平成27年4月10日 お 件 名 知 ら せ 平成27年度北海道開発事業費(旭川開発建設部分)について お知らせ内容 平成27年度北海道開発事業費(旭川開発建設部分)について、別紙のとおり お知らせします。 問 所 属 合 旭川開発建設部 せ 広 先 旭川開発建設部 報 官 役 職 広 報 名 官 氏 こばやし とも や 小林 智也 よし だ 広 報 官 付 広 報 係 長 旭川開発建設部ホームページ 名 み ち こ 吉田美智子 http://www.as.hkd.mlit.go.jp/ 電 話 番 号 0166-32-3097 0166-32-3148 平成27年度 北海道開発事業費の概要 平成27年4月 旭川開発建設部 平成27年度 旭川開発建設部事業費総括表 (事業費) 事 (単位:百万円) 項 予 算 額 治 水 14,168 道 路 28,381 都 市 水 環 境 68 農 業 農 村 整 備 12,485 合 計 55,102 注)1.農業農村整備を除き、工事諸費は含まれていない。 2.四捨五入の関係で計と内訳が一致しない場合がある。 1 備 考 平成27年度 旭川開発建設部の事業概要について 基本方針 北海道の豊かな資源・特性を活かして、我が国が直面する課題の解決に貢献していく とともに、地域の活力ある発展を目指し、第7期北海道総合開発計画*等を踏まえて5つ の主要施策の推進を図ります。 平成27年度は、「個性あふれる地域の活性化」、「食料供給力の強化」及び「安全・安 心な国土の形成」を重点事項として、活力と競争力ある北海道経済の確立を図るための 基盤整備を進めるとともに、防災・減災や老朽化対策等による国土強靭化を推進し、安 全・安心に暮らせる社会基盤の確立を図ります。 【主要施策】 〇 グローバルな競争力ある自立的安定経済の実現 〇 地球環境時代を先導し自然と共生する持続可能な地域社会の形成 〇 魅力と活力ある北国の地域づくり・まちづくり 〇 内外の交流を支えるネットワークとモビリティの向上 〇 安全・安心な国土づくり *「地域環境時代を先導する新たな北海道総合開発計画」(平成20年7月4日閣議決定) 2 Ⅰ 治水事業・都市水環境整備事業の概要 平成27年度は、近年の災害を踏まえた予防的な治水対策及び再度災害防 止対策を重点事項とし、当部が所管する石狩川上流及び天塩川上流におい て治水対策を推進します。 また、石狩川上流において、まちづくりと一体となった河川整備を推進し ます。 1 河川の整備 石狩川上流及び天塩川上流の堤防整備、河道掘削及び頭首工改築等を実 施し、治水安全度の向上を図るとともに、河川・多目的ダムの維持管理、 河川管理施設の老朽化対策を実施し、災害に強いまちづくりを推進します。 これらの整備にあたっては、地域と連携を図り、親水性・景観・生態系 等に配慮しながら潤いのある川づくりを進めます。 (1)河川改修 堤防整備、河道掘削及び頭首工改築 等を推進します。 (2)河川維持 河川の機能維持を図る維持管理を実 施します。 辺別川西神楽地区 堤防の流出状況 (平成 23 年 9 月) (3)応急対策 河川管理施設の老朽化対策を実施します。 (4)ダム管理 岩尾内ダム、大雪ダム、忠別ダムの維持管理を実施します。 2 多目的ダムの建設 (1)サンルダム建設 サンルダムは本体工事等、早期完成 に向けて事業を推進します。 サンルダム(完成イメージ) 3 3 砂防施設の整備 (1)砂防施設の整備 十勝岳火山噴火対策及び層雲峡小学 校の沢遊砂地工等の整備を推進しま す。 噴煙を上げる十勝岳(昭和 63 年 12 月) 写真:旭川地方気象台提供 4 総合水系環境整備 石狩川上流の美瑛川において、美瑛町 を中心とした地域の関係者が策定した 「美瑛川地区かわまちづくり」計画と連 携し、まちづくりと一体となった河川整 備を推進します。 美瑛川と十勝岳の風景 4 治 事 業 別 水 事 業 地 区 別 等 事業の概要 1 河川の整備 (1)河川改修 石狩川上流 堤防整備、河床低下対策、頭首工等 天塩川上流 堤防整備、河道掘削等 (2)河川維持 石狩川上流 堤防除草、河道内伐開、護岸補修等 天塩川上流 堤防除草、河道内伐開、護岸補修等 石狩川上流 老朽化対策 天塩川上流 老朽化対策 岩尾内ダム ダム管理施設の維持管理・修繕 大雪ダム ダム管理施設の維持管理・修繕 忠別ダム ダム管理施設の維持管理・修繕 天塩川上流 本体工事、環境調査等 石狩川上流 美瑛川床固工群、層雲峡小学校の沢遊砂地工 (3)応急対策 (4)ダム管理 2 多目的ダムの建設 (1)サンルダム建設 3 砂防施設の整備 (1)砂防施設の整備 都市 水環 境整備事業 事 業 別 4 総合水系環境整備 地 区 別 等 石狩川上流 事業の概要 高水敷整正等 5 Ⅱ 道路事業の概要 「 個性あふ れる地域 の活性化」、「食 料供給力の 強化」及び「安全 ・安心 な国 土 の形成」を 重点事項として、第7期北海道総合開発計画等を踏まえ、活 力 と 競争力ある北海道経済の実現を図るための基盤整備を推進します。 