扶養認定基準 - BIJ健康保険組合

被扶養者認定ガイドライン
BIJ健康保険組合
(平成 24 年 11 月)
0
BIJ 健康保険組合被扶養者認定の基本的な考え方
1.健康保険法第3条第7項に定める被扶養者の範囲は、この取扱をふまえ公平に認
定を行うことを目的としています。
1.被扶養者の範囲
(1)次のもので主として被保険者の収入によって生計を維持している者。
①直系尊属(養父母を含む)
②配偶者(内縁関係も含む)
③子(養子を含む)・孫および弟妹
(2)次のもので被保険者と同一世帯に属し、主として被保険者の収入により生計
を維持している者。
①被保険者の三親等内の親族
②被保険者と内縁関係にある配偶者の父母および連れ子
(内縁関係にある配偶者が死亡後、引続き一緒に生活している場合も可)
P.2
2.認定の基準
(1)認定対象者
健康保険法第3条第7項に該当し、かつ原則として源泉徴収による扶養者控除
該当者。
(2)生計維持関係
主として被保険者の収入によって生計を維持されており、収入が無収入か以下
の表の条件を満たしている者
60 歳未満の者
扶養申請後
扶養申請後
基本手当日額
1 年間の収入
1 ヶ月当りの収入
(失業給付・傷病・出産手当等)
130 万円未満
108,334 円未満
3,612 円未満
180 万円未満
150,000 円未満
5,000 円未満
60 歳以上の者
障害者※1
かつ、
同居の場合
認定対象者の年間収入が被保険者の年間収入の1/2未満であること。
別居の場合
被保険者からの送金額※2 が認定対象者の年間収入より多いこと。
※1.「障害者」とは、厚生年金保険による障害年金の受給要件に該当する程度の者
※2.生計の維持関係を証明する「送金額」ついては、少なくとも人事院標準生計費(直
近の各都道府県別)の1/2を超える額であること。
3.収入の範囲
認定対象者の収入は継続的かつ、生活費に充当されると推定できる限り、所得税
法上の課税・非課税を問わず収入とみなす。但し、一時的なものは収入とみなさ
ない。
収入とみなすもの
収入とみなさないもの
・給与※1(交通費・各種手当・賞与を含
・不動産または株式などの売却益等の一時的
なもの
む)
・事業収入※2(必要経費を除く)
・生活保護法によって、貸与・恵与される額
・不動産収入、利子・配当
・冠婚葬祭に際し贈与される額
・各種年金(老齢、遺族、障害、恩給、厚 ・死亡を事由に受けられる保険金
生年金、企業年金)
・失業給付
P.3
・災害を被ったことにより受けられる補償
金、見舞金、保険金
・傷病手当金
・戦傷病者戦没者遺族等援護法による弔慰金
・出産手当金
・原爆被害者に対する特別措置法により支給
される額
・被保険者以外からの送金
・奨学金(学費を除く)
・個人年金※3
・預貯金
・退職金
※1.給与は、所得ではなく、税込の収入総額を対象とする。
※2.①事業収入(商工業、農・漁業など)については、収入総額から必要
経費を差引いた額を対象とする。但し、必要経費のなかで生計費に相
当すると認められるものは除く。
②被保険者の配偶者または親等が、単独または共同で農業に従事し、
概ね80アール以上を耕作するとき、その収穫に主として貢献する者
は、税法上の所有権・耕作権にかかわらず被保険者と生計維持の関係
がないものとみなす。
※3.個人年金は預貯金と同義と捉え、収入とはみなさない。
◆被扶養者認定における認定対象者の収入の取扱いについて
(1)給与・公的年金
・税込の収入をみる
会社から支払を受けた金額、または受給した年金の金額
(税金や社会保険料を差し引く前の金額)
具体例)給与明細⇒「総支給額」欄に表示された額
年金振込通知書⇒「金額」欄に表示された額
・年収に換算して審査する
給与⇒直近3カ月分の給与明細を基に、その平均月額を12倍した額を年収と
みなし審査を行う。
公的年金⇒年金振込通知書に表示された金額を6倍した額を年収とみなし審査
を行う。
P.4
(2)事業収入(個人事業主・不動産収入がある者など)
・収入総額から必要経費を差引いた額を対象とするが、必要経費のなかで生計費に
相当すると認められるものは除く。
生計費に相当すると認められる具体例)
「基礎控除」・「減価償却費」など、実際に金銭の支出を伴わないもの。
(3)給与・公的年金と事業収入がある
・給与⇒「総支給額」・公的年金⇒「金額」と事業収入⇒「収入総額から必要経費
差し引いた額」を合算する。
4.生計維持関係の確認基準
(1)夫婦共同扶養における未成年の子の扶養について
・夫婦双方ともが被保険者である場合に、扶養認定対象者(未成年の子)の人数に
拘わらず、年収の多い方の被扶養者とする。
年収比較における収入証明について
・配偶者をBIJ健保での被扶養者としていない場合、配偶者本人が被保険者と
なるに足る一定以上の収入を得ているものと推定される。そのため、被保険者本
人において配偶者の給与明細直近3か月分をもとに年収を換算し、被保険者本人
の年収と比較する。
・健康保険被扶養者(異動)届の【○
ノ 被扶養者でない配偶者を有するときに記入
してください】欄に、扶養認定対象者の父母である被保険者とその配偶者につい
て、上記で確認した年収額を記載することとする。
・配偶者が共済組合の組合員であって、その者に当該被扶養者に関し、扶養手当
又はこれに相当する手当の支給が行われている場合には、その支給を受けている
者の被扶養者とする。
・被保険者の年収と配偶者の年収が同程度(年収の差額がおおむね1割以内)であ
る場合は、届出により、主として生計を維持する者の被扶養者とする。
・被保険者の年収と配偶者の年収とを比較して、配偶者の年収が上回った(主た
P.5
る生計維持者となった)場合は、被扶養者異動届を届け出ることを要する。
(2)同居で収入がある者を被扶養者にするとき
・扶養認定対象者の年収が130万円未満(60歳以上及び障害者は180万円
未満)であって、かつ、被保険者の年収の2分の 1 未満であることを確認する。
・源泉徴収による扶養者控除を受けている場合はその者の被扶養者とする。
チェック
□収入証明が揃っているか?
