2015年度版パンフレット

ソフトピアジャパン
センタービル
事務局、講義、展示の施設
エリアの中心であるセンタービルには、
IAMAS の管理事務部門、様々な専門的
スタジオ群(サウンド・デザインなど)、シア
ター、ギャラリーなどがあります。講義
室や作業室も配置しています。
ワークショップ 24
学生と教員の研究施設
ものづくり拠点としてのイノベーション工
房、金工室・木工室と文化拠点としての
図書館を配置し、学生と教員のプロジェ
クト及び研究活動の拠点でもあります。
ロフトは学生の研究生活の場所です。
附属図書館
図書館では、情報、科学、芸術関連の専門書を
中心に約 4 万冊の図書や雑誌を所蔵し、ビデオ、
DVD 等を視聴することができます。研究資料の検索
等のサービスも行なっています。また、学外の方に
もご利用いただけます。
RCIC(産業文化研究センター)
産業文化研究センター(Research Center for Industrial
Culture)は、IAMAS の研究成果を産官学連携や文化
的活動を通して広く社会に活かし、様々な貢献をす
ることを目的とした附置機関です。
RIST(学生寮)
RIST は、IAMAS から約 1.3km の住宅街に位置し、
ユニットバス、ベッド、電気調理器具など快適さと
機能性を備えた生活空間となっています。また、学
生が利用しやすい寮費となっています。
所在地: 大垣市藤江町 1 丁目 1–7
部屋数: 全 40 室(洋間)
間取り: 1K(約 9 畳)
寮費: 22,800 円(共益費別)
〒 503 – 0006 岐阜県大垣市加賀野 4 丁目 1 番地 7
TEL 0584 – 75 – 6600 FAX 0584 – 75 – 6637 [email protected]
www.iamas.ac.jp
交通手段
東京方面から
東京 ̶ 名古屋:新幹線 100 分
名古屋 ̶ 大垣:JR 東海道本線新快速 30 分
大阪方面から
新大阪 ̶ 米原:新幹線 40 分
米原 ̶ 大垣:JR 東海道本線 30 分
中部国際空港から
名古屋または岐阜経由で JR 大垣駅まで 100 分
大垣駅より
タクシー:JR 大垣駅南口より約 8 分
バス:JR 大垣駅南口より
「ソフトピアジャパン」
下車(約 10 分)
徒歩:約 25 分
岐阜羽島駅より
タクシー:JR 岐阜羽島駅北口より約 25 分
バス:JR 岐阜羽島駅北口より
「ソフトピアジャパン」下車(約 40 分)
OUTLINE & IDEA
FEATURE
特色
概要と理念
IAMAS 情報科学芸術大学院大学は、岐阜県が 2001 年に開
IAMAS の研究教育の特色は、プロジェクトを主軸と
学した大学院大学(修士課程、メディア表現研究科一専攻)です。充実
した社会的実践、多分野の教員によるチームティー
した講師陣による少数定員の大学院大学として海外にも広く知ら
チング、専門的かつ実践的な知識と技術を習得する
れ、英文名称 Institute of Advanced Media Arts and Sciences
カリキュラムの 3 つです。
また芸術・デザイン系、理工系、人文系など、多分野
から IAMAS(イアマス)と呼ばれています。
からなる学生間のコラボレーションが互
芸術と科学の融合を建学の理念に掲げるIAMAS は、最新の科
いを刺激し合い、それぞれのスキルや知
学技術や文化を吸収しながら、先端的な芸術表現や多様なデザイ
識を広げます。少人数精鋭を前提とした
ン、新しいものづくりなどを社会に提案する大学院大学であり、そ
研究環境も充実しており、また卒業後の
IAMAS(情報科学芸術大学院大学)は先端技術と芸術的創造の融合を理念に、
芸術、デザイン、工学、人文学など様々な専門分野の融合による
研究と実践から総合的な知を探求し、
わたしたちの新しい文化を提案する県立の大学院大学です。
れらの研究と実践によって高度な表現者の育成を目指しています。
2014 年度からはソフトピアジャパン地区に移り、社会と地域に
開かれたフィールド型のキャンパスを中心に、これまでの研究教育
OB・OG のネットワークの強さも本学の魅
力です。
機関にはない解放的な空間の中で新たな活動を開始しています。
この新しい IAMAS のメディア表現研究科は、今までの専門性
を活かした多様な研究と実践のみならず、それらの成果を統合し
未来の社会を牽引する場として生まれ変わります。
ソフトピアジャパン
センタービル
ワークショップ 24
1 デザインスタジオ
! プロジェクトスペース
2 ビジュアルスタジオ
@ 木工室
3 サウンドスタジオ
# イノベーション工房
4 シアター
$ 金工室
5 ギャラリー 1
% ロフト
6 ギャラリー 2
^ R. カフェ
7 仮眠室
& 貸し出し機材室
非常勤教員
教員紹介
吉田茂樹
[学長]
ネットワーク工学
三輪眞弘
[研究科長]
作曲/現代音楽
金山智子
[産業文化研究センター長]
コミュニケーションデザイン
小林昌廣
[図書館長]
