21世紀におけるわが国の国際 取引関係法の透明化と充実化 ―Doing Cross-border Business with/in Japan のために 2004.6.10(木) 文部科学省 1 <本研究の目的> 日本の国際取引関係法の体系化 立法・条約案の策定・提案 英語による世界への情報発信 →国際取引関係法の透明化 ・充実化 2 <何が問題なのか?> 日本法は日本だけのものではない 潜在的なユーザーは世界的に存在 しかし、現状は…. 3 <使えない・使われない日本法 > 理論化局面での国際的視点の欠如 法整備における国際的視点の欠如 対外的な情報発信の不足 → その結果… 4 <法的ブラックボックス> 日本の法的インフラの不透明性 → 不信や誤解の発生 対日貿易投資にブレーキ 取引の面でも Japan Passing 5 <本研究の目的> 日本の国際取引関係法の体系化 立法・条約案の策定・提案 英語による世界への情報発信 →国際取引関係法の透明化 ・充実化 6 <本研究の独創性> 日本の国際取引関係法の体系化 国際取引という統一的視点 重要な法分野の専門家を組織化 国際私法研究者によるリエゾン 各専門領域が有機的に結合した 大規模な研究組織により体系化 7 特定領域研究「21世紀におけるわが国の国際取引関係法の体系化と透明化-Doing Cross-Border Business with/in Japanのために」 総括班 コア・メンバー 総括班 シニア・アドバ イザー 国際取引の主体 に関する研究 国際取引における紛争 処理に関する研究 に関する研究 国際取引の客体 に関する研究 国際物品・ サービス取引法班 国際会社法班 国際知的財 産権法班 国際金融班 国際倒産班 国際会社法総括 研究 BtoB型取引 に関する 研究 金融取引法 に関する研 究 特許権・商 標権に関す る研究 国際仲裁班 外国人法上 の規制に関 する研究 BtoC型取引 に関する 研究 監督規正法 に関する研 究 著作権に関 する研究 国際民事紛争処理 班 8 <本研究の独創性> 立法・条約案の策定・提案 国際取引という統一的視点 体系化により現行法秩序の矛盾・空 白が顕わに グローバル・ユーザーのための立法・ 条約案の提言 「マックスプランク外国私法・国際私法 研究所」との連携 9 <本研究の独創性> 英語による世界への情報発信 現状は、偏った領域の断片的な情報 の発信に止まっている ↓ 体系化された日本の国際取引関係法 を英語によりデータベース化 立法・条約案の提言も英語により海外 へ発信 10 国際会社法 国際取引の主体[研究項目A] (国際会社法、外人法) 国際取引の客体[研究項目B] 国際物品・ サービス取引法 [B-1] B2B型 取引 国際金融法 [B-2] 金融取引法 市場創造型法 監督規制法 B2C型 取引 国際知的財産権 [B-3] 特許権 商標権 著作権 国際取引において生じた問題の処理[研究項目C] 国際倒産 [C-1] 国際仲裁 [C-2] 国際 民事訴訟 [C-3] 11 <本研究の方法> 日本の国際取引関係法の体系化 各計画研究ごとの実態調査項目の確 定、主要文献・重要判例のデータ化 各計画研究ごとの研究会の開催 各計画研究の代表者会合及び全体会 合による体系化作業 国際ワークショップの開催 12 <本研究の方法> 立法・条約案の策定・提案 内外からのフィードバックの分析・総合 各計画研究ごとの研究会の開催 各計画研究の代表者会合及び全体会 合による立法・条約案の策定 国際ワークショップの開催 13 <本研究の方法> 英語による世界への情報発信 各計画研究班ごとに翻訳すべきデータの選定 総括班による調整・翻訳委託 各計画研究班による翻訳のレビュー・修正 総括班による取り纏め 国際ワークショップの開催 インターネット上での発信 14 <本研究の方法> 総 合 五つのサーバーによりネット上に構築 されるデータ及び成果の共有システム (「グローバル取引法」知識統合システ ム) 全体の総括のための国際シンポジウ ムの開催 内外学会における成果の公表 15 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 継続的に研究会開催 国際会社法班 国際物品・ サービス取引法班 国際金融法班 国際知的 財産権法班 国際倒産法班 ワークショップ開催 実 態 調 査 項 目 確 定 ・ 文 献 目 録 作 成 ワークショップ開催 文 献 分 析 ・ 調 査 実 施 ワークショップ開催 ワークショップ開催 ワークショップ開催 国際仲裁班 国際民事訴訟法班 総括班 国 際 シ ン ポ ジ ウ ム の 開 催 成「 果グ ロ 報ー 告バ 書ル 作取 成引 法 ・」 知 内識 外統 学合 会シ にス てテ 発ム 表の 完 成 ワークショップ開催 各班からの翻訳作業とりまとめ ・ 調整 16
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