□年収換算額が130万円未満(60歳以上等は180万円未満)であるか?
□収入が被保険者の収入の半額未満であるか?
□被保険者以外に扶養認定対象者の生計を維持している親族はいないか?
(確認書類)
給与取得者:直近3カ月の給与明細
年金受給者:直近の年金改定通知書または最新の年金振込通知書
個人事業主:確定申告書すべておよび納税証明書その2
全員:世帯全員、続柄が掲載されている住民票(発行から3カ月以内のもの)
(3)別居の親族を被扶養者にするとき
・被保険者からの送金額が、扶養認定対象者の収入と同額以上であり、かつ、
被保険者からの送金額と扶養認定対象者の収入を合算した額が、社会通念上妥当
(BIJ健保で定めた最低生活基準額※:扶養認定対象者1人あたり月額6万円)
であることを確認する。
・送金が毎月、継続的に行われていること。
チェック
□直近3カ月分の送金証明が揃っているか?
□送金額が扶養認定対象者の収入と同額以上であるか?
□被保険者からの送金額と扶養認定対象者の収入の合算額が、最低生活基準
額(扶養認定対象者1人あたり月額 8 万円)以上であるか?
□被保険者以外に扶養認定対象者の生計を維持している親族はいないか?
□送金後の被保険者の生計費が社会通念上妥当か?
P.6
※BIJ健保で定めた最低生活基準額
扶養認定対象者1人あたり月額6万円の根拠
・被扶養者の認定基準取扱要領「生計の維持関係を証明する「送金額」ついては、
少なくとも人事院標準生計費(直近の各都道府県別)の1/2を超える額である
こと。」
(2010 年全国平均 126,250 円)
・生活保護の生活扶助基準額の最低級地である 3 級地-2における単身者の最低
生活費でも6万円を超えること。
(2010 年 63,250 円)
これらを勘案し、1 人が生活を維持するのに最低必要額を月額6万円と定めた。
(4)共同で扶養している者について
・別居の親族を共同で扶養(複数の者からの送金等により生計を維持している)
場合、扶養認定対象者の収入(他からの送金を含む)のうち、一番多く負担して
いる者が主たる生計維持者となる。
(5)配偶者のいる親などを被扶養者にするとき
・民法第752条※夫婦相互扶助義務の観点から、夫婦は一体とみなし、
夫婦の合算年収額をもって判定する。
夫婦の一方(扶養認定対象者)のみについて扶養認定申請があった場合も、
扶養認定対象者とその配偶者の合算年収額をもって判定する。
チェック
□夫婦の合算年収額と、以下の表の夫婦合算上限額を比較する
【夫婦合算上限額】
妻
60歳未満
60歳以上
夫
60歳未満
260 万円
310 万円
a.夫婦の合算年収額≧夫婦合算上限額
b.夫婦の合算年収額<夫婦合算上限額
60歳以上
310 万円
360 万円
夫婦ふたりとも不認定
⇒以下の表で判定
□合算年収額によって認定できる人数を判定する
【夫婦とも 60 歳以上の場合】
夫
180 万円超
妻
180 万円未満
夫婦合算年収額
180 万円超 360 万円未満
180 万円未満 180 万円未満
180 万円未満 180 万円未満
180 万円超 360 万円未満
180 万円未満
判定
夫不認定
妻認定
年収の低い方一人認定
ふたりとも認定
【夫 60 歳以上、妻 60 歳未満の場合】
夫
180 万円超
P.7
妻
130 万円未満
夫婦合算年収額
180 万円超 310 万円未満
判定
夫不認定
妻認定
180 万円未満 130 万円未満
180 万円未満 130 万円未満
180 万円超 310 万円未満
130 万円超 180 万円未満
年収の低い方一人認定
ふたりとも認定
判定
【夫婦とも 60 歳未満の場合】
夫
130 万円超
妻
130 万円未満
夫婦合算年収額
130 万円超 260 万円未満
130 万円未満
130 万円未満
130 万円未満
130 万円未満
130 万円超260万円未満
130 万円未満
夫不認定
妻認定
年収の低い方一人認定
ふたりとも認定
※ 民法第752条(同居、協力及び扶助の義務)
夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない。
(6)主たる生計維持者である被保険者の業務上別居について
・被保険者が転勤、出向など業務上の都合で本来同一の世帯に属すべき家族
(被扶養認定対象者)と一時的に別居する場合は、同居と見做して取り扱い、
送金証明の確認は不要とする。
・別居が業務上の都合によることがわかる書面(辞令の写し等)の確認を必要
とする。
◆特例
・天災事変の被災者であって、避難のために本来別居で別世帯に属すべき家族
(被扶養認定対象者)が被保険者と一時的に同居する場合は、同居と見做して
取り扱う。
