G- XML Wrapper for RDB

第2章
操作の詳細説明
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
2.7
G -XML Wrapper for RDB サブシステムの
操作の詳細説明
ここでは、G- XML Wrapper for RDB サブシステムの各機能について説明
します。
尚 、本サブシステムでは、GIS データとして以下の 3 つを使用します。
① Real World G-XML ファイル(以 降 RW-GXML ファイルとします。)
② Point & Direction based G- XML ファイル(以 降 PD- GXML ファイル
とします。)
③ Semantic G-XML ファイル(以 降 S-GXML ファイルとします。)
本サブシステムでは、Java サーブレットプログラムにより各機能を実現して
います。本システムにおけるサーブレットの一覧を示します。
表 2.86
サーブレット一覧
サーブレット名
No.
1 RW-GXML 検索サーブレット
2
PD-GXML 検索サーブレット
3
S-GXML 検索サーブレット
4
G-XML 編集サーブレット
5
データベース接続管理サーブレット
6
ID 管理サーブレット
2-262
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
2.7.1
G-XML Wrapper for RDB サブシステムの
サーブレット概 要
(1)
RW - G X M L 検索サーブレット
送 信 パ ラメータである検索条件に一致する地物データを Oracle データベ
ースより検索します。
検 索 条 件 は 、OID 検 索 と範 囲 検 索 の 2 種類があり、それぞれ以下の条件
で検索を行います。
(a)
OID 検 索
GIS データベースより、オブジェクト ID に対応した形状(Geometry) または
注 記 (Symbols)を所有する地物データを検索します。
(b)
範囲検索
GIS データベースより、検索範囲( 東 西 南 北 座 標 境 界 値 で 緯 度 経 度 座 標
[単 位 :秒 ])に内包または接する地物データを検索します。
検索結果の地物データは RW -GXML 形式に変換し、クライアントへ送 信
します。送信する際のエンコーディングは検索時に付加したエンコーディン
グパラメータにより指定します。省略時はサーブレットの 初 期 化 パ ラメータで
指定したデフォルトエンコーディングを用います。
2-263
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
(2)
P D - G X M L 検索サーブレット
送 信 パ ラメータである検索条件に一致する PD-GXML ファイルを、OID 毎
にファイルとして格納された指定フォルダより再起的に検索します。
検 索 結 果 は PD- GXML ファイルとしてクライアントへ送信します。送信する
際のエンコーディングは検索時に付加したエンコーディングパラメータによ
り指定します。省略時はサーブレットの初期化パラメータで指定したデフォ
ルトエンコーディングを用います。
検索結果の返却方式はインデックス形 式 とコンテント形式があり、これは返
却 方 式 パ ラメータで指定します。
(3)
S- G X M L 検索サーブレット
送信パラメータである検索条件に一致する S - GXML インスタンスを、PID
毎にファイルとして格納された指定フォルダより再起的に検索します。
検 索 結 果 は S- GXML ファイルとしてクライアントへ送信します。送信する際
のエンコーディングは検索時に付加したエンコーディングパラメータにより
指定します。省略時はサーブレットの初期化パラメータで指定したデフォル
トエンコーディングを用います。
検 索 結 果 の 返 却 方 式 は インデックス形 式 とコンテント形 式 が あり、返 却 方
式パラメータで指定します。
2-264
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
(4)
G - X M L 編集サーブレット
クライアントより送 信 された地図編集命令に従い、RW- GXML、PD- GXML、
S-GXML ファイルの編集(追 加 / 削 除 / 更 新 )を行います。
(a)
RW - G X M L 編 集
地 物 (FID)単 位 で RW-GXML ファイルの編集処理を行います。
(b)
PD-GXML 編 集
OID 単 位 で PD-GXML インスタンスの編 集 処 理 を行います。PD- GXML
文書は任意フォルダへファイルとして格納します。
編集命令が追加の場合は、PD-GXML ファイルを新規に生成します。
編 集 命 令 が 削 除 の 場 合 は 、指 定 OID に対応する PD-GXML ファイルを
削除します。
編 集 命 令 が 更 新 の 場 合 は 、指 定 OID に対応する PD- GXML ファイルの
内容を更新(上書き)します。
OID とPD-GXML ファイルの URL 対 応 は Oracle データベースのファイル
