2003.5.30 No.230 財団法人 日本医薬情報センター (J A P I C) (http://www.japic.or.jp/ http://www.japic.or.jp/) jp/) 〈目 次〉 《巻頭言》 「患者中心の医療」と医薬品情報の提供 山辺 日出男 ・・・・・・・・・・・・・ 2 (日本製薬工業協会 常務理事) 《最近の話題》 <提案> 医薬品一般名の書き方(続)-日本名も英名と語順を揃えて- ・・・ 4 小澤 光(東北大学名誉教授・応用薬理研究会名誉会長) 《お知らせ》 「第 41 回 JAPIC 講演会」のご案内 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 「JAPIC 医薬資料ガイド」2003 年版の発行 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 「2002 年医薬品製造(輸入)承認品目一覧」発行のお知らせ ・・・・・・・・・ 8 《トピックス》 「第3回 JAPIC ユーザ会」を終えて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 第 4 回 JASDI フォーラム「医薬品情報のあり方からジェネリックを考える」に参加して ・・ 10 「ADVICE(医薬品副作用文献情報集)2002[Ⅰ] [Ⅱ] 」のまとめ ・・・ 12 《図書館だより No.156》 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 《月間のうごき》 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18 《今月の情報提供一覧》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 −1− 《巻頭言》 「患者中心の医療」と医薬品情報の提供 日本製薬工業協会 常務理事 山 辺 日出男 (JAPIC 評議員) 昨年 9 月のオープン以来 6 ヶ月依然「おのぼりさん」で賑わう丸ビルで、3 月 22 日製 薬協が主催する「患者中心の医療を考える国際シンポジウム 2003――患者会活動で社会に 響かせる『患者の声』」が、開催された。丁度3連休のど真ん中にも拘わらず、患者会、メ ディア関係者など多くの参加者があり、会場の丸ビルホールは外の喧騒とは別の熱気が溢 れていた。 2001 年 6 月第 1 回の「患者中心の医療を考える国際シンポジウム」が、 「欧米における 先進的取組み事例に学ぶ」という副題で開催されたが、今回も同じように欧米の先進事例 に学ぶべく、ゲストスピーカーとして、全米稀少疾患患者組織(NORD)のアビー・S・ マイヤーズ会長、英国患者会連合(LMCA)のデービッド・ピンク事務局長を招き、欧米 における「患者中心の医療」実現に向けた活動を紹介する講演をお願いした。NORD から は、「オーファンドラッグ法」成立に向けての取組みの成功事例を挙げて、希少疾患という ひとつでは小さな患者団体が他の患者団体や一般消費者と力を合わせて啓発活動を行うこ とにより、大きな影響力を持ち得ることが報告された。LMCA からは、患者団体を横断的 に組織したネットワーク作りの重要性と、それを通じで情報を共有化することにより患者 のエンパワーメントを進めている事例などが紹介された。次いでパネルディスカッション が行われ、日本の患者会から「日本コンチネンス協会」の葛西副会長、薬害エイズ被害者 の救済事業を進めている「はばたき福祉事業団」の大平理事長が加わり、欧米における取 組みの事例や経験から日本における「患者中心の医療」が目指すべき方向とそのために必 要な取組みなどが論議された。製薬協からは筆者がパネラーの一人として参加して、患者 中心の医療に向けての製薬産業の役割と貢献について意見を述べさせていただいた。 2 年前に国際シンポジウムの開催に当たりテーマとして「患者中心の医療」を掲げた。 その時はかなり遠い響きを持ったスローガンに思えたが、この言葉は急速に社会全体から 認知を受け、現実性を持った響きに変わってきた。何よりも患者の権利意識と医療への参 画意識の向上、そのために必要な医薬品情報を含む医療情報の入手、そしてそれを可能に するインターネットを始めとする IT 技術の発達などがその背景にある。インフォームド コンセントの名のもとに、十分理解する情報や知識を欠いた中で、決断しなければならに 患者の当惑と困難がよく云われている。このような悲劇的とも言える状況をなくし、患者 中心の医療を実現するためには、医療に関する情報の提供を通じて、医師と患者との所謂 −2− 「情報の非対称性」を解消し、患者の理解を助け、医療への参画を進め、医師と患者が一 体となって闘病するシステムを作り上げることが求められている。 このうち医薬品に関わる情報提供については、昨年 12 月総合規制改革会議は規制改革 の推進に関する第 2 次答申の中で、「患者中心の医療を実現するためには、むしろ患者に おいても医薬品に関する情報を十分入手できる体制を整え、必要な知識を得た上で受診で きるようにする必要がある」として、医薬品に関する情報提供の促進を求めている。