・被災者であることの確認(本来の居住地の確認・罹災証明書など)を必要と
する。
・被保険者と同一世帯に居住していることの確認を必要とする。
Ex.「転送先宛名が被保険者の住所になっている郵便物等」
(7)入院、施設入所している扶養認定対象者について
・一時的な入院は、同居と見做して取り扱う。
・高齢者の長期滞在型入院や、養護老人ホーム等への入所、障害者の公共福祉
施設への入院、入所などは、別居となり、送金証明の確認をはじめとした生計
維持関係の確認を必要とする。
P.8
(8)失業等給付受給(予定)者について
・待期・給付制限期間中・受給期間延長中および受給中であっても失業等給付
基本手当日額が 3,612 円未満(60 歳以上または障害者 5,000 円未満)の場合は、
被扶養者認定する。
・待期・給付制限期間中・受給期間延長中に被扶養者認定された者が失業給付を
受給開始した場合、被保険者は受給開始日付での被扶養者資格の削除手続を要す
る。
(基本手当日額が 3,612 円以上(60 歳以上または障害者 5,000 円以上)の場
合に限る。)
・上記受給開始後、被保険者が受給開始日付での被扶養者資格の削除手続を怠っ
たことが発覚した場合は、受給開始日付に遡って被扶養者資格を削除する。
・上記受給終了後、再度被扶養者申請した場合の被扶養者認定日は、雇用保険に
かかる認定支給期間最終日の翌日とする。
(雇用保険にかかる最終認定日から 5 日以内に被扶養者異動届を提出した場合
に限る。)
チェック
□失業等給付の受給予定があるか?(被扶養者認定調査票【2】-e 欄で確認)
□雇用保険受給資格証は添付されているか?
□基本手当日額はいくらか?(受給資格証第1面の基本手当日額欄で確認)
□受給開始時期はいつか?(受給資格証第3面の処理状況欄で確認)
<受給終了後の再申請>
□雇用保険受給資格者証に支給終了の押印があるか?
□受給終了日はいつか?(認定支給期間の最終行で確認)
◆雇用保険失業等給付受給者の手続具体例(3 月 31 日付退職の場合)
待期7日間
4/1~ 4/7
求職申込
雇用
保険
健康
保険
P.9
給付制限3カ月
支給対象期間(所定給付日数90日)
4/8~7/7
7/8~10/5
認定日
認定日
認定日
認定日
認定日
初回
5/26
6/23
7/21
8/18
9/15
認定日
4/28
(支給対象期間) 7/8~20 7/21~
8/18~
8/17
9/14
(支給日数)
13
28
28
被扶養者資格あり
被扶養者資格なし(国保加入期間)
受給資
被扶養
格者証
者削除
最終
認定日
10/13
9/15~
10/5
21
被扶養者資格あり
被扶養
者追加
提出
(届出期限)
(認定日)
5/3
異動届
提出
7/26
7/8
異動届
提出
10/18
10/6
・上表内日程は土休日を考慮していないが、実際は土休日を除く
・離職票の交付には退職日から2週間程度時間を要するため、実際に求職の申込み
が可能となるのは、退職日から2週間後以降。
(9)学生アルバイト(満 15 歳に達した日以後最初の 3 月 31 日が終了した者)
・学生であっても、被扶養者要件を超える収入がある場合は、被扶養者として認定
しない。
(10)外国人
・日本国内に居住している家族を扶養認定対象者とする場合は通常の同様の手続で
資格審査を行う。
・1 年未満の短期滞在の者は、被扶養者として認定しない。
・外国人被保険者の日本国内に居住しない家族は、被扶養者として認定しない。
P.10
(11)任意継続被保険者
・任意継続被保険者が在職中に被扶養者であった者を、引き続き被扶養者としたい
場合、改めて扶養認定対象者としての資格審査を行う。(通常の被扶養者認定申請
と同様の手続が必要)
・任意継続被保険者に賃金収入は発生しえないが、一律に無収入とは捉えずに賃金
以外の収入(年金・失業給付・傷病手当金(継続給付)など)も考慮して扶養認定
対象者との生計維持関係を判定する。
・任意継続被保険者に継続的な収入がなく、扶養認定対象者に収入がある場合は、
被扶養者として認定しない。
任意継続被保険者資格取得時被扶養者申請に関するチェック表
被扶養認定対象者-収入なし
在職時被扶養者
新規
扶養認定対象者
金
0円
○
○
失業給付
0円
○
○
傷病手当金
0円
○
○
被保険者-収入あり
収入の種類
年
被保険者-収入あり
収
入
の
種
類
年
被扶養認定対象者-収入あり
金
被保険者の1/2未満
○
○
失業給付
被保険者の1/2未満
○
○
傷病手当金
被保険者の1/2未満
○
○
被保険者-収入なし
被扶養認定対象者-収入なし
△
△
被保険者-収入なし
被扶養認定対象者-収入あり
△
×
○・・・認定可能
△・・・被保険者の退職金・預貯金の取り崩しを収入とみなし、被保険者の生計