URL テーブルで管理し、編集命令が追加の場合は新規 OID とファイル
URL を追 加 し、削 除 の 場 合 は 削 除 OID をキーとしてレコードを削除しま
す。
(c)
S- G X M L 編 集
PID 単 位 で S- GXML ファイルの編集処理を行う。S- GXML ファイルは任
意フォルダへファイルとして格納します。
編集命令が追加の場合は、S-GXML ファイルを新規に生成します。
2-265
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
編 集 命 令 が 削 除 の 場 合 は 、指 定 PID に対応する S- GXML ファイルを削
除します。
編 集 命 令 が 更 新 の 場 合 は 、指 定 PID に対応する S- GXML ファイルの内
容を更新(上書き)します。
PID と S-GXML ファイルの URL 対 応 は Oracle データベースのファイル
URL テーブルで管理し、追 加 時 は 新 規 PID とファイル URL を追加し、削
除 時 は 削 除 PID をキーとしてレコードを削除します。
編集結果はクライアントへ送 信 されます。送信する際のエンコーディングは
検索時に付加したエンコーディングパラメータにより指 定 します。省略時は
サーブレットの初期化パラメータで指定したデフォルトエンコーディングを用
います。
2-266
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
(5)
データベース接続管理サーブレット
本サーブレットはデータベースの接続を一元管理する機能を提供します。
クライアントプログラムとの通 信 を 直 接 行 な うことはなく、各 検 索 ・編集サー
ブレットから共 通 に 使 用 される補助的なサーブレットです。
本サーブレットでは、サーブレットエンジンの起動時に、予め設定した数だ
けデータベースへ接続を行い、それらを接続オブジェクトとしてプーリングし
ます。検索・編集サーブレットからの要求で接続オブジェクトを提供すること
で、データベースアクセスを高速化します。また、S Q L コマンドとストアドプロ
シージャの実行時のタイムアウト監 視 を 行 い 、設 定 したタイムアウト値を越
えた場合に、実行を中止する機能を提供します。
(6)
I D 管理サーブレット
本サーブレットは本サブシステムにおける OID・PID・FID の採番機能を提
供します。
クライアントプログラムとの通 信 を 直 接 行 な うことはなく、各 検 索 ・編集サー
ブレットから共 通 に 使 用 される補助的なサーブレットです。
本サーブレットでは、ID 管理データベースで管理している OID・PID・FID
を取得し、サブシステム内でユニークな ID を採番する機能を提供します。
2-267
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
2.7.2
G-XML Wrapper for RDB サブシステムの
サーブレットとクラスの関 係
本サブシステムのサーブレットとクラスの関係を示します。
表 2.87
サーブレットとクラスの関係
No. サーブレット名 エイリアス名例
1 RW-GXML
SelectRW
検索サーブレ
ット
クラス名
gxml.wrapper.oracle.SelectRWSer
vlet
2
PD-GXML 検索 QueryPD
サーブレット
gxml.wrapper.oracle.QueryPDServ
let
3
S-GXML 検索
サーブレット
QueryS
gxml.wrapper.oracle.QuerySServle
t
4
G-XML 編集
サーブレット
EditGXML
gxml.wrapper.oracle.EditGX
MLServlet
5
デ ー タ ベ ー ス ConnectionMan
ager
接続管理
サーブレット
gxml.wrapper.oracle.Connec
tionMangerServlet
6
ID 管理
サーブレット
gxml.wrapper.oracle.IDManagerSe
rvlet
IDManager
プリロ
ード
○
2-268
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
2.7.3
G-XML Wrapper for RDB サブシステムの
サーブレット通信パラメータ
RW - G X M L 検索サーブレット
(1)
RW-GXML 検索サーブレットに要求を送信する際のパラメータを示します。
これらのパラメータを HTTP GET メソッドによりサーバに送信します。
表 2.88
No. パラメータ名
1 select_type
RW-GXML 検 索 要 求 パ ラ メ ー タ
項目
検索タイプ
設定内容
検索タイプを指定します。
“1”…OID 検索
“2”…範囲検索
2
oid
OID
検索する OID を指定します。
検索タイプ=”1”の場合に有効です。
3
west
西側境界座標
検索する東西南北境界座標を指定します。