この ような動きの中で、3 月 28 日厚生労働省は、医療用医薬品の広告に関して、製薬企業が自 社のホームページで添付文書情報を公開することは「広告には該当しない」とする通知を 出して IT 時代の情報提供の実態を追認すすとともに、インターネット等により医薬品情 報を直接医療消費者に提供する道を開いた。また、4 月始め福岡市で開催された第 26 回日 本医学会総会の福岡宣言では、「21 世紀に目指す理想の医療は、心を持った人間を見失う ことのない、生命の尊重と個人の尊厳に基づく患者中心の医療である。」と、理想の医療は 患者中心の医療であることを宣言した。さらに「おまかせ」医療から患者本位の選択でき る医療の実現に向けて情報の開示と提供の重要性に言及している。 このように患者中心の医療が求められる中で、医薬品という医療の重要な部分を担う製 薬産業の役割は益々重要である。医薬品情報の提供について製薬産業として何ができるか、 何をなすべきか、大きな課題である。 −3− 《最近の話題》 <提案> 医薬品一般名の書き方(続) −日本名も英名と語順を揃えて− 東北大学 名誉教授 応用薬理研究会 名誉会長 小 澤 光 (元 JAPIC 理事) 局方名にしても一般名にしても日本語では、塩酸アマンタジンとか硫酸ストレプトマイ シンのように、薬効には関係のない酸の名が前についていて、不都合なことが多いようで す。これを英名の Amantadine Hydrochloride,Streptomycin Sulfate のようにア マンタ ジン塩酸,ストレプトマイシン硫酸のようにしたら便利になるだろうというのが前回の提 案でした。 医薬品集の索引も引き易くなるし、医薬品の配列も類似のものが近くに並んで間違いも 少なくなるだろうというのがその主旨でした。ところで、この表記では英名の正確な訳語 ではないので、終わりに「塩」をつけて、アマンタジン塩酸塩のようにして、紛らわしく ない時には塩を略すことにしたらよいと思います。 これで安息香酸エストラジオールの書き換え、エストラジオール安息香酸のようなエス テル結合の場合と区別できるからです。 また、末尾に「塩」をつけるべきか迷うのは、Maleate マレイン酸塩、Succinate コハ ク酸塩、Tartrate 酒石酸塩、Tosilate トシル酸塩、Mesilate メシル酸塩などです。例え ばマレイン酸クロルフェニラミンをクロルフェニラミン‐マレイン酸塩にするか、……… マレエートにするかですが、後者の方が英名により近いかも知れません。 次に塩化物、臭化物はどうするかですが、Neostigmine Bromide の日本名は、臭化ネ オスチグミンですが、ネオスチグミン臭化(物)にした方が、ネオスチグミン-メチル硫酸 のように索引で並んで都合がよくなるでしょう。 以上は酸‐塩基(活性基)の場合ですが、酸(活性基)‐塩基の場合は日本名も英名と 同じで問題がないようです。セファゾリン‐ナトリウムと Cefazolin Sodium のようです。 古くからフェノバルビタール ナトリウムやチオペンタール ナトリウムのようで、これは このままで差し支えありません。 要は化合物の活性基部位の名称を先行させ、補助基部位を後にして欲しいということで、 これは殆どの英名でそうなっておりますので、日本名もこれに合わせるべきではないかと 考えております。前回(本誌 No.228 P2∼3)の提言を補足させていただきました。 編集委員会から:ご意見がございましたら、メール([email protected]) 又は FAX(03-5466-1814)にて JAPIC へお寄せください。 −4− お 知 ら せ ◆「第 41 回 JAPIC 講演会」のご案内 この度、改正薬事法の施行期日を本年 7 月 30 日とすることが閣議で了承されました。 この改正は、生物由来製品への規制強化、医師主導治験の導入、医療機関からの副作用報 告制度の義務化が柱となっています。これに伴う GCP 省令の改正時期を迎え、本格的な 取り組みが始まりました。JAPIC ではこれを受けて“薬事法改正の実施をめぐって”JAPIC 講演会を開催いたします。「医師主導の治験」の実施や「生物由来製品」の定期報告実施の 段階に入り、これらについて造詣の深い先生にご講演いただくことにしました。 3 月の「JAPIC 医薬情報講座」のテーマ“薬事法改正と医薬情報”の続編ともいえるも のですが、下記の要領で開催しますので、関係者とお誘い合わせの上、ご参加ください。 記 テ ー マ :「薬事法改正の実施をめぐって」 講 師: 「生物由来製品」 早川 堯夫 先生 (国立医薬品食品衛生研究所 副所長) 「医師主導の治験実施のあり方と 「医師主導の治験実施のあ り方と SMO の利用に関する標準指針について」 上田 慶二 JAPIC 会長 (東京都多摩老人医療センター 名誉病院長) 会 場 :日本薬学会長井記念ホール 日本薬学会長井記念ホール 日 時 :7 7 月 28 日 (月) 15: 15: 00∼ 00∼ 17: 17 : 00 会 費 :5,000 5,000 円 (ただし、JAPIC JAPIC 会員は無料 会員 無料) 無料 定員・締切: 定員到達次第締め切らせて 締め切らせていただきます。 定員・締切 : 150 名 。締切日 7 月 22 日 前でも定員 定員 締め切らせて 申込方法:別紙申込書 申込方法 別紙申込書( 別紙申込書 ( 6 ページ)で ページ) Fax( Fax( 03-5466-1814)送信 03-5466-1814)送信して下さい。 )送信 プログラム: 座長:首藤 プログラム 座長:首藤 紘一 JAPIC 理事長 15: 「生物由来製品」 講師:早川 15:00 ∼ 16: 16:00 講師:早川 堯夫 先生 生物由来製品や特定生物由来製品に関する基準、管理、感染症など生物 由来製品をめぐる多岐にわたる内容でご講演いただきます。 16: 16:00 ∼ 17: 17:00 「医師主導の治験実施のあり方と SMO の利用に関する標準指針 について」 講師:上田 講師:上田 慶二 JAPIC 会長 これまでの企業が主導して行われる治験に加えて、医師が主導して行う 新しい治験に伴う医師の責務、手順、信頼性保証のモニタリングやチェッ クシステムのあり方、企業との関連、並びに SMO に関する通知などの深 い内容でご講演いただきます。 問合せ先: 事務局業務担当(℡ 問合せ先 (財)日本医薬情報センター(JAPIC)事務局業務担当 事務局業務担当 (℡; (℡ ; 03-5466-1812) 03-5466-1812) −5− Fax 送信先 03-5466-1814 (財)日本医薬情報センター( (財)日本医薬情報センター ( JAPIC)事務局業務担当 JAPIC)事務局業務担当 第 41 回 JAPIC 講演会 (主題:薬事法改正の実施をめぐって) 平成15 年 7 月 28 日(月)15:00-17:00 参 加 申 於:日本薬学会長井記念ホール 込 書 会 社 / 機関名 所 属 部 課 名 氏 e-mail アドレス 名 参 加 者 何名でも一緒に記入 して申込できます 〒 連 絡 先 Tel Fax ご質問,ご提案 7 月 22 日締め切り 注)お申込に対する JAPIC からの受付お知らせは致しません。直接会場へお出で下さい。 −6− ◆医薬情報を調べる人のための「JAPIC 医薬資料ガイド」2003 年版の発行 上記資料ガイドを刊行しました。 これは JAPIC で所蔵する逐次刊行物(2003 年 4 月現在、国内雑誌 568、外国雑誌 86)、 FDA を中心とする薬事規制資料、WHO 刊行物、世界の医薬品集、薬局方、治験薬情報、 医薬品の名称集、同義語集、副作用関連情報誌等の資料を収録しています。2003 年版では 40 カ国の医薬品集を 135 種、20 カ国の公定書 64 種について解説をしております。 また、JAPIC で提供している出版物、データベースの紹介、JAPIC 各種サービス料金 表も掲載しました。 JAPIC 図書館資料の利用の手引書として、ライブラリアンのレファレンス業務の参考書 として、また、参考図書購入のツールとして幅広い利用が可能となっております。図書館 職員や医薬情報担当者の入門書として、また、医学・薬学・医療情報学を学ぶ学生の参考 資料としても役立つように編集してあります。 A4 判 約 200 ページ。 本ガイドは JAPIC 会員機関の業務担当者宛てに刊行次第、1部お送りさせていただき ますが、ご希望の方に本体は無料でご提供致します。下記宛に送付先、必要部数を明記し て FAX でお申し込みください。着払い宅急便でお送りします。 「 JAPIC 医薬資料ガイド」2003 医薬資料ガイド」 2003 年版 お申し込み先: お申し込み先 :(財)日本医薬情報センター附属図書館 FAX.03-5466-1818 −7− ◆「2002 年医薬品製造(輸入)承認品目一覧」発行のお知らせ JAPIC では、厚生労働省から日本製薬団体連合会を通じて医薬品の製造(輸入)承認資 料 を入手し、毎月「国内医薬品添付文書情報」に「医薬品承認情報」として掲載し、更に 1 年分をまとめて「医薬品製造(輸入)承認品目一覧」(1986 年創刊)を作成しております。 この度、厚生労働大臣の承認に係る医薬品 2002 年分を掲載した 2002 年版を発行致しま した。編集内容は、ご利用いただきやすいよう医療用(934 件)、一般用(873 件)別に、それ ぞれ商品名の五十音順で配列しております。 ご購入をご希望の方は、FAX にて下記宛にお申し込み下さい。 会 員 10,000 円/1 部(消費税別) 非 会 員 申し込み・問い合わせ先:事務局業務担当 20,000 円/1 部(消費税 別) TEL.03-5466-1812 FAX.03-5466-1814 (添付文書情報担当 TEL.03-5466-1826) −8− ト ピ ッ ク ス ◆「第 3 回 JAPIC ユーザ会」を終えて 去る 5 月 20 日(火;東京)、23 日(金;大阪)の 2 日間にわたって平成 15 年度 JAPIC ユーザ会(第 3 回)をそれぞれ日本薬学会長井記念ホール、大阪薬業年金会館で開催しま した。 回を重ねるごとに参加者が増え、両会場合わせて 200 名の方がご出席されました。 新年度初めての会なので、前半は年度計画、「JAPIC サービスの概要」、「添付文書デー タベース NewPINS」について、コーヒーブレイクを挟み、後半は JAPIC サービスの新し い展開として、「JAPICDOC」に海外医薬副作用文献情報を追加したこと、薬事法改正に 基づく「生物由来製品の感染症情報収集についての JAPIC の取り組み」、「JAPIC ポケッ ト DI」のご紹介させていただきました。 