維持能力が確認できれば、認定可能。(注)
×・・・認定不可
(注)認定調査票に、生計維持のための根拠について記載すること。
Ex.「預貯金を取り崩して扶養する」
※扶養認定対象者が別居している場合は、送金証明等の完備が前提となる。
P.11
5.被扶養者資格認定日
・被扶養者資格の認定日は、届出を受理し、確認した日
・ただし、扶養されるようになった日から 5 日以内に健保が届出を受理した場合に
限り、扶養されるようになった日に遡って認定する。
・5 日以内とは、扶養されるようになった日の翌日起算 5 営業日以内とする。
◆例外
扶養追加の事由
出生
認定日の取扱い
・出生日から30日以内(暦日)に健保が届出を受理した場
合に限り、出生日に遡って認定する。
・届出が出生日から30日超となった場合は、遅延理由書(被
保険者自筆)の添付によって、出生日に遡って認定する。
雇用保険失業等給付受
最終認定日(処理月日)から 5 日以内に健保が届出を受理し
給終了
た場合に限り、支給期間最終日の翌日に遡って認定する。
任意継続被保険者の被
被保険者資格喪失日から 20 日以内(20 日が土休日の場合翌
扶養者
営業日)に、任意継続被保険者資格取得申請書と同時に被扶
養者異動届を健保が受理した場合、任意継続被保険者資格取
得日に遡って認定する。
不可抗力(天災地変・入 不可抗力により届出が遅れ、その間に保険診療を受ける必要
院等)
がある場合、被保険者や事業主から事前連絡があれば、遡っ
て認定する。
6.被扶養者資格削除日
・被扶養者資格の削除日は、事実発生日まで遡る。
◆事実発生日
扶養削除の事由
削除日
就職・収入増加(他健保加入) 新健保への加入日
雇用保険失業等給付受給開始
最初に支給された手当
の対象日初日
死亡
死亡した日の翌日
離婚
離婚が成立した日の翌
日
収入増加
収入が増加した月の初
日
備考
新保険証の写しで加入日(=
削除日)を確認する。
雇用保険受給資格者証裏面支
給期間開始日(=削除日)を
確認する。
死亡の場合は、死亡診断書等
で死亡日を確認する。
離婚成立日とは、「協議離婚」
離婚届が市町村に受理された
日、
「調停離婚」調停が成立し
た日
7.手続のながれ
P.12
被扶養者認定を受けようとするときは、被保険者はその事実の発生した日から 5 日以
内に、必要書類を事業所経由で(任意継続被保険者は直接)、BIJ健保へ提出しな
ければならない。
BIJ健保は、提出された届に基づき被扶養者たる条件を満たしているかどうかを審
査し、判断をおこなう。
8.事実関係確認に必要な証明書の種類
(1)親族関係、同居関係の証明
①被保険者および主として扶養している家族の戸籍謄本(被保険者と認定対象
者のつながりが明確なもの)
②世帯全員の住民票。別居のときは被保険者および認定対象者双方の住民票。
世帯分離は、原則別居とみなす。
(2)生計維持関係の証明
①原則として、認定対象者1人ごとの所得証明書(市区町村長発行のもの)
②認定対象者が病人、身障者であれば医師の診断書、傷病手当支給証明書、障
害年金証書(直近の金額記載のある支給通知書の写)、身障者手帳などの写。
③認定対象者が退職の場合は、退職証明書(退職先発行のもの)
④雇用保険給付金を受給しているとき(基本手当日額 60 歳未満 3,612 円未満、
60 歳以上と障害者 5,000 円未満に限る)は、雇用保険受給資格者証の写。
退職先事業所が雇用保険未適用となっていたときは、その旨の証明書(退職
先発行のもの)
雇用保険給付金を受けないときは、被保険者の意思により、雇用保険被保険
者離職票の原票または雇用保険被保険者資格喪失確認通知書(ハローワー
ク発行のもの)の預託を受ける。
受給途中打切りのときは、ハローワークで受給放棄(法第4条不該当)の
押印を受けた雇用保険受給資格者証(写)。
⑤父母を被扶養者とする際、収入のある兄弟、独身の姉妹がいる場合は、全員
の源泉徴収票または所得証明書。
P.13
⑥各種年金、恩恵などを受給しているときは直近の支給決定通知書の写。
⑦高校生以上の者は、在学証明書または学生証の写。
⑧その他、認定対象者の収入、資格などの判定に際し、必要に応じ上記以外の
書類の提出を求める。
P.14
被扶養者異動届の添付書類一覧表
被扶養者が増える場合
【A】の書類に合わせて、【B】【C】それぞれの中で該当する書類を提出
◎公的証明書(住民票・
(非)課税金額の証明書・戸籍謄本・納税証明書その2・登録原票記載事
項証明書 等)については、発行から3カ月以内のものを提出
【A】原則として全員提出
対象者
№
書類名称
全年齢
1
世帯全員の住民票
説明
・世帯単位で、世帯主、続柄が省略されていないもの
※外国籍の方も住民票が交付可能になりました。(H24.7.9)