ま た、北 海 道の豊 か な資源・特性を 活かして、 我が国が 直面 する 課題の解 決 に 貢献してい くとともに、地域の活力ある発展を図るために、防災・減災 や 老 朽 化対策等に よる国土強靱化を推進し、安全・安心に暮らせる社会基盤の 確 立 を図ります。 1 個性あふれる地域の活性化 広域的な交通ネットワークの充実など地域経済・産業を支える社会 資本の整備 広域分散型社会を形成している北海道において、主要都市間を連絡 する規格の高い高規格幹線道路等の整備を推進します。 北海道縦貫自動車道 士別剣淵名寄間 音威子府バイパス 旭 川 十 勝 道 路 富 良 野 道 路 6 2 安全・安心な国土の形成 (1) 頻発する自然災害に備える防災対策の推進 ○道路の老朽化対策の本格実施 橋梁・トンネル等の道路構造物について、 適切に点検・診断、その結果に基づく修繕 等を実施するメンテナンスサイクル(点検・ 診断・措置・記録)の推進に取り組みます。 ○道路の防災・震災対策 大規模災害発生時における被害を軽減し 救急救命活動や復旧支援活動を支えるため 道路法面の防災対策を推進します。 トンネルの修繕 橋梁の点検 (2) 冬期交通の信頼性向上 ○道路の雪寒対策の推進 安全 で円 滑な冬期 道路交通の 確保を図るため、気象状況や交通状 況 等を 踏まえて、 適切なタイミン グで除排雪作業を実施します。また 、 災害 対策基本法 改正を踏まえた 放置車両等の移動訓練を実施するな ど 関 係機 関相互の連 携をより一層強 化するとともに、雪害時に自治体の 要 請 に 基 づ い て 除 雪 車 両 の 貸 与 が で き る ほ か 、 リ エ ゾ ン 注) 派 遣 に よ る 災 害 関連情報の共有等支援体制を構築しています。 (注:重大な災害の発生または発生の恐れがある場合に情報収集等を目的として自治体へ派遣する職員) 新雪除雪作業 法面雪落とし作業 7 (3) 道路交通事故等の無い社会を目指した交通安全対策の推進 ○交通安全対策の推進 通学路をはじめとする歩行空間の安全・安心の確保のため、継続的 な合同点検や効果把握等の計画的な取組を推進します。事故データや 地域の声に基づく事故の危険性が高い区間等における重点的な対策を 実施する事故ゼロプラン(事故危険区間重点解消作戦)に基づき、幹 線道路の交通安全対策を推進します。 緊急合同点検の実施 カラー舗装による交通安全対策 3 魅力と活力ある北国の地域づくり・まちづくり 観光振興による地域の活性化 ○北海道らしい工夫による道づくり 北海 道の 優れた景 観を生かし た観光空間づくりや、道路利用者の 多 様な ニーズを踏 まえた道づくり 等、地域と行政が連携し北海道の魅 力 の発信強化や受入環境の整備を目指します。 ま た 、 地 域 が 主 体 と な っ て 「 美 し い 景 観 づ く り 」「 活 力 あ る 地 域 づ く り 」「 魅 力 あ る 観 光 空 間 づ く り 」 を 目 指 す 「 シ ー ニ ッ ク バ イ ウ ェ イ 北海道」の取り組みを支援します。 VSP に よ る 沿 道 緑 化 シーニック活動団体によるゴミ拾い 8 主 な 道 路 事 業 箇 所 路 線 名 北海道縦貫自動車道 国道12号 国道38号 国道39号 国道40号 事 業 名 士別剣淵~名寄 神居古潭地区交差点改良、橋梁修繕等 富良野道路 樹海峠登坂車線整備、幾寅路肩改良、太平路肩改良 盛土対策等 比布大橋架替(平成27年度新規事業化) 旭川大雪地区交差点改良、大雪路肩改良 トンネル修繕等 音威子府バイパス(平成30年度開通予定) 旭川大町地区交差点改良、和寒路肩改良 橋梁修繕等 国道237号 富良野北道路、舗装修繕等 国道273号 トンネル修繕等 国道450号 トンネル修繕等 国道452号 五稜道路 9 Ⅲ 農業農村整備事業の概要 北海道は、わが国の食料生産の約2割(カロリーベース)を担い、食料自 給率が200%(平成24年度概算値)であるなど、わが国の食料供給基地 として重要な役割を果たしています。 