フレンディーだより vol.48

地域医療連携室
フレンディーに新しいメンバーが増えました!!
2015
vol.
48
H27.5 発行
黒部市民病院
黒部市三日市1108-1
E-mail:[email protected]
ご挨拶
院長 竹田 慎一
黒部市民病院長という重責を担ってあっという間に2年が経過しました。皆様方のご支
援・ご協力によりようやく仕事に慣れてきたように思います。
昨年度は、看護体制の充実を第一目標に掲げ、看護職員60名募集のため、パンフレット
の一新、ポスターの作成、ホームページの充実、新聞広告、県内の看護学校訪問、病院見
学交流会等により広報活動を行ってきました。しかしながら、確保できた人数は募集の半
分以下であり、かろうじて退職者補充分を確保できたのみでした。また、医師に関しても、
確保できたのは希望した半分程度であり、初期臨床研修医のマッチング率も4/8(50%)
にとどまりました。そんな中で富山大学のご支援により昨年10月より泌尿器科常勤医が1名
から2名に増員、また、今年4月からは、小児科常勤医師が4名から5名に増員、平成25
年7月より不在となっていた呼吸器外科常勤医師を1名確保することができました。
一方、達成できた目標としては、昨年7月30日・31日に亘って日本医療機能評価機構の
認定更新のための審査を受け、11月7日付で機構より「認定」の審査結果が通知されまし
た。審査に際しては、約1年前よりプロジェクトチームを中心に全職員が一丸となって病院
の問題点を洗い出し、その改善に努めてきました。5名の審査員からは全体的に高い評価
を受け、特に、当院の感染対策に対する取り組みに関してはSの評価をいただき大変喜んで
います。新外来棟Ⅱ期工事も順調に進行しており、今年9月末には新外来棟、新川地域救
命センター、手術室、腎センター等が使用開始される予定です。また、新・扇状地ネット
の利用拡大を目指しておりましたが、平成27年3月現在の登録者数は医師会員30名、薬剤
師8名、訪問看護師2名、リハビリ療法士2名、登録患者数は2991名になっております。
さて、当院の今年度の最大目標もやはり医師・看護職員の増員です。医師に関しては、
救急科医師確保、呼吸器内科・神経内科・眼科等の常勤医師の複数人体制、看護職員に関
しては7対1看護体制の実現です。後者はかなり高いハードルが予想されますが、病児・
病後児保育を含めた保育環境の充実、研修に対する更なる支援、手当の見直し、宿舎の確
保など、ハード・ソフト面での改善をはかりながら、バランスのとれた職員構成を目指しま
す。また、本年4月より社会福祉士を4名から6名に増員して地域医療連携室(フレン
ディー)に配置し、その機能を更に充実させたいと考えています。さらに、平成27年度中
には初診患者に対する予約センターの新設、医師会の先生方と連携しながら一次急患セン
ターの立ち上げを予定しています。
最後になりますが、平成26年度以後「入院医療・外来医療を含めた医療機関の機能分
化・強化と連携」と「在宅医療の充実」が高らかに唱えられています。新川医療圏として、
また、当院においても数年以内の病床機能の再編は避けることができない課題と考えており
ます。これまで以上に地域の医療・介護機関との連携が必要となります。今後とも皆様方
のご指導、ご助言をよろしくお願いいたします。
2
関節鏡視下手術・内視鏡手術
整形外科・関節スポーツ外来
臨床スポーツ医学センター長 根塚 武
『最少侵襲手術』という言葉が広まってから随分経ちました。整形外科での鏡視下手
術の歴史は古く、膀胱鏡にヒントを得て、1957年に膝関節鏡として導入されました。
当黒部市民病院での関節鏡視下手術の歴史も長くなり、歴代の赴任の先生方により継
続して引き継がれています。細やかな配慮が利く手術補助器械も多く、スムーズに行
うことができます。脊椎(椎間板ヘルニア手術、部分椎弓切除手術等)・膝関節(靭帯
再建手術、半月縫合、半月切除等)・股関節(関節唇手術)・足関節(関節遊離体摘出
手術等)・肩関節(腱板修復手術、反復脱臼手術等)・肘関
節(遊離体摘出手術、野球肘等)など多くの関節を扱える
ようになり、日々研鑽を重ねています。また、ここ数年で
も光学器械の進歩は目覚ましく、フルハイビジョンが医療
機器にも導入されてきています。1080HDという規格から
(図1)
1920HDになってきており(図1)、この4月から黒部市
民病院手術部にも導入されました。画面は格段に明るくなり、鮮明に
見えるようになりました。現在、3D方式で立体的に見えるモニター
も試験的に使われてきており、近い将来的には当院でもそのような治
療が可能になるかもしれませんね。いずれにせよ、人間のやる仕事な
ので器械を使いこなす技量を医師が持ち合わせることが大切だと思っ
ています。手術の際に患者さんの手や足を持つのが助手の役目であり
ましたが、それを保持する手術補助器械(図2)も導入されました。
(図2)
お陰をもちまして、助手の先生がより手術の技術習得に関われるよう
になりました。このような細かい積み重ねが、診断治療技術の向上につながり、地域
の皆さんのお役に立てるようになると信じています。
入院や手術が必要な場合には入院期間は各患者さんの状態に合わせますが、可能な
限り早期の退院を目指しています。入院中でも、手術や安静が必要な場所以外(患部
外といいます)を弱らせることがないように、患部外のトレーニングを臨床スポーツ
医学センターで行い、退院後の通院加療でも継続的に行っています。