18 歳以上
2
被扶養者認定調査票
・扶養認定対象者1枚につき1部提出必要
3
(非)課税金額の証明書
・収入金額が記載されているもの(非課税証明書は不可)
・申請月が 4~5 月の場合は、6 月に新年度分の(非)課税金額
の証明書を提出
・学生で無収入の場合は、【B】-7 在学証明書等の提出があ
れば、(非)課税金額の証明書は提出不要。
前年度まで収入があった方
【B】扶養認定対象者の収入等確認書類
1.現在収入なしの方
対象者
№
書類名称
前年度または今年度
4
退職の事実が確認できる書類
に給与収入があった
・退職証明書
が退職した
・退職時の源泉徴収票
・社会保険資格喪失証明書
・離職票の写
失業給付の受給を終
5
雇用保険受給資格者証の写(両面)
了した(または受給延
(または雇用保険受給延長証明書の写)
長した)
個人事業主(自営業) 6
休業届の写または廃業届の写
であったが、休業・廃
業した
高校生以上の学生
7
在学証明書原本または学生証の写
学校名・所在地・発行日・
氏名が確認できる状態
病気療養中の方
8
医師による診断書
発行3カ月以内
P.15
2.現在収入ありの方
対象者
パート・アルバイト
年金受給者
(老齢・障害・遺族)
失業給付の受給者
№
書類名称
9
直近3カ月分の給与明細の写
10
11
直近の年金改定通知書の写または年金
振込通知書の写
障害年金受給者の方は障害者手帳の写
12
雇用保険受給資格者証の写(両面)
個人事業主(フリーラ 13 確定申告書すべての写
ンス)不動産収入・利
子収入がある
傷病手当金・出産手当 14 保険給付支給決定通知書の写
金(継続給付)
※複数の項目に該当する場合は、すべての書類を提出が必要です。
給与支給対象者名と支給
対象月および給与支払者
が確認できる状態のもの
受給対象者が確認できる
状態のもの
基本手当日額が以下の金
額未満であること
60 歳未満・・・3,612 円
60 歳以上・障害者・・・5,000
円
収支内訳書を含む全ペー
ジ
<例>パート勤務をしている老齢年金受給者を被扶養者にしたい場合
⇒1.住民票+2.被扶養者認定調査票+3.課税金額の証明書+直近 3 カ月分の給与明細
+年金振込通知書
別居している方
【C】被保険者との家族関係および生計維持関係の確認書類
対象者
№
書類名称
配偶者・父母・子・弟 15
直近 3 カ月分の送金証明(振込控・現
妹・祖父母・孫・曾祖
金書留の控)
父母に限る
・一括送金は不可
・送金日、送金元(被保険
者氏名)、送金先(被扶養
認定対象者氏名)が確認で
きる状態のもの
※送金の要件は下記参照
16
被扶養認定対象者の世帯全員の住民票
被保険者が単身赴任
17
別居の親族を複数で
扶養している場合
被保険者と姓が違う場合
18
事業主による単身赴任の証明または辞
令の写
戸籍謄本
19
戸籍謄本
添付書類と現在の姓が違う
場合
20
内縁の妻・夫
21
22
23
姓の変更内容が確認できるもの
・婚姻受理証明書
・戸籍謄(抄)本
・運転免許証の裏書 など
内縁の妻・夫の戸籍謄(抄)本(原本) 重婚の有無の確認
被保険者の戸籍謄(抄)本(原本)
配偶者の直近の源泉徴収票
主たる生計維持者の確認
配偶者以外の親族を扶養申
請する場合で、配偶者が被
扶養者でない場合
・世帯単位で、世帯主、続柄
が省略されていないもの
被保険者との関係、扶養優
先義務者を確認
被保険者との関係、扶養優
先義務者を確認
※送金要件について
・被保険者からの送金額を含め、被扶養認定対象者の生計費月額が 8 万円以上となること
・送金額は、扶養認定対象者 1 人当たり月額 3 万円以上であること
・被保険者の送金額が、被扶養認定対象者の収入額以上であること
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被扶養者が減る場合
扶養削除の事由
削除日
書類名称等
就職・収入増加
(他健保加入)
新健保への加入日
新保険証の写
加入日(=削除日)を確認
雇用保険失業等
給付受給開始
最初に支給された手当
の支給対象日初日
雇用保険受給資格者証(両面)
写
裏面支給期間開始日(=削除
日)を確認
死亡
死亡した日の翌日
死亡診断書等
死亡日を確認
離婚
離婚が成立した日の翌
日
離婚成立日とは、「協議離婚」
離婚届が市町村に受理された
日、
「調停離婚」調停が成立し
た日
収入増加
収入が増加した月の初
日
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被保険者証の返却
9.FAQ
Q1.パートを始めたばかりで給与明細が3か月分揃っていない。3ヶ月分揃った
時点でないと申請できないか?
