大波スレート金具Ⅲ

№ 技3
≪傾斜屋根置用 E02 架台≫
大波スレート金具Ⅲの設置について
≪ 共通 設置基準 ≫
※建築基準法及び同施行令 ・ 告示、JIS C 8955-2004 に基づき
当システムをより安全に設置する為に規定しています。
【屋根勾配に対する基準】
●大波スレート葺屋根 : 1.5寸以上~4寸以下
【設置高さに対する基準】
●アレイ設置高さは 13m 以下
【設置範囲】
(
※
1)
1)
(※
1)
(※
(※1) 設置範囲は、 外周部より 300[ ㎜ ] 以上控えた範囲としてください。
【塩害に対する基準】
●直接海水が飛散する場所への設置は行わないでください。
【太陽電池モジュールの固定について】
区分①
区分②
縦ラック
固定
範囲
縦ラック
固定
範囲
固定
範囲
太陽電池モジュール1枚を縦ラック2本で
固定してください。
( 縦ラック2本を必ず固定範囲内で固定して
ください。)
固定
範囲
太陽電池モジュール1枚を縦ラック3本で
固定してください。
( そのうち、 縦ラック2本は必ず固定範囲内で
固定してください。)
【配置禁止レイアウトについて】
●太陽電池モジュールの配置レイアウトは、矩形配置のみとなります。
千鳥配置での設置は行わないでください。
(1/2)
≪ M 設置基準 ≫
【施工区分表】
垂直積雪量(一般地域または、20[N/㎝・㎡]以上)
100 ㎝未満
70㎝以下
区分①
区分②
38m/s 以下
46m/s 以下
設計用基準風速
(地表面粗度区分:Ⅲ・Ⅳ)
【縦ラック1本を支持するために必要な金具の数 ・ 金具配置】
縦ラック (M)
全長
縦ラック
金具個数
2段用
3段用
4段用
延長2段用
1,711
2,547
3,378
1,642
区分①:2本
区分②:3本
2以上
3以上
4以上
2以上
縦ラックの片持ち長さ
軒側
棟側
金具間隔
1,200
[ ㎜ ] 以下
550
550
[ ㎜ ] 以下
[ ㎜ ] 以下
※上表の金具個数で金具間隔・縦ラックの片持ち長さを満足できない場合は、金具個数を増やしてください。
【縦ラック長穴位置図】 下図より長穴位置をご確認ください。
・ 2段用
・ 3段用
・ 4段用
・ 延長2段用
1,711
380
170
380
170
380
613
2,547
380
35
380
35
380
170
380
613
380
35
3,378
380
35
380
120
35
380
198
1,642
380
177
380
35
168
380
174
35
380
380
35
170
≪ L 設置基準 ≫
【施工区分表】
垂直積雪量(一般地域または、20[N/㎝・㎡]以上)
90 ㎝以下
50㎝以下
区分①
区分②
34m/s 以下
42m/s 以下
設計用基準風速
(地表面粗度区分:Ⅲ・Ⅳ)
【縦ラック1本を支持するために必要な金具の数 ・ 金具配置】
縦ラック (L)
全長
縦ラック
金具個数
2段用
3段用
延長2段用
2,096
3,117
2,022
区分①:2本
区分②:3本
2以上
3以上
2以上
縦ラックの片持ち長さ
軒側
棟側
金具間隔
1,200
[ ㎜ ] 以下
500
[ ㎜ ] 以下
500
[ ㎜ ] 以下
※上表の金具個数で金具間隔・縦ラックの片持ち長さを満足できない場合は、金具個数を増やしてください。
【縦ラック長穴位置図】 下図より長穴位置をご確認ください。
170
380
35
380
2,096
160
380
35
380
170
380
35
380
160
380
3,117
35
380
380
35
380
176
・ 2段用
230
・ 3段用
101
380
35
380
2,022
230
・ 延長2段用
(2/2)
101
380
35
380
172
175
大波スレート金具Ⅲ
施工マニュアル
設置工事をされる方へお願い
●据付工事は高所(2m以上)作業であり、感電のおそれもあり
ますので防護手袋を着用し、「労働安全衛生規則」に従って施工
して下さい。
・ 屋 根 の 条件
厚 さ (mm)
L=1820
L=2120
働 き 幅 (mm)
重 量 (kg/枚 ) 谷 の 深 さ (mm)
ピ ッ チ (mm)
山 数 (mm)
130
7.5
21~ 23
6.3
950
( ± 0.6)
谷の深さ:35以上
L=2420
幅 (mm)
780
25~ 27
35以 上
29~ 31
厚さ:6.3(±0.6)
長 さ (mm)
幅:950
働き幅:780
ピッチ:130
130
130
既設母屋:C-100×50×20×2.3
(単位:mm)
・大波スレートの下に耐火野地板等が葺かれている場合は、金具固定用ビスが効く事を確認して下さい。
※大波スレートの厚み 約6.3mm
注意