昨年冬のユーザ会でご好評をいた だいた「JAPIC サービスの事例報告」 と し て 東 京 で は 三 菱 ウ ェル フ ァ ー マ (株)の吉野 敬子氏、大阪では日本新 薬(株)の中村 文胤氏からそれぞれご 報告いただき、前回にも増して好評で した。お取り上げ下さったものは JAPICDOC、NewPINS で、改善を要 する点など鋭いご指摘や今後への期待 などお話いただきました。予めお願い しておりましたがお忙しい中、データ作成から素晴らしいご発表まで完璧になされたお二 人に改めて御礼申し上げます。JAPIC として今回寄せられたご意見・ご要望にどうお応え できるか、真剣に考えたいと存じます。 終了後の簡単な懇親の場を設けさせていただきました。JAPIC 職員も日頃「顔が見えな い JAPIC」という印象を取り払っていただこうと、出席者の方に積極的に声をかけて、ア ンケートでも「よかった」が多く、企画者側としては安堵したところです。 今回の「生物由来製品の感染症情報」関連として、7 月 28 日“薬事法改正の実施をめぐ って”を主題とした「JAPIC 講演会」(本誌 P.5 参照) でも国立医薬品食品衛生研究所副 所長の早川 堯夫先生に“生物由来製品”としてご講演いただく予定です。ご期待下さい。 (事務局 TEL.03-5466-1812) −9− ◆第 4 回 JASDI フォーラム「医薬品情報のあり方からジェネリックを考える」に参加して 去る4月 24 日共立薬科大学で開催されました「第4回 JASDI フォーラム」に発表いた しましたので、その概要と当日のフォーラムについてご紹介します。 医薬品を処方する際、情報は必要不可欠のものであり、情報を付加して初めて単なる化 学物質が疾病の治療に有用な医薬品として機能すると考えられます。2002 年の医療保険制 度改革により、後発医薬品の普及を計るために後発医薬品を使用した場合に診療報酬上の インセンティブを与えるシステムが導入されました。このような背景の中で今回のフォー ラムのテーマは表題からもわかるとおり、医療現場で後発医薬品を使用する際、情報提供 という視点から十分であるのかどうかについて病院、開局薬剤師の立場から検証すること にあります。 JAPIC では昭和 47 年から医療用添付文書を中心に収集・メンテナンス作業を行ってい ます。この経験から今回 JASDI フォーラム委員会からの依頼を受け“添付文書から見た 添付文書から見た 後発医薬品”というテーマで発表しました。 後発医薬品 内容は去る平成 13 年 4 月より先発医薬品の添付文書と後発医薬品の添付文書の調査を 行った結果と本年4月にその中の数品目について追跡調査を行った結果の報告です。 ・調査対象 調査対象 平成 13 年の調査対象は各薬効群から後発医薬品の数の多い 11 成分 140 品目です。 ・調査内容及び評価方法 調査内容及び評価方法 添付文書の各項目について記載の有無、記載内容を比較検討しました。 1 項目 1 ポイントとしてポイント数を算出、またこの中の一部については添付文書全文 の記載内容の比較を行いました。 ・結 結 果 先発医薬品と後発医薬品との間に大きな差異が見られた項目は臨床成績、薬物動態、 薬効薬理、参照文献数でした。 一方、「使用上の注意に関わる項目」については項目数および全文での比較においても ほとんど同じ内容、同じ表現で記載されていました。 薬物動態では、記載のない添付文書もあり、先発医薬品が血中濃度のほかに代謝、排 泄、腎機能障害者における薬物動態まで記載しているのに比べ差が歴然としていました。 また、記載されている血中濃度は製品間でかなりバラツキがあり、この結果からも製品 ごとの薬物動態の記載は必要と考えます。 参照文献の数については、先発医薬品以外は「1」がほとんどで、この内容は日本薬 局方もしくは社内資料と記載されているものがほとんどでした。 平成 13 年の初回調査から 2 年経過した時点(本年4月)に、前回の調査に比べて添付 文書の記載内容が改善しているかどうか、また 2 年の間に起こった変化:厚生労働省から の「使用上の注意」の改訂指示、添加物記載についての自主申し合わせ等に対応している かどうかも含めて調査を行いました。 −10− ・方 方 法 前回(平成 13 年)の調査対象となった医薬品 11 成分の中から後発医薬品の数の多い 3成分(塩酸チクロピジン錠 14 品目、セファクロルカプセル 7 品目、ロキソプロフェ ンナトリウム錠 24 品目)について 2 年間における項目数、記載内容の変化を調べまし た。今回の調査には JAPIC で4月 1 日までに入手できた添付文書を使用しました。 ・結 結 果 3成分の各製品に共通に見られた現象としては「使用上の注意」に関わる項目はよく 対応されて各社一様に改訂されていることです。しかしながら改訂時期についてはバラ ツキがあり、今年の3月 19 日に出されたロキソプロフェンについての「使用上の注意」 の改訂指示には先発医薬品を含む3製品が対応しているのみでした。薬物動態、薬効薬 理の記載についてはほとんど変化はみられませんでした。参照文献数についても先発医 薬品に比べ数は少なく、この2年間で増加はほとんどみられませんでした。 一方、一口に後発医薬品でくくれないほど製品間や企業間に内容の開きがあり、情報 提供の充実に努力していると見受けられるメーカーも少数ですがありました。以上が発 表の概要です。 