A1.収入がある被扶養認定対象者については、原則として直近3ヶ月の給与明細
での収入確認を要する。
ただし、雇用開始日、賃金、雇用形態などが確認できる雇用契約書や在職証明
書などを提出する場合は、後日、未提出の給与明細(最大3か月分)を追加
提出することを条件として、対応可とする。
Q2.直近3ヶ月分の給与明細で年収換算すると130万円以上になるが、今後
年収130万円未満になるよう勤務時間を調整する予定である。申請はでき
ないか?
A2.勤務条件の確認できる契約書と、給与見込申告書(翌年1月に源泉徴収票を
提出することを約する一文を含む念書)を提出した場合は対応可とする。
ただし、翌年1月に源泉徴収票の提出がない場合、また提出された源泉徴収票
により、年収130万円以上であったことが確認された場合は、認定日に
遡って被扶養者資格を削除する。
Q3.別居の家族への送金は手渡しでよいか?
A3.手渡しは不可。被保険者から被扶養認定対象者への送金が証明できる振込
明細や通帳写し・現金書留控いずれかの提出を要する。
(計画書の提出は不可)
送金の証明は、以下のすべての要件を満たすものとする。
1. 毎月送金していることがわかること
2. 送金の日付・送金額・送金元(被保険者氏名)
・送金先(被扶養者認定対象
者氏名)がわかること
「通帳写しを証明書とできる例(○)と、できない例(×)」
○・・・被扶養認定対象者名義の口座に被保険者から振込によって入金
(記帳から被保険者から被扶養認定対象者へ送金されたことがわかる)
×・・・被扶養認定対象者名義の口座に被保険者が預金
(記帳から被保険者から被扶養認定対象者へ送金されたことがわからない)
3. 直近の継続した3か月分の送金履歴が揃っていること
(複数月分としてまとめて振り込んでいる場合は原則として不可)
なお、新規入社者である被保険者の被扶養者申請の場合は、1カ月分の送
金証明の提出で対応可とする。(残り2カ月分の送金証明の追加提出は必
要)
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Q4.給与明細を破棄してしまった。預金通帳の写しでも対応可能か?
A4.預金通帳の写しを給与明細の代替とすることは不可。給与明細の再交付を
受けるなどして、給与明細を添付することで申請できることとする。
理由として、預金通帳に記載された金額は、給与明細上の総支給額ではなく、
社会保険料等控除後の金額であり、収入のある被扶養認定対象者の被扶養者
要件を確認する資料としては不適切であることがあげられる。例えば、給与
明細の総支給額では不認定となるケースを、預金通帳に記載された金額での
審査をも可能としたことで認定となることも考えられる。給与明細を提出し
ている者との公平を期するため預金通帳の写しは不可とする。
なお、給与明細は、勤務先の社名が明記されているものを要する。
(さらに社印押印が望ましい)
Q5.年金振込通知書を紛失してしまった。預金通帳の写しでも対応可能か?
A5.預金通帳の写しを年金振込通知書の代替とすることは不可。年金振込通知書
の再交付を受けるなどして、年金振込通知書を添付することで申請できること
とする。
理由として、預金通帳に記載された金額は、介護保険料等控除後の金額であり、
収入のある被扶養認定対象者の被扶養者要件を確認する資料としては不適切
であることがあげられる。例えば、年金振通知書の総支給額では不認定となる
ケースを、預金通帳に記載された金額での審査をも可能としたことで認定と
なることも考えられる。年金振込通知書を提出している者との公平を期する
ため預金通帳の写しは不可とする。
なお、年金振込通知書は、受給者名・発行年月日・年金支払額が明記されて
いるものを要する。
Q6. 専業主婦で無収入でも、所得証明書の添付は必要か?