WGS-84 緯度経度座標で指定します。
単位は 1/100 秒です。
検索タイプ=”2”の場合に有効です。
4
north
北側境界座標
5
east
東側境界座標
6
south
南側境界座標
7
encoding
エ ン コ ー デ ィ 検索結果の出力エンコーディングを指定し
ング
ます。
“Shift_JIS”または”UTF-8”のみ有効です。
未指定の場合は RW-GXML 検索サーブレ
ットの初期化で指定されたエンコーディン
グとなります。
RW-GXML 検索サーブレットへの要求例を図 2.129に示します。
2-269
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
http://server/servlet/SelectRW?select_type=2&encoding=Shift_JIS&w
est=50284299&north=12852873&east=50292263&south=12848014
http://server/servlet/SelectRW?select_type=1&oid=10001
図 2.129
PD-GXML 検 索 サ ー ブ レ ッ ト 要 求 例
2-270
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
P D - G X M L 検索サーブレット
(2)
PD-GXML 検索サーブレットに要求を送信する際のパラメータを示します。
これらのパラメータを HTTP GET メソッドによりサーバに送信します。
表 2.89
No. パラメータ名
1 select_type
PD-GXML 検 索 要 求 パ ラ メ ー タ
項目
返却形式
設定内容
返却形式を指定します。
“1”…インデックス形式
“2”…コンテント形式
2
query
検索条件文
検索条件文を指定します。PD-GXML 検索
要求パラメータである query に記述する検
索条件文の文法を表 2.90に示します。
3
encoding
エ ン コ ー デ ィ 検索結果の出力エンコーディングを指定し
ング
ます。
未指定の場合は PD-GXML 検索サーブレッ
トの初期化で指定されたエンコーディング
となります。
2-271
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
PD-GXML 検 索 要 求 パ ラメータである query に記述する検索条件文の文
法を示します。
表 2.90
No.
1
PD-GXML 検 索 条 件 文
項目
検索文法
内容
検索文法 ::= ( [検索式] {[結合子] [検索式]}* )
検索式は、1 つ、または複数指定可能です。複数個指定
する場合は、And, Or の別を示す 結合子で連結します。
2
検索式
検索式 ::= [タグ名][比較演算子][検索キーワード]
3
比較演算子
::= ‘=’ | ‘>’ | ‘<’
4
タグ名
タグ名::=
5
属性名
タグ内の属性検索の場合は、「タグ名:属性名」の形式で
指定します。
6
検索
キーワード
検索キーワード ::=
7
前 方 一 致 プ レ 検索キーワードに前方一致プレフィックス ^ をつける
フィックス
と、前方一致でマッチングをとります。
8
結合子
PD-GXML ファイルのタグ名
結合子 ::= ‘,’
|
検索文字列
‘|’
‘,’ は And を、 ‘|’ は Or を意味します。
結合順位は、‘,’ > ‘|’ とします。
PD-GXML 検索サーブレットへの要求例を図 2.130に示します。
http://server/servlet/QueryPD?select_type=1&query=(Creator=John)
&encoding=Shift_JIS
図 2.130
PD-GXML 検 索 サ ー ブ レ ッ ト 要 求 例
2-272
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
S- G X M L 検索サーブレット
(3)
S-GXML 検索サーブレットに要求を送信する際のパラメータを示します。
これらのパラメータを HTTP GET メソッドによりサーバに送信します。
表 2.91
No. パラメータ名
1 select_type
S-GXML 検 索 要 求 パ ラ メ ー タ
項目
返却形式
設定内容
返却形式を指定します。
“1”…インデックス形式
“2”…コンテント形式
2
query
検索条件文
検索条件文を指定します。S-GXML 検索要
求パラメータである query に記述する検索
条件文の文法を表 2.92に示します。
3
encoding
エ ン コ ー デ ィ 検索結果の出力エンコーディングを指定し
ング
ます。
未指定の場合は S-GXML 検索サーブレッ
トの初期化で指定されたエンコーディング
となります。
2-273
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
S- GXML 検索要求パラメータである q u e r y に 記 述 す る 検 索 条 件 文 の 文 法
を示します。
表 2.92
No.