当日は他に、千葉県薬剤師会薬事情報センターの飯島氏が添付文書の記載内容を調査、 ポイント化し、薬価についても同時に評価対象としてポイント加算した結果についての発 表もありました。やはりメーカーによって差があるということでした。 また、宝塚市立病院の黒田氏は本病院において実際に後発医薬品を利用し始めた理由と しては医療事故防止策がきっかけになっていると報告されていました。類似名称の回避、 複数規格がある場合の事故防止策として規格ごとに異なる名称の医薬品を使用する目的で 先発医薬品とともに後発医薬品も採用するといった事例を紹介されていました。‘後発医 薬品の普及促進のための必須事項’としては、品質安全性確保の保証、供給体制の確保、 医薬品情報提供の保証等を挙げられていました。 富士見台薬局の上村氏は診療報酬改訂後の後発医薬品の使用状況についてのアンケート 結果を紹介、改訂後後発医薬品の備蓄品目数が増えたと答えた薬局が 70%になったが、後 発品を薦めたと答えた薬局は 7.5%にとどまっていることを報告されました。上村氏はま た、今までの経験で漠然と感じている後発医薬品の効き目の切れの悪さ について大学の研 究機関等でエビデンスをとるべきであると提案されていました。 最後の演者である日経編集委員の中村氏は経済的な面から後発医薬品の医療費節減効果 について延べられ、問題点として利用促進した結果、開発した新薬に需要が少なくなり、 その結果新薬の開発を阻害している米国の例を挙げられていました。 最後に今回のフォーラム全体を通しての感想を付け加えてみたいと思います。JASDI フ ォーラムのよい点は会場から活発な質問・意見が出ることです。今回もこのように添付文 書間に差があることを知らなかったという意見や、後発医薬品のメーカー担当者から「承 認申請に必要な事項に入っていないこと等から考えると情報が未整備であるのはやむ終え ない」という意見等が出されました。また、医薬品を使用する際の情報は必要不可欠のも のであり、使用促進を計るためにはより一層の情報の充実を含め、解決するべく問題があ ることを改めて認識することができました。 (添付文書情報担当部長 上原 恵子) −11− ◆「ADVICE(医薬品副作用文献情報集)2002[I][II]」のまとめ 平成 15 年 4 月 30 日発行の「ADVICE 2002[I][II]< 医薬品副作用文献索引編>」 に、2002 年 1 年間の雑誌別副作用文献採択数、薬効別副作用文献数、器官別副作用文献 数を付録として掲載いたしました。その一部を以下にご紹介します。 採択雑誌 327 誌、採択文献 13,648 件中、副作用採択文献は 3,109 件(22.8%)でした。 (ただし、2002 年版の集計は総説論文を含みます。) ・ 副作用報告の多かった雑誌 は、 Medicina(175 件)、癌と化学療法(158 件)、臨床皮膚科(67 件)、Prog.Med.(66 件)、 日本臨床(61 件)、皮膚科の臨床(59 件)、Therapeutic Research(51 件)、精神医学(51 件)、麻酔(49 件)、Pharma Medica(46 件)、Internal Medicine(41 件)等でした。 ・ 副作用の多かった薬効分類名 は、 その他の腫瘍用薬(437 件)、副腎ホルモン剤(381 件)、代謝拮抗剤(258 件)、精神神経 用剤(214 件)、抗腫瘍性植物成分製剤(193 件)、解熱鎮痛消炎剤(183 件)、他に分類され ない代謝性医薬品(165 件)、催眠鎮静剤、抗不安剤(123 件)等でした。 ・ 器官別副作用発現件数 の多い順は、 一般的全身障害(1169 件)、胃腸系障害(952 件)、自律神経系障害(861 件)、中枢末梢 神経系障害(687 件)、皮膚付属器官障害(607 件)、血小板出血凝血障害(590 件)、白血球 網内系障害(558 件)、肝臓胆管系障害(539 件)、代謝栄養障害(492 件)等でした。 なお、表出していませんが、 高頻度出現副作用症状 は、 嘔吐(209 件)、悪心(182 件)、白血球減少(169 件)、発熱(157 件)、下痢(144 件)、嘔気 (130 件)、頭痛(124 件)、状態悪化(118 件)、血小板減少(111 件)、GPT 上昇(101 件)、 好中球減少(99 件)、口内炎(99 件)、食欲不振(98 件)等でした。 また 、 副作用が多かった医薬品 は、 prednisolone(241 件)、cisplatin(126 件)、corticosteroids(74 件)、fluorouracil(68 件)、cyclophosphamide(64 件)、etoposide(63 件)、methotrexate(62 件)、ciclosporin(61 件 ) 、 methylprednisolone(56 件 ) 、 interferon alfa(55 件 ) 、 haloperidol(42 件 ) 、 tacrolimus(39 件 ) 、 paclitaxel(37 件 ) 、 doxorubicin(35 件 ) 、 carboplatin(35 件 ) 、 heparin(33 件)、docetaxel(32 件)、betamethasone(31 件)、propofol(31 件)、lidocaine(31 件)等でした。 −12− 雑誌別副作用文献採択数( 雑誌別副作用文献採択数 ( 2002 年) 雑 誌 名 Medicina 癌と化学療法 臨床皮膚科 Prog. Med. 