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サンゴ礁の白化現象から考える環境破壊
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Kansai Soka Gakuen EarthKAM Project Team
Picture 1: Okinawa , Japan
研究動機
この画像には日本の沖縄のさんご礁が写っています。
私たちはこの画像からサンゴ礁について調べていく中で、『サンゴの白化現
象』
を知り、その主な原因であると考えられている
①異常な温度上昇
②オニヒトデの大量発生
について調べました。そして、
①異常な温度上昇大きな要因である地球温暖化
②オニヒトデ大量発生の一因と考えられている海水の富栄養化
という2つの問題について原因を探り、私たちは森林破壊にその大きな原因が
あるとの仮説を立てました。
ここでは私たち関西創価学園が、今年から取り組んでいるアマゾン熱帯雨林
破壊の調査からこの仮説について考えていきます。
サンゴ礁の白化現象
現状と2つの原因
Picture 1 の撮影地域
Okinawa , Japan
サンゴ礁破壊の現状 白化現象
サンゴの白化現象とは、海水温の上昇によりサンゴ
に
共生している褐虫藻がサンゴの体から抜け出してしま
い
サンゴの骨格が透けて白っぽく見えることを言います。
picture
白化現象の原因
①異常な温度上昇
異常高水温が一時的であれば、褐虫藻は再びサンゴに戻り
白化は回復しますが、水温が極端に高かったり、高水温が長く
続くと、白化したサンゴはやがて死滅してしまいます。
このことからサンゴの白化現象は、地球温暖化による影響が
最も大きいと考えられています。
白化減少の原因 ②オニヒトデの大量発生
オニヒトデはサンゴを食べる生き物です。
通常、オニヒトデの分布密度は非常に低く、目立たない存在です。
サンゴ群集が健全であれば、群集全体の成長量からすれば、オ
ニ
ヒトデが食べるサンゴの量はわずかなものです。
問題はオニヒトデが大発生した場合です。
その原因としては、オニヒトデのもつ性質として大発生と沈静化
を
くり返すとする自然現象説と、生態系の人的撹乱(富栄養化、天敵
生物や生態系のバランスを保つ上で重要な役割を果たす生物の
乱
獲など)が原因とする説があります。
Picture 2 の撮影地域
the mouth of Amazon river , Brazil
Picture 2: the mouth of Amazon river , Brazil
Picture 3: the upper reaches of Amazon river , Bolivia
Picture 4: the middle reaches of Amazon river , Brazil
アマゾン森林破壊の現状


Picture 3、4からわかるように、森林伐採が上流から下流ま
で広い範囲で行われている。
1年に15000平方km~20000平方kmという速いスピードで伐
採が進んでいる。
森林破壊から起る問題点



Picture 2からもわかるように、河口から養分を含んだ土壌が
大量に流出して河川・海洋が富栄養化している。
→赤潮の発生・オニヒトデの大量発生
アマゾン熱帯雨林の土壌で、養分を含んでいる層は薄いため
森林がなくなり表面が流されてしまうと、森林の復活が難しい。
『地球の肺』と言われるアマゾンの熱帯雨林の減少は二酸化
炭素増加の原因となり、地球温暖化が進む大きな要因になる
とも考えられる。
なぜ森林開発が行われているのか
先進国
家畜飼料用の大豆がほしい!でも
国内ではコストがかかりすぎる・・・
!
未開拓のアマゾンの熱帯雨林を畑にしよう!
現地の人
お金がほしい!
貧困から脱出したい!
終わりに…
このことからもわかるように、身近な環境変化の原因にも様々な
要因があります。
またアマゾン川周辺の事例からもわかるように、環境破壊はそ
の
国だけの問題でなく、多くの国の利害関係が重なって生まれてくる
ものです。
つまり、私たちの生活こそが環境破壊の原因になっているので
す。
しかし逆に、私たちのほんの少しの行動で地球を救うことができ
る
とも言えます。
大切な地球が壊されつつある今、私たちは行動を起こさなけれ
ば
なりません。
Kansai Soka Gakuen EarthKAM Project Team
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