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1、 はじめに・・・
せいりょう園は、開設して29年経ち、来年の10
月で30年となります。
今まで特養だけでも約330名の入居者の看取り
を行っています。
せいりょう園では特養だけではなく、様々な居住
施設(ケアハウス・グループホーム等)で最期まで
暮らして頂き、これまでに数多くの方々の看取り
を行っています。
2、せいりょう園コミュニティの紹介
介護老人福祉施設
地域密着型特養(20名)
ユニット型特養(30名)
ショートステイ(20名)
ケアハウス(30名)
グループホーム(37名)
デイサービスセンター(15名)
小規模多機能ホーム(25名)
サービス付き高齢者向け住宅
「リバティかこがわ」(20名)
「自愛の家さくら」(24名)
3、老いることは、いけないこと?
社会は、予防に力を注いでいるが、終末期は、誰
にも必ず訪れる。
予防の先にある「終末期」をどう捉えるか?
QODをどのようにすべきか?
人間だけが、社会の中で看取りを行う唯一の動物
である。
4、 連携について
看取りを行うには、多職種との連携が必要で
す。
往診医・看護師は勿論、介護職・ケアマネ
ジャー・事務職員など様々な専門職員が本人
の最期の自己実現に寄り添います。
看護師
往診医
本人
家族
介護職
5、 家族へのサポートは必須
なによりも家族との連携は必要不可欠です。
本人が何も言えない状態になった終末期に、
本人の想い・尊厳を汲みます。
家族にとっては「看取り」に対して、漠然とした
不安が大きいです。
・延命治療で何とかならないか?
・死に対する不安が大きい。
・「看取り」とは何か???
様々な葛藤が起こります。しかし葛藤すればす
るほど学びがあります。
6、 御家族へのサポートを担うのは・・・?
ズバリ「介護職員」です。
現場を一番よく知っているのは介護職員です。
御家族の想いを傾聴して、不安材料があれば、内
容次第で様々な専門職員と連携して取り除きます。
せいりょう園の職員は「みとりびと」です。
これまで様々な看取りを経験し、自身の成長に繋
げています。
7、看取りは、介護評価
ターミナルと向き合う
故人に対しての介護評価が表れる
通夜・告別式に参列する
故人の身内からの評価を知る
8、看取りを真剣に向き合った
御家族からの話(ケース1)
ターミナルの状態となり家族
と過ごした時間は人生観が変
わるような出来事でした。
曾孫は、亡くなったおばあ
ちゃんを見て、何か思うことが
あったのか、画用紙にベッドに
横たわる姿を描いていました。
「生きるために戦っているおば
あちゃん」との題名が付いてい
た。
9、看取りを真剣に向き合った
御家族からの話(ケース2)
長男だから親の面倒を見なくてはならない。
虐待まではしてなくても、言葉の暴力はあった
しかし、父親に関わる看護師・ドクター・介護職の働き振りを見
て考え方が変わった。
真剣に家族として向き合わなければならないと思った。
ターミナルについて質問して、それに対してきちんと答えて頂き
不安を取り除くことができた。
10、看取りを経験する職員は成長する
本人が主役として最期を締めくくるお手伝い
誇りを感じ、自信に繫がる
仕事に使命感を持つ事が可能
看取りは、人間的にも成長する場でもあり
職員育成の場でもある
11、地域へ発信
せいりょう園コミュニティ内で実際に行っている看取りを今後は
地域でも同じように行う必要性を感じます。
課題
・往診をする医師が少ない
在宅・地域で最期まで暮らすことが難しいです。
最期は、医師の死亡確認(死亡診断書)が必須です。
・看取りを経験する介護職員が少ない
本人や家族に「自然な死」を伝える事が出来ません。
「みとりびと」が沢山いないと地域で最期まで過ごす
事が厳しい状況となります。
12、おわりに
今回は、看取りの場で、家族と介護職員に焦点を当
てました。本人最期の自己実現を叶える為には、協力
が必要です。
「協力する」ことは、「互いを知る」こと。
『相互理解』が必要なのではないでしょうか?
対人援助には欠かせない事柄だと考えます。