日本臨床 皮膚科の臨床 Therapeutic Research 精神医学 麻酔 Pharma Medica Internal Medicine Int. J. Hematol. 新薬と臨床 臨床麻酔 臨床眼科 臨床血液 日本臨床外科学会雑誌 臨床医薬 臨床と研究 西日本皮膚科 日本呼吸器学会雑誌 医薬ジャーナル 皮膚病診療 神経内科 腎と透析 内科 薬理と治療 ペインクリニック 月刊薬事 Pediatrics International 小児科臨床 西日本泌尿器科 Jpn. J. Clin. Oncol. 精神科治療学 日本皮膚アレルギー学会雑誌 日本消化器病学会雑誌 薬効別副作用文献数( 薬効別副作用文献数 ( 2002 年) 件数 175 158 67 66 61 59 51 51 49 46 41 39 39 39 36 35 31 31 30 29 29 28 27 25 25 25 25 24 24 23 23 23 22 22 22 21 薬効 コード 613 421 214 625 113 212 111 121 249 42 634 333 999 339 232 131 116 247 211 213 217 61 614 721 241 449 611 811 218 225 52 124 264 219 392 821 −13− 薬 効 名 主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの アルキル化剤 血圧降下剤 抗ウイルス剤 抗てんかん剤 不整脈用剤 全身麻酔剤 局所麻酔剤 その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む) 腫瘍用薬 血液製剤類 血液凝固阻止剤 薬効不明 その他の血液・体液用薬 消化性潰瘍用剤 眼科用剤 抗パーキンソン剤 卵胞ホルモン及び黄体ホルモン剤 強心剤 利尿剤 血管拡張剤 抗生物質製剤 主としてグラム陽性菌,Mに作用するもの X線造影剤 脳下垂体ホルモン剤 その他のアレルギー用薬 主としてグラム陽性菌に作用するもの あへんアルカロイド系麻薬 高脂血症用剤 気管支拡張剤 漢方製剤 鎮けい剤 鎮痛,鎮痒,収斂,消炎剤 その他の循環器官用薬 解毒剤 合成麻薬 件数 119 114 104 101 97 92 86 81 74 68 67 66 63 60 59 57 53 50 47 46 43 43 42 41 40 40 38 38 37 37 37 36 36 35 35 35 器官別副作用報告数( 器官別副作用報告数 ( 2002 年) 検索コード 4.3.7 4.1.9 4.1.4 4.1.3 4.1.0 4.3.0 4.2.9 4.2.0 4.2.1 4.1.8 4.3.9 4.2.7 4.2.8 4.2.3 4.3.1 4.2.6 4.2.5 4.1.1 4.2.4 4.1.5 4.3.8 4.3.6 4.2.2 4.3.3 4.1.7 4.1.2 4.1.6 4.3.2 4.3.4 4.3.5 名称の先頭 件数 一般的全身障害 胃腸系障害 自律神経系障害 中枢末梢神経系障害 皮膚付属器官障害 血小板出血凝血障害 白血球網内系障害 肝臓胆管系障害 代謝栄養障害 精神障害 抵抗機能障害 呼吸系障害 赤血球障害 心臓血管障害 泌尿系障害 心臓外血管障害 心拍数心リズム障害 筋骨格系障害 心筋心内膜心膜心臓弁障害 視覚障害 適用部障害 新生物 内分泌障害 女性生殖障害 その他の特殊感覚障害 膠原障害 聴覚前庭障害 男性生殖障害 胎児障害 新生児乳児障害 1,169 952 861 687 607 590 558 539 492 488 475 420 400 384 380 265 234 199 196 183 128 125 123 111 55 45 42 30 20 20 (医薬文献情報担当 TEL.03-5466-1823) −14− 図書館だより No.156 × 新着資料案内 −平成 15 年 4 月受け入れØ この情報は JAPIC ホームページ<http://www.japic.or.jp/ http://www.japic.or.jp/> >でもご覧頂けます。 お問い合わせは図書館までお願いします。複写をご希望の方は所定の申込用紙でお申し込み下さい。 電話番号 03-5466-1827 書 Fax No. 03-5466-1818 名 著者名 出版社名 出版年月 ページ 定価 ADVICE 医薬品副作用文献情報集<薬効別副作用一覧編>2002[II] 日本医薬情報センター セット価 2003 年 4月 379p ¥25,000 2003 年 4月 463p ADVICE 医薬品副作用文献情報集<抄録集編>2002[II] 日本医薬情報センター ADVICE 医薬品副作用文献情報集<医薬品副作用文献索引編>2002[I][II] 日本医薬情報センター 2003 年 4月 184p 2003 年 3月 220p ¥2,400 8月 1v ¥8,505 ITで可能になる患者中心の医療 秋山昌範 著 日本医事新報社 アプライドセラピューティクス 第4巻 -症例解析にもとづく薬物治療- Young, Lloyd Yee, et al 緒方宏泰 他編 テクノミック 2001 年 Approved Drug Products with Therapeutic Equivalence Evaluations 23rd ed. 2003 U.S.Department of Health and Human Service 1v ¥18,000 2003 年 オレンジブックと呼ばれている資料。