1
S-GXML 検 索 条 件 文
項目
検索文法
内容
検索文法 ::= ( [検索式] {[結合子] [検索式]}* )
検索式は、1 つ、または複数指定可能です。複数個指定
する場合は、And, Or の別を示す 結合子で連結します。
2
検索式
検索式 ::= [タグ名][比較演算子][検索キーワード]
3
比較演算子
::= ‘=’ | ‘>’ | ‘<’
4
タグ名
タグ名::=
5
属性名
タグ内の属性検索の場合は、「タグ名:属性名」の形式で
指定します。
6
検索
キーワード
検索キーワード ::=
7
前 方 一 致 プ レ 検索キーワードに前方一致プレフィックス ^ をつける
フィックス
と、前方一致でマッチングをとります。
8
結合子
S-GXML ファイルのタグ名
結合子 ::= ‘,’
|
検索文字列
‘|’
‘,’ は And を、 ‘|’ は Or を意味します。
結合順位は、‘,’ > ‘|’ とします。
S-GXML 検索サーブレットへの要求例を図 2.131に示します。
http://wr4ora/servlet/QueryS?select_type=1&query=(Metadata:autho
r=John)&encoding=Shift_JIS
図 2.131
PD-GXML 検 索 サ ー ブ レ ッ ト 要 求 例
2-274
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
G - X M L 編集サーブレット
(4)
G- XML 編集サーブレットに要求を送信する際のパラメータを示します。こ
れらのパラメータを HTTP POST メソッドによりサーバに送信します。
表 2.93
No. パラメータ名
1
editGXML
G- X M L 編 集 要 求 パ ラ メ ー タ
項目
設定内容
編集命令文
編集命令文を指定します。
G-XML 編 集 命 令 パ ラ メ ー タ で あ る
editGXML に記述する編集命令文が従う
DTD を図 2.132に示します。
2
エ ン コ ー デ ィ 検索結果の出力エンコーディングを指定し
ング
ます。
encoding
未指定の場合は G-XML 編集サーブレット
の初期化で指定されたエンコーディングと
なります。
G- XML 編 集 命 令 パ ラメータである editGXML に 記 述 す る 編 集 命 令 文 が
従 うDTD を以下に示します。
<!ELEMENT EditGXML
<!ATTLIST EditGXML
ver
ds
(Add │ Update │ Delete)* >
<!ELEMENT Add
<!ATTLIST Add
<!ELEMENT Update
<!ATTLIST Update
<!ELEMENT Delete
(Feature │ S-GXML │ PD-GXML) >
serial
CDATA
#REQUIRED>
(Feature │ S-GXML │ PD-GXML) >
serial
CDATA
#REQUIRED>
(Feature │ S-GXML │ PD-GXML)>
<!ATTLIST
serial
図 2.132
Delete
CDATA
CDATA
#IMPLIED
#REQUIRED>
CDATA
#REQUIRED>
G- X M L 編 集 サ ー ブ レ ッ ト 編 集 命 令 文 が 従 う D T D
2-275
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
G-XML 編集サーブレットへの編集命令文の例を図 2.133に示します。
<EditGXML ver=“1.0” ds=“osaka2500”>
<Add serial=“1”>
<Feature fid=“234”>
<Point oid=“4121”>
<Coordinate>123,456</Coordinate>
</Point>
</Feature>
</Add>
<Update serial=“2”>
<Feature fid=“508”>
<Point oid=“81”>
<Coordinate>123,456</Coordinate>
</Point>
</Feature>
</Update>
<Delete serial=“3”><Feature fid=“35”/>
</Delete>
</EditGXML>
図 2.133
G- X M L 編 集 サ ー ブ レ ッ ト 編 集 命 令 文 の 例
2-276
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
(5)
データベース接続管理サーブレット
データベース接続管理サーブレットに要 求 を 送 信 する際のパラメータはあ
りません。
(6)
I D 値管理サーブレット
ID 値管理サーブレットに要求を送信する際のパラメータはありません。
2-277
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
2.7.4
G-XML Wrapper for RDB サブシステムの
サーブレット初期化パラメータ設定
各サーブレットの 初 期 化 パ ラメータ設定を説明します。なお、ここで説 明 す
る設定例は以下に示す動作環境を想定した場合の例です。
表 2.94
No.