上川地方は、水稲や野菜類を主体に多様な作物が栽培される北海道の主要 な農業生産地域であり、食料の安定供給を担うとともに、持続的な農業生産 は地域の農村景観の保全に寄与しています。 平成27年度の農業農村整備については、平成20年7月に閣議決定され た「地球環境時代を先導する新たな北海道総合開発計画」を踏まえて、北海 道の農業生産力強化のため、農地の効率的な利用による低コスト大規模経営 の実現や、高品質で安全な農産物の生産を通じて地域ブランド創出による高 付加価値化の取り組み等にも資するため、農業生産基盤整備を推進します。 1 担い手への農地集積を促す基盤づくり 圃場の大区画化や分散農地の集約化の推進等を通じた、土地利用の集積 の促進を推進します。 (1)国営農地再編整備事業 「富良野盆地地区」、「上士別地区」 の事業推進 (2)国営緊急農地再編整備事業 「北野地区」の事業推進 ほ場の大区画化 2 基幹的農業水利施設の更新・整備 安全で高品質な農産物の生産を可能とし、安定的な農業用水の確保など の基幹的農業水利施設の整備を推進します。 (1)国営かんがい排水事業 「ふらの地区」、「当麻永山用水地区」 の事業推進 (2)国営施設応急対策事業 「てしおがわ剣和地区」の事業着手 老朽化した頭首工の更新整備 10 3 基幹的農業水利施設の機能保全に係るリスク管理の強化 老朽化の著しい基幹的農業水利施設を継続監視することにより、リスク を管理しつつ効率的な整備を推進します。 (1)国営造成土地改良施設整備事業 「山部二期地区」の事業推進 (2)国営施設機能保全事業 「風連地区」の事業推進 用水路・補修等の長寿命化対策 4 安全・安心な農村の実現 安全・安心な農村地域づくりを実現し、農地の洪水被害防止対策を図る 国営総合農地防災事業を実施します。 国営総合農地防災事業 「とうま地区」、「空知川地区」 の事業推進 頭首工の改修による洪水災害未然防止 5 国営土地改良調査計画 担い手への農地集積と効率的な農業経営体の確率を進め、生産性の高い 稲作複合経営の坦懐を図るため地区調査を推進します。 国営緊急農地再編整備事業地区調査 「愛別地区」「大雪東川地区」及び「旭東地区」の継続調査 11 農 業 農 村 整 備 事 業 1 実施地区 事 業 種 別 国営かんがい排水 地 区 名 ふらの地区 事業 関係市町村名 受益面積 富良野市 2,713ha 【継続】 中富良野町 事業の概要 【ダ ム】1カ所(改修) 【揚水機】1カ所 【用水路】2条L=8.4km 当麻永山用水 旭川市 地区 当麻町 3,591ha 【頭首工】1カ所(改修) 【用水路】3条L=10.6km 【継続】 国営造成土地改良 山部二期地区 施設整備事業 国営施設機能保全 富良野市 2,526ha 【継続】 南富良野町 風連地区 事業 名寄市 【頭首工】1カ所(改修) 【用水路】2条L=6.3km 1,260ha 【継続】 【ダ ム】2カ所(改修) 【頭首工】1カ所(改修) 【用水路】2条L=4.7km 国営施設応急対策 てしおがわ 士別市 事業 剣和地区 和寒町 4,215ha 【用水路】1条L=12.7km (改修) 【新規】 剣淵町 国営農地再編整備 富良野盆地 富良野市 事業 地区 中富良野町 2,217ha 【区画整理】1,943ha 【農地造成】274ha 【継続】 【用水路】L=0.8km 【排水路】L=3.1km 【道 上士別地区 士別市 825ha 【継続】 路】L=2.8km 【区画整理】801ha 【農地造成】24ha 【用水路】L=3.5km 【道 国営緊急農地再編 整備事業 国営総合農地防災 事業 北野地区 鷹栖町 691ha 当麻町 553ha 路】L=9.7km 【区画整理】691ha 【継続】 とうま地区 【ダ ム】1カ所(改修) 【継続】 空知川地区 富良野市 4,530ha 【頭首工】1カ所 【継続】 上富良野町 中富良野町 2 調査計画地区 調 査 名 国営緊急農地再編 整備事業地区調査 地 区 名 愛別地区 関係市町村名 受 益 面 積 愛別町 1,253ha 東川町 2,817ha 旭川市 3,900ha 【継続】 大雪東川地区 【継続】 旭東地区 【継続】 東神楽町 12
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