FDAの承認医薬品-処方薬と一部の非処方薬を掲載している。ジェ ネリック医薬品の使用促進を目的に発刊されている。FDAが先発品とジェネリック医薬品の生物学的同等 性の判定を行い、 同等性の認められたものが掲載されている。 European pharmacopoeia 4th edition Supplement 4.5 2003 Council of Europe 3,603-3,836p 2003 年 ヨーロッパ薬局方の追補。EUに共通して使用される規格と試験法を収載している。本追補には新テキス ト、改定テキストのリストが載っている。 FASS 2003 Forteckning over humanlakemedel Lakemedelsindustriforeningen,LIF 1,869p 2003 年 スウェーデンの医療用医薬品集の最新版。スウェーデン国内で販売されている全医薬品について組成、 包装、価格等を含む情報が盛り込まれている。 −15− 学術情報と知的所有権 オーサシップの市場化と電子化 名和小太郎 東京大学出版会 2002 年 5月 346p ¥3,800 白水社 2002 年 2月 2,178p ¥7,800 医学書院 2003 年 3月 3,062p ¥20,000 産業調査会 2002 12月 年 1,145p ¥28,000 白水社 中国語辞典 伊地智善継 編 医学書院 医学大辞典 伊藤正男 他総編集 医療機器事典 医療機器事典編集委員会 編 医療用具製造申請の手引 第10版 薬事日報社 2001 年 2月 577p ¥8,505 薬事日報社 2003 年 3月 157p ¥3,100 薬事日報社 2002 年 9月 238p ¥3,675 丸善 2001 年 5月 204p ¥2,400 中央法規出版 2002 12月 年 1,516p ¥3,500 南江堂 2003 年 2月 1,001p ¥4,600 2003 年 3月 197p ¥2,200 2003 年 5月 2002 12月 年 397p ¥5,048 厚生統計協会 2003 年 4月 355p ¥2,800 エルゼビア・ジャパン 2003 年 3月 323p ¥3,000 医薬品GLPガイドブック 2003 日本薬剤師研修センター 編 医薬品承認申請ガイドブック 2002 日本薬剤師研修センター 編 研究評価-研究者・研究機関・大学におけるガイドライン- 根岸正光、山崎茂明 編著 基本医療六法 平成15年版 基本医療六法編纂委員会 編 今日の治療薬 解説と便覧 2003 水島 裕 編 これだけは知っておきたい薬の副作用・相互作用 中島祥吉 丸善 厚生労働省 ゲフィチニブ安全性問題検討会資料 No.1~ No.11 厚生労働省医薬局安全対策課 厚生労働省名鑑 2003 時評社 厚生統計要覧 平成14年版 厚生労働省大臣官房統計情報部 MR継続教育用テキスト I 医薬概論 中村 健、白神 誠 編著 −16− 日本医薬品集DB 2003年4月版 特価版(2003年4月データ) 日本医薬情報センター・じほう じほう 2003 年 4月 ¥23,000 2003 年 3月 1v ¥40,000 第十四改正日本薬局方・第一追補 解説書 日本薬局方解説書編集委員会 廣川書店 最新 治療薬リスト 平成15年版 じほう 2002 11月 年 746p ¥4,600 じほう 2000 年 376p ¥5,200 じほう 1999 10月 年 319p ¥16,000 1999 10月 年 723p 2002 11月 年 462p 知っておきたいASHPの方針と業務基準 西谷篤彦 訳編 1月 体外診断用医薬品取扱い指針 第4版 日本臨床検査薬協会 編 体外診断用医薬品取扱い指針 第4版 資料編 日本臨床検査薬協会 編 じほう 大衆薬ガイドブック 2002 <OTC guide book> 日本大衆薬工業協会 じほう ¥5,000 Vidal 2003 le dictionnaire 79ed. Vidal editions Vidal 2003 年 フランスの年刊の医薬品集。7,000の医薬品と3,500の医薬部外品が収載されている。 2,175p ¥28,900 薬学生・新人薬剤師のための知っておきたい医薬品選400 日本薬学会 編 じほう 2003 年 3月 422p ¥2,700 2003 年 4月 878p ¥3,200 2003 年 4月 361p ¥2,500 3月 180p 2002 10月 年 127p 薬事衛生六法 2003年版 学生版 薬事日報社 薬事関係法規及び薬事関係制度 解説 2003年版 薬事衛生研究会 薬事・食品衛生審議会薬事分科会 薬事・食品衛生審議会薬事分科会 薬事日報社 平成15年3月24日 配布用資料 厚生労働省医薬局 2003 年 図説国民衛生の動向 2002 厚生統計協会 −17− ¥1,400 月間のうごき 梅雨に入ったような気候がここのところ続いています。 世界各地で新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の感染者が増え続け大きな問題 となっており、スポーツ大会の中止をはじめ経済活動まで影響が出てきました。