内容
想定する動作環境
値
備考
1
サーバー名
server
2
IIS ルート
ドキュメント
c:¥InetPub¥wwwroot ルートドキュメントへの URL は
http://server/∼となります。
3
Perl スクリプト c:¥InetPub¥scripts
格納先ディレク
トリ
4
PD-GXML
c:¥InetPub¥wwwroot URL は http://server/pd/∼となりま
文書格納先ディ ¥pd
す。
レクトリ
PD-GXML ファイルのファイル名
は 英 字 + オ ブ ジ ェ ク ト ID( 数
字)+”.pgx”とします。
5
日本語 Perl(JPerl) c:¥perl¥bin¥MSWin3
2-x86-object¥jperl
ファイルパス
6
c:¥InetPub¥wwwroot URLは http://server/dtd/∼となりま
DTD ファイル
格納先ディレク ¥dtd
す。PD-GXML ファイル定義ファ
トリ
イ ル (PD-GXML10.dtd) と
RW-GXML ファイル定義ファイ
ル (RW-GXML10.dtd) を 格 納 し ま
す。
7
データベース
サーバー
検索スクリプト(query.pl)を格納し
ます。
※ 備 考 欄 を 参 照 し Oracle を動作させるサーバーは
てください。
server とし、ポートは 1521 番を使
用します。
接続時の ID は gxml、パスワード
は gxml とします。
2-278
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
RW - G X M L 検索サーブレット
(1)
RW-GXML 検索サーブレットの初期化パラメータを示します。
表 2.95
RW-GXML 検 索 サ ー ブ レ ッ ト 初 期 化 パ ラ メ ー タ
No. パラメータ名
説明
省略
1
defaultEncodin 検索結果出力時のデフ 可
g
ォルトエンコーディン
グです。
省略時は UTF-8 を使用
します。
2
rwDTD
RW-GXML ファイル定 可
義ファイルの URL で
す。
省 略 時 は 結 果 に DTD
指定を出力しません。
設定例
Shift_JIS
http://server/dtd/RW-GXML1
0.dtd
2-279
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
P D - G X M L 検索サーブレット
(2)
PD-GXML 検索サーブレットの初期化パラメータを示します。
表 2.96
PD-GXML 検 索 サ ー ブ レ ッ ト 初 期 化 パ ラ メ ー タ
No. パラメータ名
説明
省略
設定例
1
defaultEncodin 検索結果出力時のデフ 可
g
ォルトエンコーディン
グです。
省略時は UTF-8 を使用
します。
2
pdSetDTD
検 索 結 果 文 書 の DTD 可
の URL です。
省 略 時 は 結 果 に DTD
指定を出力しません。
3
documentDir
PD-GXML 文書格納先 不可 c:¥¥InetPub¥¥wwwroot¥¥pd
ディレクトリです。(検
※最後に¥¥は付けません。
索スクリプト query.pl
が使用します。)
4
documentUrl
PD-GXML 文書格納先 不可 http://server/pd
URL です。
※最後に/は付けません。
5
perlBin
日本語 Perl のファイル 不可 c:¥¥perl¥¥bin¥¥MSWin32-x8
6-object¥¥jperl
パスです。
6
queryScript
Perl 検 索 ス ク リ プ ト 不可 d:¥¥InetPub¥¥scripts¥¥query.