表象文化論
赤羽亨
インタラクションデザイン
赤松正行
メディアアート
安藤泰彦
クワクボリョウタ
現代美術
メディアアート
小林茂
インタラクションデザイン
秋庭史典
ドミニクチェン
アンドレアスシュナイダー
永原康史
入江経一
中谷日出
熊坂賢次
古堅真彦
四方幸子
室井尚
関口敦仁[特任教授]
吉岡洋
田川とも子
小林孝浩
情報システム工学
ジェームズギブソン
デザイン
城一裕
音響学/
インタラクションデザイン
卒業生の主な進路
鈴木宣也
瀬川晃
情報・デザイン工学
就職/一般企業
(株)イメージソース|(株)インフォ
グラフィックデザイン
就職/文化施設
平林真実
コミュニケーションシステム
前田真二郎
前林明次
映像表現
就職/教育・研究機関
メディアアート
松井茂
詩/映像メディア学
起業
山田晃嗣
情報工学
進学
NTT インターコミュニケーション・センター|
女子美術大学|成安造形大
(同)アライアンス・ポート|アイティア(株)|
岐阜大学大学院工学研究科博士課程|東京
IAMAS は、先端メディア表現を学ぶ学校の草分け的な存在として、多くの卒業生
ファーム|面白法 人カヤック|( 株 )
高知県立美術館|静岡県舞台芸術センター|
学|多摩美術大学|東京藝
(株)エージーリミテッド|(株)GOCCO.|
藝術大学大学院映像研究科博士課程|名古
が新しい教育機関や文化施設などに就職しています。そのほかにも、IT 関連企業、
コルグ|(株)サイバーエージェント|
せんだいメディアテーク|日本科学未来館|山
術大学|名古屋学芸大学|
セミトランスペアレントデザイン|(株)ソネ
屋大学大学院情報科学研究科博士課程|京
ウェブ、グラフィック、プロダクトなどのデザイナー、エンジニア、アーティスト、起業、
(株)新東通信|(株)バスキュール|ソニー
口情報芸術センター
名古屋造形大学|広島市立
ル|(同)マスラックス|(有)トリガーデバイ
都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後
博士課程への進学など、その進路はさまざまです。
(株)|タック(株)|チームラボ(株)|(株)
博報堂アイ・スタジオ|任天堂(株)|ユカイ
工業(株)|SK テレコム(韓国)
大学|武蔵野美術大学
ス| 動画まわり|(株)間チルダ|(株)メタ
期)課程|リンツ美術工芸大学博士課程(オー
ファー|(株)ライゾマティクス
ストリア)|ロイヤル カレッジ オブ アート(イ
ギリス)
IAMAS PEOPLE
WEB SITE
IAMAS のウェブサイトで
先輩達のホンネを覗いてみよう。
www.iamas.ac.jp/iamaspeople/
PROJECT
プロジェクト
IAMAS のプロジェクトは、メディア表現の社会的な実践としての研究、成果の発信や、
Craft, Fabrication
and Sustainability
行政や企業、他大学との連携などを行う場です。
学生と教員が集い共同活動を通して、高度でユニークな研究成果を目指しています。
IAMAS イノベーション工房をベースに、
岐阜県大垣市の建築設計事務所「TAB」
と連携しながら活動しています。Maker
ムーブメントの時代において、デジタル
ファブリケーションを活用した、小規模
でも持続可能なビジネスとコミュニティ、
そしてそれらを可能にするツールの可能
性を探究し、実装していきます。
(掲載されている他にも、多様なプロジェクトを展開しています)
あしたをプロトタイピングする
実社会の課題を抽出し、今後の社会に
向けたプロトタイプの実現を通じて、未
来像の創出を目的とします。自分たちの
デザインプロセスをも研究テーマとしな
がら、実際に企業との共同研究に取り組
みます。体験することを重視したプロトタ
イプを実現し、社会への新たな提案をね
らいます。
美濃のいえ
2011 年から始まった美濃プロジェクトは、2013 年からは「うだ
つの町並み」にある古民家を借りて IAMAS の活動を紹介する
だけではなく、地域の生活に根ざした思考と視線のもとに、地
域の人たちと一緒に様々な表現と創造活動を実践しています。
車輪の再発明
実践を通じて歴史を読み替え、ありえたかもしれない「今」を
つくりだす。このプロジェクトでは、ここにある(あってしまってい
る)今に対して、未来を夢想したり、過去を懐かしむのではな
く、メディアの歴史を読み解き、現在の素材や加工技術、社
会情勢を踏まえたそのあり方を探っていきます。
アートを/で考える
現代の文化・社会におけるアートのあり
方や、アートの実践を通して現代の文化・
社会を批評的に考察します。具体的には
文献講読などのゼミを中心に、作品制作
や展示企画を行います。今年度は、他の
プロジェクトと協同して、大垣市との連携
プロジェクトにも参加します。
体験拡張環境
人工知能が全人類の知能を凌駕するシ
ンギュラリティに達した世界では、大き
なパラダイムの変化が予想されています。
シンギュラリティーが及ぼすであろう影響