日本では 幸いにも感染者が出ていないこともあり安心していました。しかし、5 月中旬に台湾人の 医師が関西地方を観光し、帰国後 SARS に感染していたことがわかり、厚生労働省、地方 自治体をはじめ関係者はその対策に腐心されています。SARS の一刻も早い終息が望まれ ます。 政府は 17 日預金保険法に基づく金融危機対応会議を開き、大幅な自己資本不足に陥っ た大手金融グループのりそなホールディングスに公的資金を注入することを決めました。 JAPIC もりそな銀行の口座を開設しており、今後の行方を心配していましたが、預金は全 額保護されるとのことでほっとしているところです。 連日、平成 14 年度の事業報告、決算報告書の作成作業に追われていましたが、5 月 15 日に行われた監事監査でご了承いただき一段落となりました。今後、6 月上旬に開催予定 の理事会、評議員会でご審議いただくこととなっています。 5 月 8 日は、昨年開発しました手のひらサイズ電子医薬品情報「JAPIC ポケット DI」 を今後更に使い易いものにするため、医療機関、製薬企業等の関係者で構成する委員会を 開催し、ご意見をいただきました。 5 月 13 日は、日本製薬団体連合会と JAPIC との情報交流会を開催いたしました。当日 は、日本製薬団体連合会安全性委員会の吉澤委員長ほか 9 名が出席され、JAPIC からは首 藤理事長以下 20 名の役・職員が出席しました。主なテーマとして生物由来製品の安全性 確保対策、添付文書情報、類似名称医薬品等に関し有用な情報交換をさせていただきまし た。 JAPIC ユーザ会を 5 月 20 日(東京)、5 月 23 日(大阪)で開催し、JAPIC サービスの 概要、新たにはじめるサービス等を説明させていただきました。サービスに対するいろい ろなご意見やご要望をいただきましたが、実行に移せるものは出来る限り早く実施してい くことといたします。多くの方のご出席をいただきありがとうございました。 5 月は寒暖の差が激しく天候不順なこともあり、体調にはくれぐれも留意してお過ごし 下さい。 −18− (M.T) 今月の情報提供一覧 ・平成15年5月1日から5月31日 の 期間 に提供し まし た情 報は次の 通りです。 ・出版物が お手許に 届いて い ない場合 は、 当センタ ー事務局 業務担 当 (TEL.03-5466-1812)に お 問 い 合せ下 さい。 情 報 提 供 一 覧 発行日等 <出 版 物 等> 1.「医薬関連情報 」5月号 5月30日 2.「Regulations View」No.93 5月30日 3.「JAPIC CONTENTS」No.1553∼1556 4.「国内医薬品添 付文 書情 報」No.206 毎週月曜日 5月20日 5.「日本医薬文献 抄録 集」03シ リ ーズ版 (1) 5月末予定 6.「医薬品副作用 文献 速報 」6月 号 5月末予定 7.「JAPIC NEWS」No.230 5月30日 8.「JAPIC医薬資料ガ イ ド」2003年 版 5月16日 <速報サービス> 1.「各国副作用関 連情 報誌 のコンテ ンツ速報FAXサー ビ ス」 随 時 2.「医薬関連情報 速 報FAXサ ービス 」No.386∼390 毎 週 3.「JAPIC-Q(医薬文 献・学会 情報速報 サービス ) 」 毎 週 −19− 4.「JAPIC Daily Mail(外 国政府等 の医薬品・ 医 療用 具の 安全性に関 する措置 情 報サ ービス) 」No.486∼506 デ ー タ ベ ー ス 一 覧 ※ 1 ∼ 7 の デー タ ベ ー ス のメ ン テ ナ ン ス 状 況 はJIPホ ーム ペ ー ジ (http://Infostream.jip.co.jp/) で も ご 覧 い た だ け ま す。 毎 日 更 新 日 <JIP e-InfoStreamから提供> 1.「JAPICDOC速報版 (日本医 薬文献抄 録速報 版 )」 5月 9日 2.「JAPICDOC(日本 医薬文献 抄録)」 5月 9日 3.「ADVISE(医薬品副 作 用文 献情報) 」 5月 8日 4.「MMPLAN(学会開 催 予定) 」 5月12日 5.「SOCIE(医薬関連 学 会演 題情報) 」 5月 9日 6.「NewPINS(添付文 書情 報)」( 月2回 更新 ) 5月 9日 5月19日 7.「SHOUNIN(承認 品目 情報)」 5月 8日 <JST JOISから提供> 「JAPICDOC(日本 医薬 文献抄録 )」 5月中旬 当センターが提供する情報を使用する場合は、著作権の問題がありますので、その都度 事前に当センター事務局業務担当(TEL.03-5466-1812)を通じて許諾を得て下さい。 ======================= 財団法人 日本医薬情報センター −20− 〈禁無断転載〉 JAPIC NEWS 1984.4.27 毎月 1 回(最終金曜日)発行 No.1 発行 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷 2-12-15 長井記念館 3 階 TEL 03(5466)1811 FAX 03(5466)1814 −21−
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