屋根材は、JIS A 5430 繊維強化セメント板(スレート波板)が使用されていることを確認して下さい。
PVモジュールを固定する架台を建物に、強固に保持する為の必須の条件となります。
・ 設 置 の可 否
設置可能
設置可能
○
設置不可
×
○
大波スレートの重なり部
大波スレートの重なり部は設置不可です。
大 波 スレ ー ト 金 具 Ⅲの 配 置
注意
金具固定用ビス
屋根材の母屋の位置を十分把握して下さい。
既設の母屋に金具固定用ビスを確実に固定して下さい。
大波スレート金具Ⅲ
大波スレート
既設フックボルト
100
大波スレート
50
既設母屋:C-100×50×20×2.3
・部品図
大波スレート金具Ⅲ
11
5
mm
金具固定用ビス
φ 6-115mm
2-φ 7mm 丸 穴
ステンレス
ステンレス
M8×50ボルトセット
ボルト抜け止め
M8-50ボルト / M8大型ワッシャー / M8スプリングワッシャー / M8ナット (各1ヶ)
ステンレス
ステンレス
・ オ プ シ ョン 部 材
連続配置用スペーサー
墨出し用金具
※オプション部材
※オプション部材
2-φ 9mm 丸 穴
ZAM
ステンレス
コーキング材
※オプション部材
ゴムアスファルト系コーキング材
地上作業
注意
はじめに地上作業にて、大波スレート金具Ⅲの
長穴に角根丸頭ボルトM8×50を下側から立ち上げ
ボルト抜け止めを根本付近まで手で差し込んで下さい。
1.通 常 設 置
墨出し用金具を、既存のフックボルトに沿わす
1-1
また、屋根材の下にある母屋(C型鋼)の上に
様に配置させます。
墨出し作業
墨出し用金具を配置させ、空いている穴(φ9)へ
墨出しをします。
墨出し用金具
流
れ方
また、墨出し用金具の上下にも墨出しをします。
向
既設母屋:C-100×50×20×2.3
マーキング
墨出し用金具
マーキング
墨出し用金具を使用して墨出しした箇所へ、
1-2
穴加工作業
コンクリート用ドリル(φ8mm)で屋根材に
穴加工を施します。
流れ
穴加工の際には、回転用ドリルを使用して下さい。
方向
注意
コンクリートドリルが既設母屋に当たらない様に
ドリルストッパー等を使用して屋根材のみに穴加工
を施して下さい。
ドリルストッパー
集塵機
ドリル
大波スレート
注意
既設母屋:C-100×50×20×2.3
飛散した削り粉は必ず集塵機で処理して下さい。
1-3
流
れ方
金具の取付作業
大波スレート金具Ⅲ裏面のブチルテープの
剥離紙を剥します
向
大波スレート金具Ⅲを、墨出しした箇所に合わせ
屋根材へ配置させます。
大波スレート金具Ⅲを、墨出しした箇所に合わせ
屋根材の上へ合わせ、母屋と垂直に固定します。
注意
屋根材の母屋の位置を十分把握して下さい。
既設の母屋に金具固定用ビスを確実に固定して下さい。
2.連 続 設 置
墨出し用金具を、既存のフックボルトに沿わす
2-1
また、屋根材の下にある母屋(C型鋼)の上に
流
れ方
様に配置させます。
墨出し作業
墨出し用金具を配置させ、空いている穴(φ9)へ
墨出しをします。
墨出し用金具
向
また、墨出し用金具の上下にも墨出しをします。
既設母屋:C-100×50×20×2.3
マーキング
マーキング
墨出し用金具
マーキング
墨出し用金具を使用して墨出しした箇所へ、
2-2
穴加工作業
コンクリート用ドリル(φ8mm)で屋根材に
穴加工を施します。
方
流れ
穴加工の際には、回転用ドリルを使用して下さい。
向
注意
コンクリートドリルが既設母屋に当たらない様に
ドリルストッパー等を使用して屋根材のみに穴加工
を施して下さい。
ドリルストッパー
集塵機
ドリル
大波スレート
注意
既設母屋:C-100×50×20×2.3
飛散した削り粉は必ず集塵機で処理して下さい。
2-3
方
流れ
向
金具の取付作業
大波スレート金具Ⅲ裏面のブチルテープの
剥離紙を剥がします。
大波スレート金具Ⅲを、墨出しした箇所に合わせ
屋根材の上へ配置させます。
クイックビスを大波スレート金具Ⅲの穴、屋根材の
下穴に合わせ、母屋と垂直に固定します。
連続配置用スペーサー
大波スレート金具Ⅲを連続で設置して高さ調整の必要が
ある場合は、連続配置用スペーサーで高さを調整して下さい。
3-1
コーキング作業
大波スレート金具Ⅲの固定後、コーキングで
防水処理する前に接着面の掃除をして下さい。
流
れ方
向
コーキング
ヘラ
①支持金具のビス頭
②支持金具の水上側
をコーキングで防水処理し、ヘラ等でならして下さい。
注意
スレート金具の周囲をコーキングする際に
スレート金具の軒側は浸入した雨水が排水でき
るように、埋めないで下さい。
コーキングした後、必ずヘラ等でコーキングをならし
て下さい。
流れ方向
②大波スレート金具Ⅲの水上側
①大波スレート金具Ⅲのビス頭