
社会、環境、労働、人権、品質、法令遵守に対して責任を負う
◆企業が利益や経済合理性を追求するだけでなく、ステークホ
ルダー全体の利益を考えてとる行動である
地球環境問題とは？
地域、家庭から・・・・
地域密着が重要
モクモクファームにおける地域共生
1987年
三重県伊賀市に銘柄豚「伊賀豚」
をメインにした「ハム工房モクモク」
を創立
従業員は平均年齢26～27歳
で多くの若者が農業公園の経
営を携わる
年間約50万人の来場客数を誇る
売上は年間約40億円(平成19年)
『安心・安全・手作り』
『モクモク7つのテーゼ』
ファーマーズマーケット
◆地元の農家の人たちが自作の農作物を持ち寄り、販売を行う場
◆来場者の手でソーセージやパン作り、農園で作業体験ができる
環境BOX
贈り物の箱に無駄な緩衝材を使わないで資源を減らすBOXで、
お客に理解した上で購入してもらう
風力発電を使った自然エネル
ギーを使用し、使用した電力を
直に来場者にわかるよう工夫
四日市や名古屋など近辺の都
市で農場レストランを直営
会員限定イベントなどを実施し、
リピーターは3万5千人！
(千円)
4,500,000
ファーム
マーケティング
直営レストラン
4,000,000
3,500,000
3,000,000
売 2,500,000
上 2,000,000
1,500,000
1,000,000
500,000
0
平成10年平成11年平成12年平成13年平成14年平成15年平成16年平成17年平成18年平成19年
平成20年農事組合法人伊賀の里より資料データ
40,000
35,000
30,000
25,000
世
20,000
帯
15,000
10,000
5,000
年
平
成
19
年
平
成
18
年
平
成
17
年
平
成
16
年
平
成
15
年
平
成
14
年
平
成
13
年
平
成
12
年
11
成
平
平
成
10
年
0
平成20年農事組合法人伊賀の里より資料データ
農作物の安全と品質の問題
地元農家の収入の減収につながる
循環型飼育方法：リキッドフィーディング
養豚場から出るガスを利用する：バイオガスプラント
消費者参加型農業へ
体験を通した思い出を商品に
「人と人とのつながり」
「自然から生かされていること」
全企業の社員の創造的な人材の育成
参考文献・参考URL
金丸弘美「新農業ビジネス伊賀の里ただいま大健闘」 NAP
日本経団連社会貢献推進委員会「CSR時代の社会貢献活動～企業の現場から～」日本経済新聞出版社
伊賀の里モクモク手作りファーム・パンフレット
農業と経済2005年1月号昭和堂
三橋規宏「地球環境と企業経営」東洋経済新報社
岡本享二「進化するCSR」ジェイアイピーエムソリューション
足立辰雄「環境経営を学ぶ～その理論と管理システム」日科技連出版社
宇沢弘文「地球温暖化を考える」岩波書店
金原達夫金子慎治「環境経営の分析」白桃書房
環境経営学会「サスティナブルマネジメントを目指して～環境経営入門」日本工業新聞社
寺本義也原田保「環境経営」同友館
エコビジネスネットワーク「企業別環境経営実例集～産業のグリーン化と環境格付け」産学社
所伸之「進化する環境経営」税務経理協会
水尾順一清水正道蟻生俊夫「やさしいCSRイニシアチブ」日本規格協会
日経CSRプロジェクト「CSR働く意味を問う」日本経済新聞出版社
水尾順一田中宏司「CSRマネジメント～ステークホルダーとの共生と企業の社会的責任」生産性出版
高橋由明鈴木幸毅「環境問題の経営学」日本規格協会
伊賀の里モクモク手作りファームHP http://www.moku-moku.com/
新しい経営理論の研究 http://www.kawanisi.jp/top.htm
農林漁業金融公庫 http://www.afc.go.jp/

Download Report