pl
(query.pl) のファイルパ
スです。
Shift_JIS
2-280
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
S- G X M L 検索サーブレット
(3)
S-GXML 検索サーブレットの初期化パラメータを示します。
表 2.97
S-GXML 検 索 サ ー ブ レ ッ ト 初 期 化 パ ラ メ ー タ
No. パラメータ名
説明
省略
1
defaultEncodin 検索結果出力時のデフ 可
g
ォルトエンコーディン
グです。
省略時は UTF-8 を使用
します。
2
sSetDTD
設定例
Shift_JIS
検 索 結 果 文 書 の DTD 可
の URL です。
省 略 時 は 結 果 に DTD
指定を出力しません。
3
documentDir
S-GXML 文書格納先デ 不可 c:¥¥InetPub¥¥wwwroot¥¥s
ィレクトリです。(検索
※最後に¥¥は付けません。
スクリプト query.pl が
使用します。)
4
documentUrl
S-GXML 文書格納先
URL です。
不可 http://server/s
※最後に/は付けません。
5
perlBin
日本語 Perl のファイル 不可 c:¥¥perl¥¥bin¥¥MSWin32-x8
6-object¥¥jperl
パスです。
6
queryScript
Perl 検索スクリプト
不可 d:¥¥InetPub¥¥scripts¥¥query.
pl
(query.pl) のファイルパ
スです。
2-281
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
G - X M L 編集サーブレット
(4)
G-XML 編集サーブレットの初期化パラメータを示します。
表 2.98
G- X M L 編 集 サ ー ブ レ ッ ト 初 期 化 パ ラ メ ー タ
No. パラメータ名
説明
省略
設定例
1
defaultEncodin 編集結果出力時のデフ 可
g
ォルトエンコーディン
グです。
省略時は UTF-8 を使用
します。
2
idManagerUrl
3
editGXMLRes Edit G-XML Result
可
ultDTD
DTD の URL です。
省 略 時 は 結 果 に DTD
指定を出力しません。
4
pdDir
PD-GXML ファイル生 不可 c:¥¥InetPub¥¥wwwroot¥¥pd
成先ディレクトリで
※最後に¥¥は付けません。
す。
5
pdFilePrefix
PD-GXML ファイル名 不可 pd
の接頭文字列です。
6
pdDTD
PD-GXML ファイル定 可
義ファイルの URL で
す。
省略時はファイルへ
DTD 指定を出力しませ
ん。
7
sDir
S-GXML ファイル生成 不可 c:¥¥InetPub¥¥wwwroot¥¥s
先ディレクトリです。
※最後に¥¥は付けません。
8
sFilePrefix
S-GXML ファイル名の 不可 s
接頭文字列です。
9
sDTD
S-GXML ファイル定義 可
ファイルの URL です。
省略時はファイルへ
DTD 指定を出力しませ
ん。
Shift_JIS
ID 管理サーブレットの 不可 http://server/servlet/IDManag
er
URL です。
http://server/dtd/EditGXMLR
esult.dtd
http://server/dtd/PD-GXML10
.dtd
http://server/dtd/S-GXML10.d
td
2-282
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
10 fileEncoding
ファイル出力時のエン 可
コーディングです。
省略時は UTF-8 を使用
します。
Shift_JIS
2-283
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
データベース接続管理サーブレット
(5)
データベース接続管理サーブレットの初期化パラメータを示します。
表 2.99
データベース接続管理サーブレット初期化パラメータ
No. パラメータ名
説明
省略
設定例
1
jdbcDriverClas JDBC ドライバクラス 不可 oracle.jdbc.driver.OracleDrive
sName
r
名です。
2
databaseUrl
接 続 先 デ ー タ ベ ー ス 不可 jdbc:oracle:thin:@localhost:1
521:ORCL
URL です。
3
userId
接続ユーザ ID です。
4
password
接続パスワードです。 不可 gxml
5
connectionMin データベース最小接続 不可 5
数です。
6
connectionMa データベース最大接続 不可 10
x
数です。
7