慢性的なスポーツ障害(シンスプリント、野球
肘、グロインペインなど)の多くは診断とその治
療の方針方法決定が重要であり、整形外科外来と
関節スポーツ外来の両方で行っています。ほとん
どの場合では手術治療は必要ありません。理学療
法士/作業療法士/健康運動指導士の先生方と
チームになって治療にあたります。
3
平成27年度 新任医師紹介
麻酔科
外 科
医 長
こ
部 長
み や りょう す け
つき おか ゆう
小宮良輔
医 員
じ
ひがし
月岡雄治
専 門:麻酔科一般
専 門:消化器外科
専 門:消化器外科
迫 恵輔
専 門:腎臓内科
医 員
かつ
き
やす
勝木知徳
専 門:小児科一般
小児循環器
放射線科
医 員
ま つ も と じゅん い ち
松本純一
専 門:放射線科一般
ゆう
と
専 門:消化器外科
だ
いっ ぺい
安田一平
専 門:循環器内科
部 長
渡辺一洋
の
北野悠斗
医 員
とも のり
専 門:産婦人科一般
小児科
わた なべ かず ひろ
きた
産婦人科
医 員
けい すけ
医 員
き
東 勇気
内 科
さこ
ゆう
整形外科
医 員
医 員
もり
さい とう
森 こずえ
専 門:小児科一般
医 員
ゆう
ふた かわ はや
齊藤 悠
専 門:小児科一般
形成外科
専 門:整形外科一般
呼吸器外科
医 員
医 長
もり もと や よ い
とうげ
森本弥生
まさ よし
峠 正義
専 門:形成外科一般
専 門:呼吸器外科一般
4
と
二川隼人
臨床研修医1年生
ひしかわゆういちろう
ゆ
菱川裕一朗
み
マハー祐実
お知ら
わた なべ かず ひろ
渡辺一海
ふる
た
あつし
古田 惇
せ
●医師の異動(3月31日、4月1日付)
診
療
科
転 出
内 科
米 山 聖 子
小
児
科
転 入
玉 井 亨
迫 恵 輔
深 川 浩 史
勝 木 知 徳
中 坪 久 乃
渡 辺 一 洋
草 開 祥 平
森 こずえ
齊 藤 悠
外 森 田 晃 彦
月 岡 雄 治
萩 野 茂 太
東 勇 気
的 場 美 紀
北 野 悠 斗
整形外科
大 西 慎太郎
二 川 隼 人
産婦人科
津 田 さやか
安 田 一 平
麻
科
山 田 正 名
小 宮 良 輔
放射線科
四 日 章
松 本 純 一
形成外科
牧 本 和 彦
森 本 弥 生
酔
科
呼吸器外科
峠 正 義
5
ほん だ
み
な
こ
本田美奈子
フレンディー新メンバーよりご挨拶です
地域医療支援センター 看護師長 佐々木孝子
本年4月より、地域医療支援センターの看護師長に就任いたしました。
看護師になってから30年、ずっと病棟勤務で三交替が当たり前の生活を送ってきたので
常日勤の生活に慣れず、これまでの職務との違いにも戸惑っています。
しかし、この職場で社会福祉士、介護福祉士、ケアマネジャー、看護師が明るい声でハ
ツラツと働く姿に励まされ、あっという間に1日が終わっていきます。
地域医療連携室では、退院支援の依頼が多く患者様への訪問、ご家族との面談を経て要望を確認し、院内
スタッフ、ケアマネジャー、地域施設担当者との情報共有・意見交換を行いながら退院・転院に向けて支援
を行っていきます。
退院支援を依頼する立場から、主体的に在宅医の先生方、地域関連施設との連携・調整を行う職務に変わ
り、日々研鑚し、業務内容についても精通していきたいと思っております。未熟な師長ですが、皆様のご指
導をよろしくお願い致します。
医療ソーシャルワーカー 飯沢 千明
初めまして。4月から地域医療連携室フレンディーに医療ソーシャルワーカーとして入
職させていただきます、飯沢千明です。
抱負としては、医療ソーシャルワーカーとして患者様やご家族に対して生活の面から
しっかりとサポートできるようになりたいです。少しでも患者様の望む生活へとつなげら
れるよう、また笑顔で過ごしていただけるようにご家族との関わりも含めて環境を整えら
れるお手伝いをさせていただきたいと思っています。そのために、地域医療連携室内・院内他職種との連携
はもちろん、各医療機関や各福祉施設などの“地域のつながり”も大切にしていきたいと考えております。
わからないことばかりで沢山ご迷惑をおかけすると思いますが、1日も早くコメディカルの一員として患
者様やご家族のお力になれるよう、明るく笑顔で努力してまいります。どうぞよろしくお願い致します。
医療ソーシャルワーカー 坪川 紗綾
初めまして。4月から地域医療連携室フレンディーに医療ソーシャルワーカーとして働
かせていただくことになりました、坪川紗綾です。
患者様とご家族の思いを大切に、最も良い退院のかたちを目指しながら、心と生活の面
からのサポートに努めていきたいと考えております。また、患者様にはもちろん、地域の
保健・医療・福祉の専門職の皆様、病院スタッフの皆様にも信頼していただけるよう、心
のつながりと顔の見える連携を大切にしていきたいです。
笑顔で一生懸命がんばりますので、どうぞよろしくお願い致します。
講 演 ・ 勉 強 会 の ご 案 内
1.新川胸部疾患検討会
2.オープンベッドカンファレンス
3.内科カンファレンス
日時:毎月第2木曜日
午後6:30〜
午後8:00
場所:本館3階 指導室
日時:偶数月の第2水曜日
午後6:45〜
午後7:45
場所:本館3階 指導室
日時:毎週火曜日
午後6:40〜
黒部市民病院地域医療連携室
場所:本館3階 指導室
フレンディー TEL 0765−56−7230 FAX 0765−54−2981
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