を考察しつつ、我々の体験が拡張される
環境を創出するための研究を行います。
特にリアルタイム時空間、知能ロボット
を対象に表現やシステムを実現します。
福祉の技術
福祉をテーマとして各自が発見した問題の解決を試
みます。対象とする福祉は、障がい者に対するもの
から、高齢者への問題、社会福祉、発展途上国に
対する支援など幅広くありますが、それぞれの視点
でどのような問題があるのかを考え、解決手法や解
決後に必要なことも考慮して、よりよい方法を模索し
ています。
根尾コ・クリエイション
在るものを壊し新しいものを創り続ける文明から、持続成長す
る文明へと転換が迫られる中、本巣市根尾(旧根尾村)で、何
百年にも亘り生活技術を創造・伝承してきた地域の人たちと外
部のクリエイティブな人たちが交流しながら、持続可能な地
域社会とは、暮らすとは何かを探求していくプロジェクトです。
[その他のプロジェクト]
これからの創造のためのプラットフォーム
■
■
■
■
■
ものづくりオープンメソッド
メディア・地域・鉄道
IAMAS 図書館
NxPC.Lab
HDⅡ 高精細映像技術を用いた表現研究
総務省によると2016 年には現行の 16 倍にあたる8K テレビの試
験放送を開始するそうです。このような映像の高解像度化は従来
よりも繊細な描写を実現するといったことだけではなく、これまで
にない映像表現が生まれる可能性に満ちています。それを探求
することが本プロジェクトの目的です。
SCHEDULE
2 年間の主な流れ
1 年次はプロジェクトを実施し、また、研究の基礎となる授
業の受講を通じて知識と応用力を養います。 2 年次は引き
続きプロジェクトを進め、主に各学生の修士研究を中心に
活動し、その成果として修士作品や修士論文をまとめ、修
士号の取得を目指します。
〈1 年次〉
4月
IAMAS の学生は、多様な専門分野、
5
様 々な地 域から入 学します。 国 籍・
年齢・分野(芸術・デザイン系、理工系、人
6
文系など)といった壁を越え、互いの考
14
海外
東北
9
冬季休業
3
九州・沖縄
6
年次制作発表
近畿
中国・四国
男性
女性
5
24 歳以下
18
3
30 ‒ 34 歳
3
1
2
46 歳以上
修士作品
修士作品
予備審査Ⅰ 予備審査Ⅱ
40 ‒ 45 歳
2
7
8
9
11
12
1
2
作品
1 石川琢也 |2015 年卒| 食べながらたくらむ
2 石塚千晃 |2015 年卒| <Form>Synthesis
3 内田聖良 |2015 年卒| 余白書店なかまプロジェクト・開店ツール 1《手垢手帖》
4 冨田太基 |2015 年卒| 行為を誘発するデスク
5 ヌリマイマイティアディリジャン |2015 年卒| 砂漠の舌
6 山口歩那 |2015 年卒| はんだづけワークショップ
7 山田聡
|2015 年卒| 石を視る
3
主催・共催イベント
9 今井久嗣 |2013 年卒| K さんのための自助具
bl 朴永孝 |2013 年卒| TRAVITA
岐阜おおがきビエンナーレ
Ogaki Mini Maker Faire
水野雄太
|2015 年卒| 映像としての Google
Maps
河合由美子 |2014 年卒| 自己を見いだす場 ─身体と空間
4
EVENT
8 金原佑樹 |2014 年卒| CuttingBoxTool
論文
春季休業
28
修士論文審査
修士研究発表
19
6
冬季休業
社会人
〈 2 年次〉
4
10
修士作品審査
入学時
1
3
プロジェクトの研究を通して、
修士作品・論文をまとめる
1
2
5
夏季休業
35 ‒ 39 歳
オープンハウス
1
25 ‒ 29 歳
中間発表
6
修士研究構想発表
5
1
2
春季休業
年齢・性別
12
年次から
プロジェクトに参加し、
年間を通じて
実践的な研究に取り組む
13
学生
8
11
関東
1
1
3
中部
(メキシコ・ロシア・中国・韓国)
みも可)の審査に合格した者は修士号(メディア表現)が授与されます。
1
10
5
相談しながら修士研究に取り組みます。 修士作品と修士論文(論文の
年後期は講義等による
知識と応用について取り組む
2
北海道
7
夏季休業
出身地
オープンハウス
(集計データ:2014 年度在学生)
研究テーマ決定
え方に共 感したり議 論するなかでそ
れぞれの研究を深めています。
修士研究
学生は、自らの研究テーマを決め、在学中の 2 年間、複数の教員と
年前期は
研究するために必要となる
リテラシー等を中心に習得
リテラシー等
講義・演習
学生情報
プロジェクト
マイルストーン
イベント
STUDENT
PROFILE
MASTER’S
RESEARCH
佐原浩一郎 |2012 年卒| 力の対位法
─「感覚の論理」におけるアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル
岐阜県美術館 IAMAS ARTIST FILE
IAMAS 修了研究発表会・
プロジェクト研究発表会
IAMAS OPEN HOUSE