timeout
タイムアウト値[ms]で 不可 10000
す。
8
interval
タイムアウト監視間隔 不可 5000
[ms]です。
不可 gxml
2-284
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
(6)
I D 値管理サーブレット
ID 値管理サーブレットの初期化パラメータはありません。
2-285
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
2.7.5
G-XML Wrapper for RDB サブシステムの
サーブレット初期化パラメータ変更方法
(A) J R u n A d m i n i s t r a t o r を 起 動
Windows の 「 ス タ ー ト 」 → 「 プ ロ グ ラ ム (P ) 」→ 「J R u n 」→ 「JRun
Administrator 」を選択します。
図 2.134
JRun Administrator を 起 動
(B) J R u n A d m i n i s t r a t o r でサーブレット初期化パラメータを変更
「JRun Administrator」ウィンドウの「
JRun Service Manager」タブを表示さ
せます。「jsm- default 」の行を選択して、「Configure 」ボタンをクリックしま
す。
2-286
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
図 2.135
JRun Administrator ウ ィ ン ド ウ
「jsm- default」ウィンドウの「Services」タブを表示させます。「jse」の行を選
択して、「Service Config 」ボタンをクリックします。
図 2.136
jsm- default ウ ィ ン ド ウ
2-287
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
「jse (Service Config) 」ウィンドウの「Aliases 」タブ を 表 示 さ せ ま す 。
「Name」欄の文字列がパラメータ変更対象のサーブレットのエイリアス名で
ある行の「Init Arguments」欄をダブルクリックします。
図 2.137
jse (Service Config)ウ ィ ン ド ウ
「Init Ar gs Editor 」ウィンドウの「
Name 」欄の文字列が変更対象のパラメー
タである行の「Value 」欄をダブルクリックして、入力可能にします。パラメー
タの値を入力し、「OK」ボタンをクリックします。
図 2.138
Init Args Editor ウ ィ ン ド ウ
2-288
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第
2
章
操作の詳細説明
G-XML Wrapper for RDB サ ブ シ ス テ ム
「jse (Service Config) 」ウィンドウの「
Save 」ボタンをクリックします。
図 2.139
jse (Service Config)ウ ィ ン ド ウ
図 2.140に示すメッセージが表 示 されます。
図 2.140
パラメータ変更成功
(C) J R u n A d m i n i s t r a t o r を 終 了
図 2.135に示した「JRun Administrator 」ウィンドウの「
Close」ボタンをクリッ
クして、JRun Administrator を終了してください。
2-289
© 2000 Database Promotion Center,Japan. All rights Reserved.
第 2 章 操 作 の 詳 細 説 明 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2-0
2.7
G-XML Wrapper for RDB サブシステムの 操 作 の 詳 細 説 明 . . . . . . . . . . . . . 2-262
2.7.1
G-XML Wrapper for RDB サブシステムの サーブレット概要 . . . . . . . 2-263
2.7.2
G-XML Wrapper for RDB サブシステムの サーブレットとクラスの関係
2-268
2.7.3
G-XML Wrapper for RDB サブシステムの サーブレット通信パラメータ
2-269
2.7.4
G-XML Wrapper for RDB サブシステムの サーブレット初 期 化 パ ラ メータ
設定
2-278
2.7.5
G-XML Wrapper for RDB サブシステムの サーブレット初 期 化 パ ラ メータ
変 更 方 法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2-286