A6.18歳以上の被扶養認定対象者(学生を除く)は、被扶養者申請に際して、
全員所得証明書の添付が必要となる。
所得証明書では、給与や年金以外の収入(Ex.家賃収入など)の有無を確認
している。
(市区町村によっては、税務申告を行わないと証明書が出ないところもある
ため、その場合は税務申告を行うことが必要であることを伝える。)
Q7.自営業者の収入を算出する場合の経費は税法上の経費と同一でよいか?
A7.健康保険法被扶養者認定における自営業者の経費の取り扱いは、税法上の
経費の取り扱とは異なる。
健康保険法被扶養者認定における自営業者の経費とは、直接的経費のみであり、
自営業者の収入は、確定申告書の売上収入金額から直接的経費を差し引いた額
となる。
なお、直接的経費とは、その費用なしには事業が成り立たない経費のことで
あり、製造業の原材料費などの製造原価、卸売業や小売業の仕入代・これに必
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要な運送経費、サービス業の家賃、ピアノ講師のテキストなどをいう。
また、間接的経費とは、減価償却費、青色申告特別控除、生命保険料控除、
交際費、福利厚生費、消耗品費、雑費などが該当し、確定申告書の売上収入
金額から経費として差し引くことはできない。(収入とみなす。)
Q8.自営業で他者(親族等含む)を雇用しているが、被扶養者として認定され
るか?
A8.健康保険法被扶養認定対象者が他者を雇用し、給与を支払い、自営業をおこ
なっている場合は、被扶養者認定は不可。
健康保険法被扶養認定対象者が他者へ給与を支払うことは、その者の生計を
維持している立場と考えられ、被保険者に生計を維持される立場である被扶養
者と相反することから、被扶養者として認定はできない。
前提となる関係法令
○健康保険法施行規則
(被扶養者の届出)
第三十八条
被保険者は、被扶養者を有するとき、又は被扶養者を有するに至ったときは、
五日以内に、次に掲げる事項を記載した被扶養者届を事業主を経由して厚生労働大臣又は健
康保険組合に提出しなければならない。
一
被扶養者の職業、収入、住所、氏名、性別、生年月日及び被保険者との続柄
二
被扶養者が被保険者の直系尊属、配偶者、子、孫及び弟妹以外の者であるときは、同一
の世帯に属した年月日及び扶養するに至った理由
2
前項に掲げる事項に変更があったときは、その都度、事業主を経由して厚生労働大臣又
は健康保険組合に届け出なければならない。
3
前二項の場合において、被保険者が任意継続被保険者であるときは、前二項中「事業主
を経由して厚生労働大臣又は健康保険組合」とあるのは、
「保険者」とする。
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○夫婦共同扶養の場合における被扶養者の認定について
(昭和六〇年六月一三日)
(保険発第六六号・庁保険発第二二号)
(各都道府県民生主管部(局)長あて厚生省保険局保険・国民健康保険・社会保険庁医療保険部
健康保険・船員保険課長連名通知)
標記については、今般、別紙のとおり行うこととしたので、左記事項に留意のうえ、その円
滑な取扱いを図られたく、通知する。
これに伴い、昭和四十三年三月八日保険発第一七号・庁保険発第一号通知は廃止する。
なお、この件については、各種共済組合法所管省を含めた社会保険各省連絡協議会において
決定されたものであるので、念のため申し添える。
おって、貴管下健康保険組合並びに市町村及び国民健康保険組合に対する周知方につき、御
配意願いたい。
記
1
夫婦共同扶養の場合において、適切かつ迅速な被扶養者の認定が行われるよう別紙の取
扱いが定められたものであること。
2
被扶養者の認定に関し、被用者保険の保険者間の協議が整わない場合には、速やかな解
決を図るため、別紙の 2 により、都道府県民生主管部(局)保険主管課(部)長(以下「保険課長」
という。) において、斡旋を行うものであること。
3
夫婦の一方が国民健康保険の被保険者である場合における被扶養者の認定については、
別紙の 1 の(1)ないし(3)及び 3 によるものであること。
なお、被用者保険において被扶養者として認定されない場合には、国民健康保険の被保険者
となるものであるが、この場合、被扶養者として認定されないことにつき国民健康保険の保
険者に疑義があり、当該被用者保険の保険者に異議を申し立てても、なお納得を得られない
ときは、保険課長に斡旋を求めて差し支えないこと。この斡旋の申立ては、当該保険者の所
在地の都道府県の国民健康保険主管課長を通じて、当該被用者保険の被保険者の勤務する事
業所の所在地の都道府県の保険課長に対し行うものとすること。保険課長は、この斡旋の申
立てを受けたときは、別紙の 2 に準じて、斡旋等を行うものであること。
〔別紙〕
夫婦共同扶養の場合における被扶養者の認定について
(昭和六〇年六月一二日)
P.21
(社会保険各省連絡協議会)
夫婦が共同して扶養している場合における被扶養者の認定に当たつては、左記要領を参考と
して、家計の実態、社会通念等を総合的に勘案して行うものとする。
記
1(1)被扶養者とすべき者の員数にかかわらず、年間収入(当該被扶養者届が提出された日の属
する年の前年分の年間収入とする。以下同じ。)の多い方の被扶養者とすることを原則とする
こと。
(2)
夫婦双方の年間収入が同程度である場合は、被扶養者の地位の安定を図るため、届出に
より、主として生計を維持する者の被扶養者とすること。
(3)
共済組合の組合員に対しては、その者が主たる扶養者である場合に扶養手当等の支給が
行われることとされているので、夫婦の双方又はいずれか一方が共済組合の組合員であつて、
その者に当該被扶養者に関し、扶養手当又はこれに相当する手当の支給が行われている場合
には、その支給を受けている者の被扶養者として差し支えないこと。
(4)
前記(1)ないし(3)の場合において、この取扱いにつき、被用者保険関係保険者(共済組
合を含む。以下同じ。)に異議があるときは、とりあえず年間収入の多い方の被扶養者とし、
その後に関係保険者間における協議に基づき、いずれの者の被扶養者とすべきか決定するこ
と。
なお、前記協議によつて行われた被扶養者の認定は、将来に向かつてのみ効力を有するもの
とすること。
2
被扶養者の認定に関し、関係保険者間に意見の相違があり、1 の(4)の協議が整わない場
合には、被保険者又は関係保険者の申立てにより、被保険者の勤務する事業所の所在地の都
道府県の保険課長(各被保険者の勤務する事業所の所在地が異なる都道府県にある場合には、
いずれか申立てを受けた保険課長とし、この場合には、他の都道府県の保険課長に連絡する
ものとする。)が関係保険者の意見を聞き、斡旋を行うものとすること。
3
前記 1 の取扱基準は、今後の届出に基づいて認定を行う場合に適用すること。
○国民健康保険法
(被保険者)
第五条
市町村又は特別区(以下単に「市町村」という。)の区域内に住所を有する者は、
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当該市町村が行う国民健康保険の被保険者とする。
(適用除外)
第六条
前条の規定にかかわらず、次の各号のいずれかに該当する者は、市町村が行う国民
健康保険の被保険者としない。
一
健康保険法 (大正十一年法律第七十号)の規定による被保険者。ただし、同法第三条
第二項 の規定による日雇特例被保険者を除く。
二
船員保険法 (昭和十四年法律第七十三号)の規定による被保険者
三
国家公務員共済組合法 (昭和三十三年法律第百二十八号)又は地方公務員等共済組合
法 (昭和三十七年法律第百五十二号)に基づく共済組合の組合員
四
私立学校教職員共済法 (昭和二十八年法律第二百四十五号)の規定による私立学校教
職員共済制度の加入者
五
健康保険法 の規定による被扶養者。ただし、同法第三条第二項 の規定による日雇特例
被保険者の同法 の規定による被扶養者を除く。
六
船員保険法 、国家公務員共済組合法 (他の法律において準用する場合を含む。)又は
地方公務員等共済組合法 の規定による被扶養者
七
健康保険法第百二十六条 の規定により日雇特例被保険者手帳の交付を受け、その手帳
に健康保険印紙をはり付けるべき余白がなくなるに至るまでの間にある者及び同法 の規定
によるその者の被扶養者。ただし、同法第三条第二項 ただし書の規定による承認を受けて同
項 の規定による日雇特例被保険者とならない期間内にある者及び同法第百二十六条第三項
の規定により当該日雇特例被保険者手帳を返納した者並びに同法 の規定によるその者の被
扶養者を除く。
八
高齢者の医療の確保に関する法律 (昭和五十七年法律第八十号)の規定による被保険
者
九
生活保護法 (昭和二十五年法律第百四十四号)による保護を受けている世帯(その保
護を停止されている世帯を除く。
)に属する者
十
国民健康保険組合の被保険者
十一
P.23
その他特別の理由がある者で厚生労働省令で定めるもの
○国民健康保険法施行規則
(法第六条第十一号の厚生労働省令で定める者)
第一条
国民健康保険法 (昭和三十三年法律第百九十二号。以下「法」という。
)第六条第
十一号 に規定する厚生労働省令で定める者は、次に掲げる者とする。
一
日本の国籍を有しない者であつて、住民基本台帳法 (昭和四十二年法律第八十一号)
第三十条の四十五 に規定する外国人住民以外のもの(出入国管理及び難民認定法 (昭和二
十六年政令第三百十九号。以下「入管法」という。)に定める在留資格を有する者であつて既
に被保険者の資格を取得しているもの及び厚生労働大臣が別に定める者を除く。
)
二
日本の国籍を有しない者であつて、入管法 別表第一の五の表の下欄ニの規定に基づき、
病院又は診療所に入院し疾病又は傷害について医療を受ける活動を行うもの及び当該入院の
前後に当該疾病又は傷害について継続して医療を受ける活動を行うもの並びにこれらの者の
日常生活上の世話をする活動を行うもの(前号に該当する者を除く。
)
三
その他特別の事由がある者で条例で定めるもの
別紙にて BIJ 健康保険組合の被扶養者認定基準を定めている。
P.24